犬暮らし

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【おすすめドッグフード】予算別で紹介

近年のドッグフード業界では健康志向、食品に対する安全性などの需要が高まっており、ラインナップも多種多様になりました。
ドッグフードの価格は1kg、1,000円を切るものから10,000円するものなど、価格もさまざま有るため、どれを選べば良いのか、悩ましいところです。
本記事では予算別におすすめのドッグフードをまとめました。

〜1,000円(1kgあたり)

1,000円以下の価格帯だと、健康志向の穀物不使用タイプや、ヒューマングレードのような品質のものはありません。
ただ、添加物や表面オイルコーティングなど、嗜好性をあげるフードのラインナップが多いため、食いつきがいいものが比較的、多くなっています。

価格・食いつき重視【グラン・デリ】

グラン・デリ ドッグフードはユニ・チャームペットが製造するドッグフードで、カリカリのドライタイプ、ソフトタイプ、ウェット(パウチ)タイプの3つのタイプがあります。

それぞれ、愛犬のステージに合わせた、専用の商品が展開されています。
まず、前提として安全性に懸念のある化学合成の添加物が多く使用されています。
以下は「成犬用 カリカリ仕立て」の、原材料です。

穀物(トウモロコシ、パン粉、小麦粉)、肉類(チキンミール、チキンエキス、チキン、ビーフ、ボークミール、ビーフミール、ササミパウダー)、豆類(大豆、脱脂大豆、大豆エキス、大豆パウダー)、油脂類、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ブドウ糖果糖液糖、乾燥小魚、チーズパウダー、セルロースパウダー、ビール酵母、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、リン、亜鉛)、保存料(ソルビン酸K)、調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、乳化剤、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、pH調整剤、増粘多糖類(アルギン酸エステル)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス、エリソルビン酸Na)

低価格なドッグフードのため、穀物類などが主体で、肉類は2番目になり、鶏、豚、牛と複数の肉類がミックスになっています。
また、以下のような添加物が多く使用されています。

プロピレングリコール、グリセリン、乳化剤、アルギン酸エステル、ソルビン酸K、ソルビン酸、ソルビトール、pH調整剤、二酸化チタン、黄色4号、黄色5号、リン酸塩、アスコルビン酸Na、亜硝酸Na

栄養バランスに関しては比較的、抑えられた栄養価となっています。

ただ、グラン・デリは食いつきに定評があります。
添加物を多く使用していることに、加え表面にオイルコーティングをしているため、多くの犬によって相性がいいです。
「安いのに食いつきがいいの?」という声をよく聞きますが、人間でも、健康志向のご飯というのは味がさっぱりしていて、美味しくないことも多く、ジャンクフードの方が中毒性というか、食欲をそそる事があると思います。
それと同じように、ドッグフードも安い方が食いつきは良かったりすることも多いです。

グラン・デリは、「安さ・食いつき」の点で考えればトップクラスだと思います。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
グラン・デリ「ドライ」「成犬用」
2.8822
(Amazon調べ2023.10.08)
グラン・デリ「ドライ」「成犬用・ 低脂肪」
2.8809
(Amazon調べ2023.10.08)
グラン・デリ「ドライ」「 7歳頃〜・低脂肪」
2.8817
(Amazon調べ2023.10.08)
グラン・デリ「ソフト」
2.8692
(Amazon調べ2023.10.08)
グラン・デリ 「ソフト・低脂肪設計」
2.8757
(Amazon調べ2023.10.08)
グラン・デリ 「ソフト・10歳以上用」
2.8735
(Amazon調べ2023.10.08)
グラン・デリ 「ソフト・13歳以上」
2.8785
(Amazon調べ2023.10.08)

安いながらも栄養バランスが整った【ピュリナワン】

ピュリナ ワンはNestleから販売されており、主にアメリカ国内で製造されるドッグフードです。
以下は、「ピュリナ ワン 成犬用」の原材料です。

チキン、米、コーングルテン、とうもろこし、牛脂、チキンミール、小麦、脱脂大豆、たんぱく加水分解物、えんどう豆、にんじん、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、グリセリン、カラメル色素→2023年9月から野菜色素に変更、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン)、アミノ酸類(リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)

1kg、1,000円を切る、安いドッグフードだと、トウモロコシ、小麦粉等などの穀物類が第一主原料に入っていることが多いのですが、ピュリナ ワンは、チキンや魚などの動物性原材料が、第一主原料となっています。

栄養バランスもAAFCO全米飼料検査官協会(The Association of American Feed Control Officials)が推奨する基準値をクリアしており、低価格ながらも、ある程度バランスが整った(標準的な栄養バランス)ドッグフードです

気になる食いつきについても定評があり、多くの犬と相性がいいはずです。
ただ、ほぐし粒とカリカリの2種類から構成されるフードですが、ほぐし粒はしっかり食べてくれるのですが、カリカリを残す子が多いようです。

