犬暮らし

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HEKAグレインフリー(ラム:全年齢用)をAAFCOの基準値と比較

生産国:オランダ

原材料について

フレッシュラム(20%)、乾燥ポテトフレーク、乾燥ラム(14%)、乾燥えんどう豆、、乾燥さつまいも、鶏油(5%)、加水分解チキンタンパク質、乾燥ビートパルプ、サーモンオイル(1%) 、乾燥ビール酵母、乾燥チコリー(フラクトオリゴ糖源として)、ミネラル類、乾燥ハーブ類(イラクサ、ブラックベリーの葉、ヤロウ、フェンネル、キャラウェイ、カモミールの花、ヤドリギ、リンドウの根、セントーリー)、乾燥ユッカ(0.02%)、タウリン、L-カルニチン、ビタミン類(A、D3 、E) 、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マグネシウム、ヨウ素、セレン)、酸化防止剤(植物由来トコフェロール)

原材料についての解説

主原料はラム肉

高たんぱく低カロリーで低アレルゲンのラム肉を使用しています。ラム肉に含まれるL-カルニチン脂肪の燃焼をサポートするといわれてます。また、犬の食物アレルギーの報告の中では第6番目、全体の5%となっており、アレルギーになりにくい食材です。

穀物類不使用(グレインフリー)

HEKAグレインフリー(ラム:全年齢用)は穀物類へのアレルギーに配慮された穀物不使用(グレインフリー)です。ただ、穀物類の食物アレルギーは牛肉、乳製品、鶏に次いで4番目に小麦となっており全体の13%と決して多くはありませんのでアレルギーがなければ過度に心配する必要はありません。
また、穀物類は消化が悪いと言われることもありますがドッグフードに含まれる穀物類は基本的には消化しやすいように加工がされているためこちらも過度に心配する必要はありません。穀物類不使用のメリットとしては炭水化物量を減らし、血糖値の急な上昇を妨げる低GIの食材で代用することで太りにくくすることにあります。また、動物性原材料の比率が上がることケースが多く吸収率が高いといった利点があります。

うんちの匂いを軽減

ユッカシジゲラ、ユッカ抽出物は腎臓や肝臓の解毒作用、うんちの匂いを軽減させる効果があります。

ハーブ類について解説

人間と同じく犬にも効果が期待できるハーブが使われています。
以下にHEKAグレインフリー(ラム:全年齢用)に含まれる添加物をまとめます。

カモミール 抗炎症効果は消化器系だけではなく、皮膚の健康維持にも役立つ
フェンネル ビタミンや食物繊維が豊富に含まれ、消化促進、抗炎症効果が期待できます
ユッカ 天然サポニンが含まれます。これは腸内での消化吸収を助けてくれます。抗炎症作用があり関節のトラブルにも効果があるとされています。

原材料の安全性はどうなの?

以上から原材料は安全性に問題のないドッグフードであると言えます。

成分表について

比較対象 AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)の「子犬」と「成犬」基準値

栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値が比較対象となっています。以下の表で子犬と成犬に与えた場合の基準値の比較を表にしています。

子犬の基準値と比較
成分名基準値HEKAグレインフリ・・・
カロリー基準値なし363.3kcal
タンパク質22.5%以上24%○ GOOD
脂質(粗脂質)8.5%以上12%◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし3.7%
水分基準値なし10%
灰分基準値なし8%
炭水化物基準値なし記載なし
リン1.0~1.60.8%
カルシウム1.2~1.81.4%以上◎ EXCELLENT
ナトリウム0.3%以上記載なし
マグネシウム*0.06%以上記載なし
オメガ3*0.13%以上記載なし
オメガ6*1.3%以上記載なし
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値
成犬の基準値と比較
成分名基準値HEKAグレインフリ・・・
カロリー基準値なし363.3kcal
タンパク質18.0%以上24%◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)5.5%以上12%◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし3.7%
水分基準値なし10%
灰分基準値なし8%
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.4~1.60.8%◎ EXCELLENT
カルシウム0.5~1.81.4%以上◎ EXCELLENT
ナトリウム0.08%以上記載なし
マグネシウム0.06%以上記載なし
オメガ3*基準値なし記載なし
オメガ6*1.1%以上記載なし
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値

成分についての解説

タンパク質について

AAFCOでは、タンパク質は子犬期(成長期)では22.5%以上、成犬期(維持期)では18%以上含むことを推奨していますが、HEKAグレインフリー(ラム:全年齢用)は24%となっています。いずれも基準値をクリアしていることがわかります。HEKAグレインフリー(ラム:全年齢用)は十分にタンパク質が取れ、健康な筋肉・内臓・皮膚・爪、美しい被毛を維持することができます。

脂質について

次に脂質ですが子犬期(成長期)では8.5%以上、成犬期(維持期)では5.5%以上を推奨していますが、12%と基準値をクリアしていることがわかります。
平均的なドッグフードの脂質は13〜15%と言われますがそれよりも少し控えめということもあり、肥満防止になるかもしれませんね。

繊維について

繊維は基準値は設けられていません。一般的なドッグフードは2〜5%で、HEKAグレインフリー(ラム:全年齢用)には3.7%となっているので平均的な数値と言えます。

成分値の安全性はどうなの?

脂質が少ないということが特徴のドッグフードですので体重のコントロールの観点から言うととてもいいドッグフードでしょう。
痩せ気味、運動量が多い場合は与えるフードの量を調整してあげるのもいいでしょう。

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