原材料からみた安全性などを評価

まずは原材料を見ていきましょう。

フレッシュチキン・ドライチキン・フレッシュターキー・ドライ魚肉・大麦・玄米・米・鶏脂肪（混合トコフェロールによる保存処理済）・オーツ麦・黍・ポテト・乾燥卵・トマト絞り粕・フレッシュダック・フレッシュサーモン・フラックスシード・チキンスープ（天然風味料）・サーモンオイル・塩化コリン・乾燥チコリ根・脱脂粉乳・ケルプ・人参・リンゴ・トマト・ブルーベリー・ほうれんそう・クランベリー・ローズマリーエキス・パセリフレーク・えんどう豆粉・グリーンティエキス・大麦エキス・L-カルニチン・エンテロコッカスフェシウム・ラクトバチルスカゼイ・ラクトバチルスアシドフィルス・サッカロミセス発酵溶解物・乾燥麹菌発酵エキス・ビタミンE・鉄タンパク質・亜鉛タンパク質・銅タンパク質・硫酸第一鉄・硫酸亜鉛・硫酸銅・ヨウ化カリウム・チアミン硝酸塩・マンガンタンパク質・酸化マンガン・アスコルビン酸・ビタミンA・ビオチン・パントテン酸カルシウム・硫酸マンガン・亜セレン酸塩ナトリウム・ピリドキシン塩酸塩（ビタミンB6）・ビタミンB12・リボフラビン・ビタミンD・葉酸

フレッシュミックスは、最近主流になっているグレインフリー（穀物不使用）フードではありませんが、そもそも穀物アレルギーを持つ子はあまり多くありません。犬における食物アレルギーの原因になりやすいもの原料のトップは牛肉、続いて乳製品、鶏肉、4番目に穀物類である小麦となっています。
穀物アレルギーがない子にはもちろん与えることはできませんが、大麦・玄米などの穀物は栄養価が高く、腸内環境を整えてくれる効果にも期待ができますので多少は取り入れるべき原料です。

また、ちょっと変わったところではトマトの搾り粕と表記がありますが、これにはリコピンと呼ばれる抗酸化栄養素が豊富に含まれています。
タンパク質の元になる肉類は、フレッシュチキン、ドライチキンとターキー、それにフレッシュダックやフレッシュサーモン、ドライ魚肉と、かなり豊富な動物性タンパク質が配合されています。
特筆すべき特徴は、全ての材料がヒューマングレイド（人の食品と同じレベルの材料）だと言う点、副産物、添加物、保存料などは全て不使用であるという点です。
その他の特徴は原材料に表記してある、ラクトバチルスアシドフィルス・ビフィドバクテリウム アニマリス・ラクトバチルスです。
これらは、腸内細菌を整える餌になる栄養源プレバイオティクス（ビフィズス菌・オリゴ糖）を供給し、プロバイオティクス（善玉乳酸菌）が腸内で増える事により、腸内環境を整える役割を果たしています。
これらが効果的に働く事で、アレルギーに対する抑制効果も期待できます。

成分表から見た安全性などを評価

アーテミス、フレッシュミルクの成分表は以下です。

粗蛋白質	25.0％以上
粗脂肪	15.0％以上
粗繊維	4.5％以下
水分	10.0％以下
オメガ6脂肪酸	2.4％以上
オメガ3脂肪酸	0.4％以上
カルシウム	1.47％
リン	1.00％
ナトリウム	0.35％
マグネシウム	0.11％
カロリー	368.3kcal/100gあたり

