犬暮らし

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アイディッシュ(離乳後〜オールステージ対応)をAAFCOの基準値と比較

生産国:日本

原材料について

生肉(鶏肉、旬のお魚、豚レバー)、大麦、魚粉(鰹削り節、片口鰯煮干)、ヤシ粉末、玄米粉、脱脂大豆、とうきび、さつまいも(五郎島金時)、胡麻、あぶらかす(豚)、脱脂米ぬか、ひまわり油、脱脂粉乳、乳清、モリンガ、海藻粉末、カルシウム粉末、ビール酵母、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、有胞子性乳酸菌、エントロコッカスフェカリス菌、クランベリー、セロリ、なす、大根、ピーマン、レタス、グリーンアスパラガス、青しそ、キャベツ、小松菜、白菜、パセリ、ブロッコリー

原材料についての解説

主原料は動物性原材料

複数の動物性原材料が主原料となります。動物性原材料は吸収率が高いため効率よく体内で使用されます。ただ、複数の動物性原材料を使用する場合はアレルギー症状がでた際に何が原因になっているかがわからないといったデメリットがあります。

腸内環境に配慮

腸内環境を整える原材料として、オリゴ糖、ビール酵母が使われています。腸内環境は健康維持のカギともいえますので入っていると嬉しい原材料です。

下部尿路トラブルの健康維持に配慮

成犬期後半から、下部尿路結石などに患う子が多いですが、クランベリーは下部尿路結石、尿路感染症などを防ぐ効果も期待できます。
ただ、シュウ酸カルシウム結石を起因とする下部尿路結石、尿路感染症は逆に悪化させる可能性が高いため注意が必要です。

原材料の安全性はどうなの?

以上から原材料は安全性に問題のないドッグフードであると言えます。

成分表について

比較対象 AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)の「子犬」と「成犬」基準値

栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値が比較対象となっています。以下の表で子犬と成犬に与えた場合の基準値の比較を表にしています。

子犬の基準値と比較
成分名基準値アイディッシュ(離乳・・・
カロリー基準値なし370kcal
タンパク質22.5%以上28%以上◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)8.5%以上9%以上○ GOOD
繊維(粗繊維)基準値なし2%以下
水分基準値なし9%以下
灰分基準値なし8%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン1.0~1.6記載なし
カルシウム1.2~1.8記載なし
ナトリウム0.3%以上記載なし
マグネシウム*0.06%以上記載なし
オメガ3*0.13%以上記載なし
オメガ6*1.3%以上記載なし
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値
成犬の基準値と比較
成分名基準値アイディッシュ(離乳・・・
カロリー基準値なし370kcal
タンパク質18.0%以上28%以上◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)5.5%以上9%以上◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし2%以下
水分基準値なし9%以下
灰分基準値なし8%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.4~1.6記載なし
カルシウム0.5~1.8記載なし
ナトリウム0.08%以上記載なし
マグネシウム0.06%以上記載なし
オメガ3*基準値なし記載なし
オメガ6*1.1%以上記載なし
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値

成分についての解説

タンパク質について

AAFCOでは、タンパク質は子犬期(成長期)では22.5%以上、成犬期(維持期)では18%以上含むことを推奨していますが、アイディッシュ(離乳後〜オールステージ対応)は28%以上となっています。いずれも基準値をクリアしていることがわかります。アイディッシュ(離乳後〜オールステージ対応)は十分にタンパク質が取れ、健康な筋肉・内臓・皮膚・爪、美しい被毛を維持することができます。

脂質について

次に脂質ですが子犬期(成長期)では8.5%以上、成犬期(維持期)では5.5%以上を推奨していますが、9%以上と控えめであることがわかります。脂質の上限は定められていませんが研究者によっては10%以下を推奨する方も多く、体重のコントロールには最適と言えるでしょう。

繊維について

繊維は基準値は設けられていません。一般的なドッグフードは2〜5%で、アイディッシュ(離乳後〜オールステージ対応)には2%以下となっているので平均的な数値と言えます。

成分値の安全性はどうなの?

とても栄養価の高いドッグフードであることがわかりました。活動量の多いワンちゃんには適しているでしょう。
ただ、肥満気味なワンちゃん、腎臓、肝臓、シニア犬などの場合は注意しましょう。

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