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ビタワン ドッグフードの安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載

執筆
  • 中村 千尋 ( 愛玩動物看護師 / ペット栄養管理士 )

    小学校時代の夢は「獣医師」
    高校生の時には、より患者さんに近く寄り添える「動物看護師」を目指し、専門学校に入学。
    卒業後、関西の動物病院で愛玩動物看護師として働きながら執筆活動を行う。

  • 犬暮らしプロジェクトチーム

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国産の格安ドッグフード

ビタワン ドッグフード

おすすめ度
(2.9)
原材料 成分 食いつきや形状 コスパ その他の評価
1 3 4.5 4 2
商品名 おすすめ度 価格(1kg) ショップ
ビタワン
2.9 503
(Amazon調べ 2024.02.26)

日本で初めて国産ドッグフードを作ったメーカー日本ペットの「ビタワン」
特徴的なワンちゃんのイラストのロゴマークはみなさん1度は見たことがあるのではないでしょうか?
1960年代から国産で製造され、今でも長く愛されているロングセラー品です。
では、そんなビタワンの原材料や成分はどのような感じなのか、気になりますよね。
結論から言うと、現代の愛犬化社会にはあまり不向きなドッグフード、つまり愛犬与えるには良くないドッグフードだといえるでしょう。

しかし、メーカーのコンセプトとしては国産ということもあり、日本で暮らすワンちゃんのために四季の変化にあった健康維持をメインとして作られており、ワンちゃんの長生きを目指して考えられたドッグフードです。

原材料からみた安全性などを評価

まずは原材料を見ていきましょう。

穀類(トウモロコシ、小麦ふすま、脱脂米糠、コーングルテンフィード)、肉類(牛肉粉、チキンミール、豚肉粉、チキンレバーパウダー)、豆類(脱脂大豆、おから粉末、大豆粉末)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂(オメガ-6脂肪酸含む))、ビール酵母(β―グルカン源)、ハーブ(タイム、ディル、フェンネル)、小魚粉末(DHA、EPA/オメガ-3脂肪酸源)、チーズパウダー、野菜類(トマト(リコピン源)、ニンジン、ホウレンソウ)、オリゴ糖、カゼインホスホペプチド、クランベリーパウダー、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、着色料(カロテン、二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色5号、食用青色1号)、香料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、グルコサミン、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン)、バチルスサブチルス(活性菌)、コンドロイチン、調味料

まず注目したいのが、1番目に穀類の表示があることですね。トウモロコシ、小麦ふすま、脱脂米糠、コーングルテンフィードと書かれています。脱脂米糠というのは注意したい材料ですね。米糠というのは米ぬかから油分を抽出した際に得られる副産物のことで、実はここにはヒ素という成分が隠れている場合があります。このヒ素はペットフード安全法により、含有量の上限が決まっています。健康に害する量は入っていないですが、実際のところ入ってないに超したことはないですね。また、穀物がメインのドッグフードは、コスト面でメリットはあっても、本来ワンちゃんは穀物の消化を苦手とする動物です。
ドッグフードに含まれる穀物類は消化がしやすいように加工、調理されていることがほとんどですが、それでも原材料の一番最初に来ているというのは低価格なドッグフードの特徴でしょう。
穀物はかさましやコストダウンのためにどうしても使用したい原材料になりますので、どれくらい入れるかの線引きが大事になってきますね。

次に問題なのが、チキンミールです。チキンミール自体に危険性があるわけでなく、使われている部位について記載がないというのが健康への懸念点です。
4Dミートという言葉をご存知ですか?簡単に言うと人間が食べられないような部位の肉や廃棄寸前の肉を加工したものです。
部位の詳細なども書かれていないため、健康を考えると避けたい原材料ですね。
さらに肉類を見ると牛、鶏、豚とさまざまなものが使用されていますが、原材料が多くなるとアレルゲンの見極めが難しくなるといったデメリットがあります。

他には、嗜好性アップのため野菜やチーズなど入り混ぜている点やオリゴ糖配合により腸内環境への配慮、グルコサミン、コンドロイチンの使用で関節への配慮など、小さな思いやりを感じますね。
しかし、最後に注目したいのが着色料の使用です。無添加と程遠い6つの着色料が使用されています。愛犬に与えるフードは無添加であることに越したことはないですね。
以下、懸念のある着色料をピックアップし、解説します。

二酸化チタン 発がん性の疑いがあるが科学的根拠はない。
EUでは2022年に食品添加物として使用が禁止されている。
赤色102号 肝機能低下や赤血球の減少。
アメリカやカナダでは食品への使用が許可されていない。
赤色106号 発がん性、アレルギー、染色体異常の可能性が指摘されていますが研究結果では立証されていない。
日本以外の国は、多くの国で食品への使用が許可されていない。
青色1号 動物実験では発がん性が確認されていますが人間においては安全とされる。
ただ、アルゼンチンやドイツなどの一部の国では食品への使用が許可されていない。

上記以外にも化学着色料として黄色5号が使われていますが、動物への実験でも異常は認められておらず、日本のみならず、規制の強いアメリカやカナダなど世界中でもよく使われています。
ただ、着色料は識別できる色が少ない犬にとっては意味がないものと考えられていますのでない方がいいと言えます。

成分表から見た安全性などを評価

次に成分表を見ていきましょう。
栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値と比較していきます。