カロリーは、若干低めですが、タンパク質のバランスから25％の粗たんぱく質量は標準的といえるでしょう。
AAFCOの成犬基準％が18％なので、中型犬から大型犬で特別な運動量を必要としない子であれば十分だと思います。
オメガ6脂肪酸はもう少しあっても良い気がしますが、これもAAFCOの基準が1.1％以上となっているので基準はクリアしていますね。
一般的に、ドッグフードにマグネシウムの値まで表記されている物は少ないのですが、アーテミス・フレッシュミックスには、リン、ナトリウム、マグネシウムの値まで表記されています。
もしも、自分の愛犬が尿路結石（尿管結石）になった場合、含有量がわかっているのでフードを選ぶ際には便利かもしれません。
カルシウムとリンのバランスは良いので、よほど体調を崩してしまったり、フード以外の物で過剰にカルシムやマグネシウムを摂取しない限りは大丈夫でしょう。
粗繊維その他の成分は、アダルト向きドッグフードとしては基準内と思われます。

形状と食いつきについて

表面は粉っぽく、あまり油っぽさは感じません。
香りはドッグフードらしい匂いで、あまりきつい匂いはしません。

表面の粉っぽさは、ビタミンとのことです。
製造過程で入れてしまうと高温で栄養が損なわれると言う事で、製造の一番最後に吹き掛けているそうです。

製造方法が型抜き製法ではないので、全ての粒が同じ大きさではなく多少バラツキがありますが、円形で幅約8mm、厚さ約3mmのサイズです。

小型犬に合わせた、かなりの小粒です。
超小型犬〜小型犬まで、ちょうど良い大きさで食べやすいと思います。

ただ、食い付きが良いかどうか、ですがその子の性格によるところが大きいと思われます。
わりと好き嫌いがはっきりしているシーズーとヨークシャテリアの2頭は、問題なくというか美味しそうにパクパクと食べていました。
ガッツク！と言う感じではないですが、決して残す事は一度もなく常に普通に完食しているので満足しているようです。

コストパフォーマンス

フードの価格は3kgのパッケージの場合、1kgあたり1,700円です。

安全で豊富な原材料を使っている事を考慮すると、このアーテミス・フレッシュミックス（アダルト）はコスパの良いフードではないかと思います。

その他の評価

アーテミスは安全性に懸念のある原料を排除し、腸内環境の改善と抗酸化作用の高い原料を混ぜることで免疫力の向上、ヒューマングレードの原料を使用するなど、こだわりが詰まったドッグフードであることがわかります。

クチコミについて

当ページの下部にある口コミ投稿、ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
当サイトへいただいたフードへの口コミはできるだけそのまま記載するようにしています。

良いクチコミ

1. 毛のつやも以前から比べると良くなった気がします。また、残さずによく食べるようになりました。
2. ２度目の注文です。アーテミスにしてから、喜んで食べています‼毛艶が更に良くなったみたい。
3. 好き嫌いがはっきりしているので、結構心配でしたが、得意げに食べています。このままずっと食べてくれることを、期待。
4. お気に入りフードの一つで、パピーフードからアダルトに切り替えて継続使用しております。フード自体はとても気に入っています！これからも続けていきたいと思います！

悪いクチコミ

1. 高齢だしと、奮発して買ったのに、全く食べません。他のエサと混ぜても、これだけ選んで残したまま。
2. 目やにの量が増えてしまったのでリピートはしません。
   小型7kg・ミックスには体質的に合わなかったようです。

クチコミからの評価

目ヤニの量が減った、増えたと真逆のクチコミがありました。
目ヤニに関して言えば、年齢やアレルギーの有無、涙管が詰まりやすい体質等、原因は一つではないかもしれませんが、フードに配合されている材料が関係するかもしれませんね。
毛艶が良くなった、とのクチコミもありました。
フードのタンパク質量は決して多くありませんが、腸内環境を整えてくれるフードなので、腸の調子が良ければ毛艶にも良い影響があると思います。

まとめ

数種のタンパク質、フレッシュな野菜やフルーツ、添加物不使用、遺伝子組換原材料不使用、そして腸内フローラを考慮して配合をされたフードは、安心して愛犬に与えられるでしょう。
注意点は、小麦は不使用ですがその他の穀物は配合されているので、完全なグレインフリーではない事です。
穀物アレルギーになる子はとても少ないので主原料が穀物類でない限りは気にし過ぎる必要はありません。