より詳しい解説はPURINA ONE(ピュリナワン)の安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載をご覧ください。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
ピュリナ ワン「子犬用(1歳まで)」
3.4896
(Amazon調べ2023.10.08)
ピュリナ ワン「成犬用(1-6歳)」
3.4896
(Amazon調べ2023.10.08)
ピュリナ ワン「シニア犬用(7歳以上)」
3.4849
(Amazon調べ2023.10.08)

1,000〜2,000円(1kgあたり)

この価格帯になってくると、定番で栄養バランスのいいドッグフードなども増えてきます。

定番の【シュプレモ】

ニュートロ、シュプレモシリーズは、アメリカの大手ペットフードメーカーが販売するブランドです。
以下は「成犬用・全犬種」の原材料です。

チキン(肉)、チキンミール、モロコシ、大麦、オーツ麦、玄米、鶏脂、タンパク加水分解物、ラムミール、サーモンミール、ビートパルプ、粗挽き米、亜麻仁、チアシード、ココナッツ、乾燥卵、トマト、ケール、パンプキン、ホウレン草、ブルーベリー、リンゴ、ニンジン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)

主な特徴は、ミートファーストとして、肉や魚を多く使用している点で、「成犬用・全犬種」は、チキン(肉)、チキンミール等、動物性タンパク質を多く含んでいます。
また、栄養価は控えめながらも、全体的に栄養バランスが良いドッグフードです。
食いつきも定評がありますので、多くの犬と相性がいいでしょう。

最近ではドラッグストアやホームセンターでも取り扱っているところが増え、尚且つ、価格が1kg、1,500円前後で購入できるため、シェアも大きく、定番の商品となっています。
より詳しい解説はニュートロ「シュプレモ」の安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載をご覧ください。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
Nutro ニュートロ 「シュプレモ」「子犬用」
3.91557
(Amazon調べ2023.10.08)
Nutro ニュートロ 「シュプレモ」「成犬用」
3.91680
(Amazon調べ2023.10.08)
Nutro ニュートロ 「シュプレモ」「超小型犬用・ 成犬用」
3.91472
(Amazon調べ2023.10.08)

2,000〜3,000円(1kgあたり)

1kg、2,000円を超えてくると、高品質なプレミアムドッグフードにも手が届いてきます。

健康志向フードの定番【アカナ クラシック】

アカナはカナダのチャンピオンペットフーズ社が製造しており、アカナの他、オリジンなど質の高いフードを製造する会社として有名な会社です。

アカナの中でもクラシックシリーズは、低価格ながらもアカナらしさが、感じられるシリーズです。
以下は「アカナ クラシック プレイリーポートリー」の原材料です。

乾燥鶏肉(25%), オートグローツ (25%), 新鮮鶏肉 (8%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (5%), 生七面鳥肉 (4.5%), 鶏脂肪 (4%), 丸ごと赤レンズ豆, ホールオーツ (4%), 丸ごとエンドウ豆, 丸ごと緑レンズ豆, エンドウ豆スターチ, フィッシュオイル (3%), アルファルファ, レンズ豆繊維, 丸ごとヒヨコ豆, 生七面鳥レバー (0.5%), 塩, 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 新鮮丸ごとズッキーニ, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カブラ菜, 新鮮ビートの葉, 丸ごとクランベリー, 丸ごとブルーベリー, 丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤: 植物油から抽出したトコフェロール: 121mg, クエン酸: 40mg,ローズマリーエキス: 80mg 添加栄養素 (1kgあたり): 3a890 塩化コリン (コリン): 700mg, 3b606 亜鉛: 150mg, 3b406 銅: 11mg, 3a821 ビタミンB1: 100mg, 3a825i ビタミンB2: 20 mg, 3a314 ナイアシン: 200 mg, 3a841 D-パントテン酸カルシウム: 60 mg, 3a831 ビタミンB6: 35 mg, 3a316 葉酸: 7 mg, ビタミンB12: 0.2 mg, 3a672a ビタミン A: 3750 IU, 3a671 ビタミンD3: 500IU, 3a700 ビタミンE: 385 IU, 3a300 ビタミンC: 0.15mg 添加腸球菌: 4b1707 エンテロコッカスフェシウム菌 DSM 10663/NCIMB 10415: 1 x 109 CFU.

アカナの特徴は原材料の割合を細かく開示しており、犬本来の食性に合わせ、動物性の原材料を多く使用しています。
「アカナ プレイリーポートリー」は同ブランドでも動物性の原材料が少ない方ですが、それでも50%を超える割合を占めています。
また、鶏肉、七面鳥肉は、カナダ食品検査庁からヒューマングレートの認定を受けた良質のお肉となっています。
栄養バランスも高く仕上がっています。
また、気になる食いつきですが、嗜好性をあげる、化学合成添加物は使用されていませんが、動物性原材料の割合が多いため、比較的食いつきがよく、相性の合う犬が多いです。
価格は2,000円台で購入できるため、原材料、栄養バランスなどを考えても比較的コスパが良く、月々の消費量にもよりますが、続けられる価格ではないでしょうか?

