犬暮らし

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グレンコナチュール(ターキー:全年齢用)をAAFCOの基準値と比較

生産国:イギリス

原材料について

ターキー、ダッグ(ターキー生肉、乾燥ターキー、ターキーファット、ダック生肉、ターキーストック)、さつまいも、じゃがいもプロテイン、えんどう豆、じゃがいも、ビートファイバー、アマニ、ミネラル(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(A、D3、E)、オメガ3プロテイン、野菜ストック、カモミール、ディル、ヌクレオチド、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン、コンドロイチン硫酸、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖

原材料についての解説

主原料はターキー

ターキーは高タンパクながら低脂質でアスリート用のフードで使われることもあります。敏感な体重を落としたい犬にもおすすめです。また、アレルギー反応を起こしにくいタンパク源です。

穀物類不使用(グレインフリー)

グレンコナチュール(ターキー:全年齢用)は穀物類へのアレルギーに配慮された穀物不使用(グレインフリー)です。ただ、穀物類の食物アレルギーは牛肉、乳製品、鶏に次いで4番目に小麦となっており全体の13%と決して多くはありませんのでアレルギーがなければ過度に心配する必要はありません。
また、穀物類は消化が悪いと言われることもありますがドッグフードに含まれる穀物類は基本的には消化しやすいように加工がされているためこちらも過度に心配する必要はありません。穀物類不使用のメリットとしては炭水化物量を減らし、血糖値の急な上昇を妨げる低GIの食材で代用することで太りにくくすることにあります。また、動物性原材料の比率が上がることケースが多く吸収率が高いといった利点があります。

関節の健康維持に配慮

グルコサミン、コンドロイチンは、人間用の機能性表示食品としてサプリメントで使用されることも多い原材料です。特に近年は犬の長寿命化で関節に関する病気が増えていますので関節の健康維持に効果が期待できる原材料ですね。

原材料の安全性はどうなの?

以上から原材料は安全性に問題のないドッグフードであると言えます。

成分表について

比較対象 AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)の「子犬」と「成犬」基準値

栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値が比較対象となっています。以下の表で子犬と成犬に与えた場合の基準値の比較を表にしています。

子犬の基準値と比較
成分名基準値グレンコナチュール(・・・
カロリー基準値なし389kcal
タンパク質22.5%以上30%◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)8.5%以上18%◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし3%
水分基準値なし8%
灰分基準値なし8.5%
炭水化物基準値なし記載なし
リン1.0~1.61.2%◎ EXCELLENT
カルシウム1.2~1.81.4%◎ EXCELLENT
ナトリウム0.3%以上記載なし
マグネシウム*0.06%以上記載なし
オメガ3*0.13%以上1%◎ EXCELLENT
オメガ6*1.3%以上3%◎ EXCELLENT
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値
成犬の基準値と比較
成分名基準値グレンコナチュール(・・・
カロリー基準値なし389kcal
タンパク質18.0%以上30%◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)5.5%以上18%◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし3%
水分基準値なし8%
灰分基準値なし8.5%
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.4~1.61.2%○ GOOD
カルシウム0.5~1.81.4%◎ EXCELLENT
ナトリウム0.08%以上記載なし
マグネシウム0.06%以上記載なし
オメガ3*基準値なし1%
オメガ6*1.1%以上3%◎ EXCELLENT
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値

成分についての解説

タンパク質について

AAFCOでは、タンパク質は子犬期(成長期)では22.5%以上、成犬期(維持期)では18%以上含むことを推奨していますが、グレンコナチュール(ターキー:全年齢用)は30%となっています。基準値を余裕を持ってクリアしていることから体づくりには適しているといえますね。
グレンコナチュール(ターキー:全年齢用)は、健康な筋肉・内臓・皮膚・爪、美しい被毛を維持することができるでしょう。
ただ、高タンパクなフードは尿路、腎臓などにトラブルを持つワンちゃん与えない方が良いです。また、シニア犬にも注意が必要です。シニア犬は消化能力が衰えてきますが、吸収できなかったものは排泄物として体外に排出する際に、腎臓への負担、尿路などに負担をかけます。

脂質について

次に脂質ですが子犬期(成長期)では8.5%以上、成犬期(維持期)では5.5%以上を推奨していますが、18%と余裕でクリアしていることがわかります。
平均的なドッグフードの脂質は13〜15%と言われますので、一般的なドッグフードより少し多めといって良いでしょう。脂質は皮膚や毛並みの健康維持には欠かせませんので肥満気味でなければあまり気にする必要はないでしょう。

繊維について

繊維は基準値は設けられていません。一般的なドッグフードは2〜5%で、グレンコナチュール(ターキー:全年齢用)には3%となっているので平均的な数値と言えます。

成分値の安全性はどうなの?

とても栄養価の高いドッグフードであることがわかりました。活動量の多いワンちゃんには適しているでしょう。
ただ、肥満気味なワンちゃん、腎臓、肝臓、シニア犬などの場合は注意しましょう。

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