子犬の基準値と比較
成分名基準値ビタワン(バランス:・・・
カロリー基準値なし350kcal
タンパク質22.5%以上20.3%以上
脂質(粗脂質)8.5%以上8.0%以上
繊維(粗繊維)基準値なし4.0%以下
水分基準値なし10.0%以下
灰分基準値なし9.0%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン1.0~1.6記載なし
カルシウム1.2~1.8記載なし
ナトリウム0.3%以上記載なし
マグネシウム*0.06%以上記載なし
オメガ3*0.13%以上記載なし
オメガ6*1.3%以上記載なし
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値
成犬の基準値と比較
成分名基準値ビタワン(バランス:・・・
カロリー基準値なし350kcal
タンパク質18.0%以上20.3%以上○ GOOD
脂質(粗脂質)5.5%以上8.0%以上○ GOOD
繊維(粗繊維)基準値なし4.0%以下
水分基準値なし10.0%以下
灰分基準値なし9.0%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.4~1.6記載なし
カルシウム0.5~1.8記載なし
ナトリウム0.08%以上記載なし
マグネシウム0.06%以上記載なし
オメガ3*基準値なし記載なし
オメガ6*1.1%以上記載なし
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値

AAFCOの成分表を見る限りだと成分をみてみると、子犬の時にはタンパク質が22.5%以上、成犬の時には18%以上必要とされています。ビタワンは20.3%以上となるため子犬の時にはわずかに足りないということがわかります。
ただ、脂質が8.0%以上と少ない配合となっており肥満防止に配慮されたフードと感じます。
そのため、タンパク質の量が足りないと感じる場合は給与量でバランスをとることもできるため許容範囲内と言えるでしょう。
特に成犬の場合だと基準値をしっかり満たしています。

また、リンとカルシウムは大事なミネラルのひとつですが、その比率は子犬期1:2、成犬時は1:1~1.2が目安とされています。ただ、これはリンとカルシウムは血液中でバランスをとって存在しているため1:1が、もっとも理想な値とも言われます。
ビタワンはリン0.9%、カルシウム1.1%とあるため1:1〜1.22と、とてもいい数値になっています。

エネルギーについては一般的なフードは370kcal前後であることが多いため、肥満のワンちゃんやダイエット中だけど満足感を与えたいという飼い主さんに向いているフードですね!

形状と食いつきについて

今回は添加物が気になるため、実食はありません。
口コミを見る限りだと食いつきはとても良いようです。
原材料を見るとチーズパウダー、動物性油脂などが含まれますが、これらはいずれも嗜好性を大きく高めてくれます。
また、肉類も牛、鶏、豚といろんなものが使われていますのでこれも嗜好性が高い理由だと思います。
コスパ、食いつきを重視する飼い主にはとてもよく合う、フードであると言えます。

コストパフォーマンス

Amazonでは1.2kgのパッケージで604円と多くのドッグフードの中でもかなり安価と言えます。
安価なフードは、安心安全面が心配で質の良さには問題がありますが、基本食いつきがよく作られているケースが多いです。例えるならファストフードのようなジャンキーなもの、濃い味のメニューなどだと思ってください。私達もファストフードを食べると思います。たまに食べると美味しいですよね。しかし、毎食連続して食べることをしないのは、体に悪いと知っているからですよね。ワンちゃんも同じで毎日添加物入りのジャンキーな濃い味フードを食べていると健康に悪影響を及ぼす危険があります。安価なフードはメリットこそあるものの、長生きを考えるとデメリットのほうが大きいといえますね。

その他の評価

日本で初めて国産にこだわって作られた日本ペット、誰もが見た事あるような有名なロゴマークのパッケージは安心を覚えますね。
四季のある日本で暮らすワンちゃんだからこそ、と考えられたメーカーさんの思いやりを感じます。
ただ、ビタワンは安価で購入できる、いわゆる激安フードと呼ばれる部類に入るので、愛犬の健康と長生きを目指す飼い主さんには不向きですが、高タンパク低脂質食で栄養価の高い総合栄養食ですので、きちんとした体づくりの助けにはなってくれるドッグフードです。

クチコミについて

当ページの下部にある口コミ投稿、ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
当サイトへいただいたフードへの口コミはできるだけそのまま記載するようにしています。

良いクチコミ

  1. 小粒のため食べやすいようです。食いつきも良くてリピートしています。
  2. ドライフードにトッピングをして出すのですが、このドライフードたとトッピング無しでも食べます。
  3. 安くて助かります。一頭飼いの子だとこのくらいのサイズが置場にも困らず開封後早めに使いきれていいですね。
  4. クッキーの様な美味しい香りがするのでわんこも喜んでいます。

悪いクチコミ

  1. 原材料が良くない、安いがうちの子の継続のフードにはあげないです。
クチコミからの評価

1番多いのは安くて助かるという口コミですね、やはり高価なフードを購入しても生活を圧迫するようなら継続して与えることが難しいですよね。
対してこちらは経済的に優しく、きちんと成長できるという大きなメリットはあります。しかし、安いながら心配だという声もちらほら。
原材料を見てみると愛犬に与えたくないものが多く入っているので、せめてもう少し上のランクのものを選びたいですね。
しかし、安価なフードの良さが出ており、食いつきが良くて香りがいいという口コミが多数を占めました!もちろん食べないワンちゃんもいますが、嗜好性の面ではかなり多くのわんちゃんが喜んで食べてくれるようです。

まとめ

日本ペットのビタワン、愛犬の健康にこだわる飼い主さんには購入をおすすめしないドッグフードであることがわかりました。成分に関してはほとんど申し分ないといえますが、原材料に不安が残ります。
基本的なところの無添加、ヒューマングレードの原材料の使用には程遠いようです。しかし、高齢犬でドッグフードを食べてくれなくなった、今までのフードが飽きたようなので違うものを混ぜてあげたい、高価なフードが厳しいから安めのものもあげてかさまししたい、などの悩みをもつ飼い主さんは1度ビタワンを試してみてもいいかもしれませんね。

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