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
アカナ「クラシック・プレイリーポートリー」
42020
(Amazon調べ2023.10.08)
アカナ「クラシック・レッドミートレシピ」
42154
(Amazon調べ2023.10.08)
アカナ「クラシック・ワイルドコーストレシピ」
41964
(Amazon調べ2023.10.08)

3,000円〜4,000円(1kgあたり)

この価格帯になってくると、多くがグレインフリー(穀物不使用)となってきます。

グレインフリー(穀物不使用)の【オリジン】

アカナを製造するカナダのチャンピオンペットフーズ社の最上位のドッグフードです。
以下は、「オリジン・オリジナル」の原材料です。

新鮮鶏肉 (25%), 新鮮七面鳥肉 (8%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (7%), 生の丸ごとニシン (6%), 生の丸ごとヘイク (5%), 新鮮卵 (5%), 生七面鳥レバー (5%), ディハイドレート鶏肉 (4%), ディハイドレート七面鳥肉 (4%), ディハイドレートサバ (4%), ディハイドレートイワシ (4%), ディハイドレートニシン (4%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとヒヨコ豆, 丸ごとエンドウ豆, 鶏脂肪 (3%), 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとピント豆, 丸ごと白インゲン豆, レンズ豆繊維, ポロック油 (1%), エンドウ豆スターチ, 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとズッキーニ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮ビートの葉, 新鮮カブラ菜, 丸ごとクランベリー, 丸ごとブルーベリー, 丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤: 植物油から抽出したトコフェロール: 121mg, クエン酸: 40mg, ローズマリーエキス: 80mg 添加栄養素 (1kgあたり): 3b606 (亜鉛: 105mg), 3b406 (銅: 11mg), 3a821 ビタミンB1: 10mg, 3a672a ビタミンA: 3750 IU, 3a671 ビタミンD3: 500 IU, 3a700 ビタミンE: 80 IU 添加腸球菌: 4b1707 エンテロコッカスフェシウム菌 NCIMB 10415 1×10^9 CFU

アカナ同様に動物性原材料は細かく、割合が開示されています。
原材料を見ると85%が動物性原材料が占めており、尚且つ、穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードであることがわかります。
動物性原材料以外も血糖値が急激に上がらないような、低GI食材にこだわっています。
栄養バランスは85%が動物性原材料ということもあり、高くなっています。
食いつきに関しては、動物性原材料が多いため、相性の合う子が多いと思います。
ただ、フードの粒が少し大きいので、小型犬は食べづらいかもしれません。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
オリジン「オリジナル」
3.93080
(Amazon調べ2023.10.08)
オリジン「レジオナルレッドドッグ」
3.93179
(Amazon調べ2023.10.08)
オリジン「パピー」
3.93344
(Amazon調べ2023.10.08)
オリジン「ツンドラドッグ」
3.94096
(Amazon調べ2023.10.08)
オリジン 「シックスフィッシュドッグ」
3.94800
(Amazon調べ2023.10.08)

グレインフリー(穀物不使用)の【キアオラ】

キアオラとは、ニュージーランド産の高品質な原材料で作られたペットフードです。
以下は、「キアオラドッグフード ラム&レバー」の原材料です。

ラム生肉、ドライフィッシュ、えんどう豆、ラムレバー、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、ミネラル類(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、ビネガー、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン

動物性の原材料を最大限に使用しています。
また、穀物類は不使用で、化学的な添加物も不使用となっています。
フードを形成する穀物類は不使用(グレインフリー)となっており、ポテトやえんどう豆を代用しています。えんどう豆は多くのフードで使用されていますが、ポテトはあまり見ないという方もいるかと思います。ポテトは炭水化物ではありますが、犬にとって消化がよく、リン値が少ない原材料です。
また、キアオラは高い栄養価を持っています。
食いつきですが、フードのサイズや硬さも程よく、動物性原材料が多く使用されているので相性の合う子は多いでしょう。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
キアオラ「ラム&サーモン」
4.13177
(Amazon調べ2023.10.08)
キアオラ「ビーフ&レバー」
4.13344
(Amazon調べ2023.10.08)
キアオラ「ビーフ&サーモン」
4.13177
(Amazon調べ2023.10.08)
キアオラ「ラム&レバー」
4.13344
(Amazon調べ2023.10.08)
キアオラ「カンガルー」
4.14092
(Amazon調べ2023.10.08)

まとめ

以上、予算別でおすすめのドッグフードについての記事でした。
低価格から高価格なものまで、たくさんの商品がありますが、まずは予算を決めてその中から自分の愛犬にあった、フードを選ぶというのがベストだと思います。
迷ったら定番商品を購入するのがおすすめです。
今回紹介した商品の中ではシュプレモを与えている人が多いと思います。

また、愛犬の体調によっては、療法食を選ぶ必要がありますので、病気を持っている愛犬などの場合は、獣医師に相談して、適切なドッグフードを選びましょう。

ドッグフードの評価一覧