犬暮らし

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『獣医師が回答』犬は外飼いで大丈夫でしょうか?

執筆
  • 松本 千聖(獣医師)

    岐阜大学応用生物科学部獣医学課程を卒業後、3年ほど獣医師として動物愛護団体付属動物病院やペットショップ付属動物病院にて主に一次診療業務、ペット保険会社での保険金査定業務などに従事。現在は製薬関係の業務に携わりつつ、ペットの健康相談、動物関係のライティングに加えてペット用品並びに犬猫の健康記事に関する監修経験多数。なおプライベートでは個人で保護猫活動並びに保護猫達の健康管理実施中。

獣医師の松本 千聖さんに回答していただきました。

松本 千聖(獣医師)さんの回答

現在の日本ではほとんどの飼い主さんが「犬は家族の一員である」と考えており、約80%の方が愛犬を室内飼いしているといわれています。そもそも犬には群れを作って住むという「群棲(ぐんせい)本能(ほんのう)」が存在していることから、犬のみ外で離れて生活させるという行動は本能に適していない誤ったものであるということができます。

また、最近の日本は特に気温や湿度の変化が激しく、犬が健康で快適な暮らしをするためには温湿度計を設置してエアコンなどでこまめに温度調節を行うことが大切であり、外飼いでは体調を崩してしまう可能性がかなり高くなります。さらには他人が犬に危害を及ぼすリスクがあったり、犬のふとした体調の変化にも気づくことができなかったりなど外で飼育することはデメリットばかりといっても過言ではないでしょう。

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