京都の街を一歩はずれ細い山道を進み、ちょっとした旅行気分だなと錯覚しそうなその時にその店がふと目に入った。
日曜の昼下がり、駐車スペースには10台ほどの車が所狭しと並ぶ。
駐車場と呼ばずあえて駐車スペースと呼んだのは、舗装されていない広場をみんな出す車、入る車が協力して停めている感じ、休日の急いでないランチタイムだから成り立つのんびりした時間。
来店した日は、店の周辺で陶芸教室を開いていたので、全てがこのお店関係の車両ではないはず。時間や日によって混雑度は違うが目一杯混雑してこの程度なら許容範囲である。お店の中に入るまで15分ほどは待ったが、ウッド調の造りのお店は普段ではもの珍しくその辺りを見ているとハンモックも山の家を演出してくれる。
写真撮影していると待ち時間はあっという間。
テラス席に案内され、既にお客さんが入っている半分以上はワンコ連れ。おのおの幸せな時間が流れる。エビフライとハンバーグセットをガッツリいただいた。
どこか懐かしくおうちのハンバーグのような感じで落ち着く安定のおいしさ。エビフライも存在感抜群、たっぷりのタルタルソースと一緒に堪能した。
緑に囲まれたオープンエアな空間で食べるランチは、癒しそのもの。
そして、お店の周りはすぐに風情ある杉の林道、そこを愛犬と散歩するだけてフォトジェニックなスポットに。子供たちが喜びそうな斜面にロープが垂らしてあるプチアトラクションもあり、我が子を含め楽しそうに列をなして遊んでいた。そんな中、沢の水たまりにあり透明度の高いその水中には、オタマジャクシ達が気持ち良く泳いでいた。
何十年ぶりかであろう久々に見たかわいい生き物を必死に目で追っていると小学生の頃にタイムスリップしたような懐かしい感覚に。料理を含めここの空間は、大人も子供も愛犬も全てを幸せに包んでくれる。京都の四季折々を楽しみたいから年に何度も行ってみたいオススメのスポットだ。
スポット名 | 山の家はせがわ |
所在地 | 〒603-0000 京都府京都市北区鷹峯船水3 |
駐車場 | あり |