原材料からみた安全性などを評価

ドッグフード工房 鶏肉の原材料は以下の通りです。

鶏肉・うるち米・小麦・生おから・さつまいも・本鰹節・にんじん・カボチャ・すり胡麻・食用卵殻粉・すなぎも・鰯粉・菜種油・米油・ビール酵母・塩

手作りへのこだわり

手作りに近い製法を再現していることが原材料から見えてきます。
ドッグフードの原材料は犬に必要な栄養素を補ったり、品質保持のために数十種類もの数を使用することが多いです。
ドッグフード工房は少ない原材料からそれを実現しているようです。
少ない原材料でドッグフードを作るメリットはアレルゲンの特定がしやすいこと、また、すでに食物アレルギーのあるワンちゃんも、アレルゲンを避けやすいことにあります。

第一主原料は国産鶏肉

国産の高タンパク低脂質部位の鶏むね肉を主原料に使用し、脂肪を多く含む鶏皮を取り除き、低脂質フードに仕上げています。
また、鶏肉には必須アミノ酸が豊富に含まれているため、良質なタンパク質を生成できます。

グレインフリー、グルテンフリーではない

国産米・国産小麦・国産大豆（生おから）を使用しています。グレインフリー、グルテンフリーではない点で、アレルギーのある子には注意が必要です。（メーカーは小麦不使用品も用意していますので、体質・体調に応じで選びましょう。）
また、おからはタンパク質やビタミン、ミネラルを含む栄養価が非常に高い食材です。

健康維持に効果的な「ごま」を配合

ごまは免疫力の維持や老化防止に効果が期待できるセサミン、ビタミン類などが豊富に含まれます。また、肝臓の健康維持につながるゴマリグナンも含まれます。

嗜好性アップ

食欲を刺激するため、工程の最後に花鰹粉末で香り付けをしています。

腸内環境に配慮

ビール酵母は天然の酵母で、ビタミンB1、B2、B6、アミノ酸などを含んでおり、腸内環境を整える効果が期待できます。

合成ミネラル・合成ビタミン不使用

一般的なドッグフードには栄養強化のために合成ミネラル・合成ビタミンが使用されていますが、ドッグフード工房はそれらを配合していません。天然食材から天然ミネラル・天然ビタミンを摂取するレシピにこだわっています。

ノンオイルコーティング

オイルコーティングをしていません。酸化のリスクを軽減しています。

保存料、着色料、香料不使用

着色料・香料・保存料・酸化防止剤は使用していません。合成酸化防止剤の代用として一般的に使用される天然成分ミックストコフェロール、ビタミンEも使用されていないため、賞味期限は未開封の状態でも3ヶ月と短く設定されています。

危険な原材料は含まれていませんでした。

成分表から見た安全性などを評価

ドッグフード工房 鶏肉の成分値は以下の通りです。

タンパク質	22%以上
脂質	6%以上
粗繊維	2%以下
灰分	4%以下
水分	6%以下
エネルギー	360kcal / 100g

ドッグフード工房はAAFCO全米飼料検査官協会（The Association of American Feed Control Officials）が定める成犬期の給与試験をクリアしています。
タンパク質は22%以上で、成犬における協会の推奨値18%以上（成犬）をクリアしており、幼犬における推奨値22.5%以上にも非常に近い値となっています。
ただ、この価格帯のドッグフードの場合、30%を超えることも多いのでタンパク質は控えめであると言えます。

脂質は6%以上で協会推奨の8.5%以上を下回ります。
ロイヤルカナンの肥満用の療法食でも7.5%以上の脂質を含みますのでその低さがわかります。
脂質の量から見ると肥満予防にもいいのかな？と感じますが原材料からすると米、小麦などが多く使用されているようなので、炭水化物が多い可能性もあります。
予防の観点からするとおすすめできますが、すでに肥満と診断される場合には療法食を検討しましょう。

繊維質は、おからを使用しているので高いかなと想像していましたが、以外にも2%と一般的なフード(2〜4%程度)と変わりません。

エネルギー量は平均的といったところでしょう。

形状と食いつきについて

約8mmx5mm、厚みは約6mmの不揃いの小粒です。

形状は4種類全て同じですが、肉の種類によるものなのか色は異なっており、鶏肉と野菜畑（鶏肉使用）は白っぽく、鹿肉と馬肉は少し濃い色をしています。
香り付けには花鰹を使用しており、強いドッグフード臭はありません。オイルコーティングをしておらず、指につく油も気になりません。

