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フィジカライフのドッグフードの安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載

執筆

低価格ながらも高タンパクなフード

フィジカライフのドッグフード

おすすめ度
(3.4)
原材料 成分 食いつきや形状 コスパ その他の評価
2.5 4 4 2.5 4
商品名 おすすめ度 価格(1kg) ショップ
フィジカライフ「チキン&大豆入り」「シニア犬用」
3.4 1,964
(Amazon調べ 2024.05.03)
フィジカライフ「チキン&大豆入り」「子犬用」
3.4 1,964
(Amazon調べ 2024.05.03)
フィジカライフ「チキン&大豆入り」「成犬用」
3.4 1,980
(Amazon調べ 2024.05.03)
フィジカライフ「ビーフ&大豆入り」「成犬用」
3.4 1,980
(Amazon調べ 2024.05.03)
フィジカライフ「白身魚&大豆入り」「成犬用」
3.4 1,980
(Amazon調べ 2024.05.03)

フィジカライフは、ユニ・チャームペットが製造・販売している、ペットショップ専用の国産フードです。
ユニ・チャームペットが販売するドッグフードの中では最も価格が高いシリーズです。
フードのタンパク質の含有量は28%以上となり他の高価なフードと遜色ない値です。
これはフィジカライフシリーズ内全ての商品が同程度の含有量となります。
この部分は後述の「成分表から見た評価・安全性」でさらに細かく分析していきます。

今回は、フィジカライフのラインナップの中から、成犬用チキン&大豆入りをピックアップし、分析、解説します。

原材料からみた安全性などを評価

まずは原材料から見ていきましょう。

小麦粉、豆類(大豆タンパク、大豆エキス)、動物性油脂、フィッシュエキス、肉類(チキンエキス、ポートリーエキス)、セルロースパウダー、ビートパルプ、酵母、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、ミルクカルシウム、Lーカルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)

主原料として小麦粉が使用されています。
穀物類は犬にとっては消化が悪いとされていますがドッグフードに含まれる穀物類は犬が消化しやすいように加工されています。これはフィジカライフの公式サイトにも紹介がありますね。
加えて、犬における食物アレルギーの原因になりやすいもの原料のトップは牛肉、続いて乳製品、鶏肉、4番目に穀物類である小麦となっています。
ドッグフードとしてよく使われる牛肉や鶏肉の方がアレルギーの原因となりやすいということです。
かといって穀物類が主原料でいいのかと言われるとそうではありません。
犬は肉食に近い雑食ですので穀物類より良質なタンパク質である肉や魚を多く含んだ方が食性に合っていますし、必須アミノ酸、ミネラルなども効率よく吸収できます。
穀物類の多くはかさ増しによるコストダウンのために使われます。
そのため、主原料に穀物類が来るのは好ましくないでしょう。

ただ、フィジカライフの特徴として「低リン設計」を謳っています。
リン値の高い食事は腎臓に負担をかけてしまいます。
また、このリンは食肉に多く含まれるため、フィジカライフは植物性のタンパク質を主体にすることにより「低リン設計」を実現しているのかもしれませんね。

その他で気になることは動物性油脂を使用していることです。
原材料となる肉類の詳細がわからないため、注意すべき原材料です。開示できないものや、多くの種類、部位が含まれるため記載できないことが考えられます。また、廃棄されてしまうような品質の低い肉から抽出された脂が含まれている場合があります。ただ、この動物性油脂はユニ・チャームペットではよく使用されます。
ユニ・チャームペットのずば抜けているところは嗜好性・食いつきの高さです。
動物性油脂が一つのブーストになっている可能性はありますね。

同社の低価格なものと比べると、とても良い内容と言えます。

成分表から見た安全性などを評価

次に成分表を見ていきましょう。
栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値と比較していきます。

成犬の基準値と比較
成分名基準値フィジカライフ(チキ・・・
カロリー基準値なし360kcal
タンパク質18.0%以上28.0%以上◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)5.5%以上12.0%以上◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし3.5%以下
水分基準値なし10.0%以下
灰分基準値なし8.5%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.4~1.60.60%◎ EXCELLENT
カルシウム0.5~1.80.75%◎ EXCELLENT
ナトリウム0.08%以上0.35%○ GOOD
マグネシウム0.06%以上0.10%◎ EXCELLENT
オメガ3*基準値なし記載なし
オメガ6*1.1%以上記載なし
基準値のオメガ3はαリノレン酸+EPA+DHAを合わせた数値基準値のオメガ6はリノール酸の数値

フィジカライフ・チキン&大豆入りは、タンパク質28%で、かなり高タンパクな部類に入るフードです。
これだけの高タンパクにも関わらず、リンの値が0.6%しかありません。
このフードの最大の特徴である、低リン設計と言う部分です。

