目次
愛犬元気(ビーフ&緑黄色野菜&小魚:全年齢用)をAAFCOの基準値と比較
生産国:日本
原材料について
原材料についての解説
主原料は穀物類
主原料は穀物類です。穀物類は消化に悪い、食物アレルギーになると聞いたことがあるかもしれませんが、市販のドッグフードにおいては気にしすぎる必要はありません。穀物類のアレルギーは主に小麦が原因となりますが、穀物類の食物アレルギーは牛肉、乳製品、鶏に次いで4番目に小麦となっており全体の13%と決して多くはありません。牛肉が圧倒的に多いのでアレルギーを気にされる方は牛肉に注意をした方がいいでしょう。また、消化に関してです。確かに犬は穀物類の消化は苦手ですが、ドッグフードに含まれる穀物類は基本的には消化しやすいように加工がされているため、こちらも過度に心配する必要はありません。
穀物類のデメリットを挙げるとすれば炭水化物の比率が高くなること、高GI食材のため血糖値が急激に上がりやすいため太りやすいといったことにあります。また、動物性原材料の比率も低下してきますので、タンパク質の吸収率も下がります。
その代わり、穀物類を使用することでコストを抑えることができるというメリットがあります。
動物性油脂が使われている
動物性油脂は原材料となる肉類の詳細がわからないため、少し懸念のある食材といえます。また、この脂は酸化しやすいため、酸化防止剤などが合わせて使われることが多いです。
ただ、動物性油脂が入ったドッグフードは食いつきがいい場合が多いので好き嫌いが多いワンちゃんの場合にはメリットとなってくれるでしょう。
化学添加物について
化学添加物が含まれますが、健康に懸念のない添加物もありますので過度に不安にならないようにしましょう。
以下に愛犬元気(ビーフ&緑黄色野菜&小魚:全年齢用)に含まれる添加物をまとめます。
赤色102号 | 肝機能低下や赤血球の減少。 アメリカやカナダでは食品への使用が許可されていない。 |
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赤色106号 | 日本ではよく使われていますが、肝機能障害や発ガンの疑いがあるため、多くの国で食品への使用を禁止されており許可されているのは日本くらいです。 避けた方がいい着色料といえます。 |
青色1号 | 動物実験では発がん性が確認されていますが人間においては安全とされる。 ただ、アルゼンチンやドイツなどの一部の国では食品への使用が許可されていない。 |
食用黄色4号 | 日本では広く使用されている着色料です。 動物への実験でも異常は認められておらず、規制の強いアメリカやカナダなど世界中でもよく使われています。 |
食用黄色5号 | 日本では広く使用されている着色料です。 動物への実験でも異常は認められておらず、規制の強いアメリカやカナダなど世界中でもよく使われています。 |
原材料の安全性はどうなの?
添加物が気になりますが、添加物は賞味期限を長くすることやコストの削減には大きなメリットになります。
添加物の中には人間の食材、特にお菓子や加工品には広く使われています。添加物が入ったドッグフードを与えていても長生きする犬もいますので、価格とのバランスや食いつきなどを見て判断しましょう。
成分表について
比較対象 | AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)の「子犬」と「成犬」基準値 |
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栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値が比較対象となっています。以下の表で子犬と成犬に与えた場合の基準値の比較を表にしています。
子犬の基準値と比較 | ||
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成分名 | 基準値 | 愛犬元気(ビーフ&緑・・・ |
カロリー | 基準値なし | 355kcal |
タンパク質 | 22.5%以上 | 22.0%以上△ |
脂質(粗脂質) | 8.5%以上 | 10.0%以上○ GOOD |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 4.5%以下 |
水分 | 基準値なし | 10.0%以下 |
灰分 | 基準値なし | 8.5%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 1.0~1.6 | 記載なし |
カルシウム | 1.2~1.8 | 記載なし |
ナトリウム | 0.3%以上 | 記載なし |
マグネシウム* | 0.06%以上 | 記載なし |
オメガ3* | 0.13%以上 | 記載なし |
オメガ6* | 1.3%以上 | 記載なし |
成犬の基準値と比較 | ||
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成分名 | 基準値 | 愛犬元気(ビーフ&緑・・・ |
カロリー | 基準値なし | 355kcal |
タンパク質 | 18.0%以上 | 22.0%以上○ GOOD |
脂質(粗脂質) | 5.5%以上 | 10.0%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 4.5%以下 |
水分 | 基準値なし | 10.0%以下 |
灰分 | 基準値なし | 8.5%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.4~1.6 | 記載なし |
カルシウム | 0.5~1.8 | 記載なし |
ナトリウム | 0.08%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.06%以上 | 記載なし |
オメガ3* | 基準値なし | 記載なし |
オメガ6* | 1.1%以上 | 記載なし |
成分についての解説
タンパク質について
AAFCOでは、タンパク質は子犬期(成長期)では22.5%以上、成犬期(維持期)では18%以上含むことを推奨していますが、愛犬元気(ビーフ&緑黄色野菜&小魚:全年齢用)は22.0%以上となっています。子犬用には少し足りないかもしれませんが成犬であれば問題なく基準値をクリアしています。また、子犬の場合も少しの差ですので問題があるとは言えません。
脂質について
次に脂質ですが子犬期(成長期)では8.5%以上、成犬期(維持期)では5.5%以上を推奨していますが、10.0%以上と基準値をクリアしていることがわかります。
平均的なドッグフードの脂質は13〜15%と言われますがそれよりも少し控えめということもあり、肥満防止になるかもしれませんね。
繊維について
繊維は基準値は設けられていません。一般的なドッグフードは2〜5%で、愛犬元気(ビーフ&緑黄色野菜&小魚:全年齢用)には4.5%以下となっているので平均的な数値と言えます。
成分値の安全性はどうなの?
一部、基準値から外れるものもありますが、あくまで成分値であり、直ちに問題があるようなものではありません。愛犬の体調によってはタンパク質や脂質を控えたほいうがいいという場合もあります。これは人間と同様で、お腹を壊している、前日食べすぎたなどがあれば食事を制限することもあります。
愛犬の体調を見ながらドッグフード選びを行いましょう。