水分量が少ないためかあまり弾力のない噛み砕きやすいフードですが、口の中の水分をたられてモソモソします。上手に食べられない子にはぬるま湯でふやかして与えると良いかもしれません。

気になる食いつきについてですが鰹節の香りにも抵抗なく、すぐに食べはじめあっという間に食べ終わりました。
あまり水を飲まない子ですが、ドッグフード工房給与中は食後によく水を飲んでいたように思います。
4種類全て与えてみましたが、食いつきの良かった順番は以下です。

• 鶏肉(すぐに食べはじめました。)
• 野菜畑(すぐに食べはじめました。)
• 馬肉(馬肉を食べ慣れないせいか、食べはじめるまでに時間がかかりました。)
• 鹿肉(鹿肉を食べ慣れないせいか、食べはじめるまでに時間がかかりました。)

コストパフォーマンス

ドッグフード工房のAmazon通常価格は以下の通りです。

鶏肉

• 1,970円/300g
• 3,116円/750g
• 6,780円/2kg

野菜畑

• 1,976円/300g
• 3,116円/750g
• 6,780円/2kg

馬肉

• 1,976円/300g
• 3,116円/750g
• 6,780円/2kg

鹿肉

• 3,116円/440g
• 6,780円/1.2kg

安全な原材料と丁寧な作業工程により大変高価な価格設定となっています。まずは300gから購入して様子を見てみると良いでしょう。また、Amazonでは定期便価格(5%オフ)も用意しています。

その他の評価

その他の評価や気になる点についてまとめました。
ドッグフード工房の特徴である手作りのような製造過程は他にはあまり見られないものです。
また、人が食べられる新鮮で良質な食材、天然素材を使用した無添加などこだわりを強く感じるドッグフードです。
ただ、工場の生産設備や取得規格などは公式サイトで見つけることができなかったのでこの点がわかるともっと安心できるかなと思いました。

また、無添加なので水分や湿気に弱いフードです。開封後の保存は常温1ヶ月となっています。冷蔵庫で保管してしまうと出し入れの際にパッケージ内に発生する湿気がフードを劣化させる恐れがありますので注意が必要です。

クチコミについて

当ページの下部にある口コミ投稿、ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
当サイトへいただいたフードへの口コミはできるだけそのまま記載するようにしています。

良いクチコミ

1. ドライフードなど硬い苦手な子なので、お湯でふやかして与えています。他のフードに比べて香りが良く、また、お湯をかけると鰹節のにおいがとても美味しそうで、愛犬もよく食べてくれています。
2. うんちの状態が良くなりました。量も減り、しっかり形のある状態になりました。消化が良くなったように感じます。
3. 開封したときの嫌なドッグフードの香りがありません。カツオの良い香りがします。しっかりと愛犬の食欲を刺激してくれているようで、混ぜ物をしなくても食べることができています。
4. 涙やけ、毛艶改善。吐き戻しもなくなりました。自然の食材だけを使用しているという安心感もあります。

悪いクチコミ

1. 栄養バランスがよく期待していたのですが、反応はいまいちでした。ふやかしてみましたが、ふやけるまでに時間もかかります。
2. 涙やけ対策に試してみました。逆に涙の量が増え、お腹の調子も悪くなってしまい、体質に合わなかったようです。お試し購入できたので助かりました。
3. 飼い主的にはとてもいい香りがして美味しそうだったのですが、この香りは愛犬には効果がなかったようで、食べてくれませんでした。
4. 栄養バランスや素材は良いが、食べてくれなかった。残念。

クチコミからの評価

口コミは概ね高評価で、とくに原材料の安全性や自然原材料だけで栄養を摂取できる点、ドッグフード特有の刺激臭がない点に関する口コミが多く見られました。
一方で、体質改善のために購入したものの効果が見られなかった、または悪化したとの口コミが見られました。ドッグフード工房は小麦不使用品も用意しています。小麦不使用の馬肉、小麦不使用の鹿肉など、アレルギー症状発症のリスクが少ない商品を少量から試すこともできる選択肢の幅が広い商品です。

まとめ

他社にはあまりみない、こだわりが詰まったドッグフード工房を紹介しました。
安心安全、新鮮な自然原料のみから栄養をしっかり摂取でき、愛犬の体にとても優しいフードであることがわかりました。
お高いフードですが一度、お試ししてみてはいかがでしょうか。