ここまで低リン化されたフードはなかなかないので、腎臓の療法食が必須ではない子で、腎臓の数値が少し高めで、高タンパクフードを控えていた子、また年齢が上がるにつれて腎臓に問題を抱える子が増えていく現状をみれば、この低リン設計に配慮したフードは試してみても良いかもしれません。
原材料のところで、肉の名称ではなく肉類(エキス)と表記されているという話をしましたが、このリンの値を低く抑えるための製造方法が、小麦粉+大豆(植物性タンパク)と肉類エキスのバランスを取ると言う形に落ち着いたのかなと思います。
上記からフィジカライフは愛犬の腎臓に配慮したフードだと思います。

カロリーに関しては、100gあたり約360kcalで標準的な成犬用フードです。
脂質については主原料が小麦と大豆ですが意外に12%以上と高く感じますが、それでも他のドッグフードに比べると少し低いので肥満対策としても活躍してくれそうです。

形状と食いつきについて

こちらがフィジカライフのドッグフードです。

形状は、俵型で10〜12mm程度、厚み5mm程度です。
表面のデコボコ構造により胃での崩れやすさを実現した形状で、消化吸収しやすくなっているとのことです。

そこそこ、硬さがありますが爪を立てれば割れる程度です。
実際に、筆者も一粒、口に入れてみました。
硬さはありますが歯でサクッと割れる感じなので、小型犬でも歯が健康であれば食べやすいのではないかと思います。

臭いについては、ドッグフードらしい香りに、ほんのわずかに魚のような香りも併せ持っています。
比較的あまり匂いがないフードなので、普段からお肉の強い匂いのフードに慣れている子だと、匂いの少ないフードには興味を持ってくれない可能性があります。
ただ、そこは安心のユニ・チャームペットで食いつきはとても良い傾向があります。
実際に愛犬(大型犬:雑種)に与えてみたところとても食いつきがよく完食してくれました。

コストパフォーマンス

フィジカライフは主原料が穀物類・大豆で、原材料の価格自体が安価であり、ドッグフードをかさ増しすることができます。
ただ、安全性に懸念のある添加物は使用していない、また、タンパク質もしっかり入っています。

いいところも悪いところもありますが、コスパがいいとは言い難いところです。

その他の評価

会社の設立は1979年、国内では長いペットフードメーカーとしての歴史があります。
品質の安全性を確保するために、原料受け入れ時の検査、各工程でのチェック体制、出荷前のチェック体制などを行っています。製造についても品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001 及び 環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001 取得された工場で行われています。
この大手ならではの製造の仕組みは安心できる要素の一つであると思います。

クチコミについて

当ページの下部にある口コミ投稿、ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
当サイトへいただいたフードへの口コミはできるだけそのまま記載するようにしています。

良いクチコミ

  1. 3才の雌ヨーキーです。
    この3年間痒みに悩まされ血液検査をしてもはっきりとしたアレルギーがわからず、抗アレルギー薬を内服していた日々でした。
    またアレルギー用のドックフードをいくつも試してもダメでしたがフィジカルライフに変えてから痒みが治まりました。
    4か月あげ続けてますが、痒みなく経過しています。
    このドックフードに出会えて、とても感謝しています。
  2. 安心安全な国産フードを探していました。ドッグフード独特の匂いもなく、食いつきも良いです。
  3. 粒が小さいので小型犬には最適。
    これだけは飽きずに食べてくれます。
  4. 基本的には、よく食べてくれる子ですが、
    いろいろなフードを試したなかで、こちらが、1番続いてます!

悪いクチコミ

  1. 子犬用に混ぜて与え始めてから軟便と下痢が続いてしまい、フードを元の子犬用に戻したらウンチの状態が改善しました。
  2. 試供品を頂き、食いつきがよかったため購入しましたが数回食べて飽きたようです。残念です。
クチコミからの評価

国産で安心できるフードを探していました、小分けされていて、いつも新鮮な状態であげられるのが良い、食い付きが良い、等、クチコミは、概ね高評価が多いようです。
悪いクチコミとしては、値段が高め、軟便になった、食べなかった等も少し見られました。
高評価にある食い付きの良さは、植物性タンパクを補うための動物性油脂が関係しているかと思いますが、この部分が何を使われているのか明確にしてもらえたら、さらに安心感が増しますね。

まとめ

フィジカライフ・チキン&大豆入り成犬用は、高タンパクで低リン仕様という、今までにあまり例を見ないフードです。
原材料が小麦粉と大豆ではありますが、タンパク質28%と高い値を示しており、人口の添加物も配合されていません。
穀物アレルギーのある子には残念ながら与えてあげる事は出来ませんが、グレインフリー全盛の昨今、高タンパク・低リン・タンパク消化率アップと独自の製造方法で企業努力されているのは評価できる点だと思います。

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    商品名 おすすめ度 価格(1kg) ショップ
    フィジカライフ「チキン&大豆入り」「シニア犬用」
    3.4 1,964
    (Amazon調べ 2024.05.03)
    フィジカライフ「チキン&大豆入り」「子犬用」
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