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キアオラ ドッグフードの安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載

執筆
  • 能瀬茉優 ( アニマルケアスタッフ:旧動物看護師 )

    獣医学部を卒業。
    アニマルケアスタッフ(旧動物看護師)として動物病院に勤務する傍ら、執筆活動を行う。

  • 犬暮らしプロジェクトチーム

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高品質、安心全然のドッグフード

キアオラ ドッグフード

おすすめ度
(4.1)
原材料 成分 食いつきや形状 コスパ その他の評価
5 4 4 2 4.5
商品名 おすすめ度 価格(1kg) ショップ
キアオラ「ラム&レバー」
4.1 3,344
(Amazon調べ 2023.08.10)
キアオラ「ラム&サーモン」
4.1 3,177
(Amazon調べ 2023.08.10)
キアオラ「ビーフ&レバー」
4.1 3,344
(Amazon調べ 2023.08.10)
キアオラ「ビーフ&サーモン」
4.1 3,177
(Amazon調べ 2023.08.10)
キアオラ「カンガルー」
4.1 4,092
(Amazon調べ 2023.08.10)

キアオラとは、ニュージーランド産の高品質な原材料で作られたペットフードです。キアオラ、という意味はニュージーランドの原住民の言葉で、”元気でね”という意味で、このことから動物の健康を願い、品質や配合にこだわっています。
ニュージランドで自然放牧された良質な肉をメインにお肉の配合利用を最大限まで使用しています。一方で犬のアレルギーを考慮し穀物は不使用、消化が難しい植物性の原材料は必要最低限に抑えています。
また、すべての肉原料に抗生物質やホルモン剤などを使用していない高品質な肉を使用しています。
すべてのラインナップにおいて、消化がよく、皮膚・被毛・おいしさ・免疫力・便のヘルスケアなどが追求されたドッグフードです。
ラインナップには・・・

  • カンガルー
  • ラム&レバー
  • グラスフェッドビーフ&レバー
  • ラム&サーモン
  • グラスフェッドビーフ&サーモン

があります。
今回はこの5つのラインナップの中から「キアオラドッグフード ラム&レバー」をピックアップして原材料・成分表から安全性、食いつき、コスパやその他の情報を分析・解説します。

原材料からみた安全性などを評価

キアオラドッグフード ラム&レバーの原材料は以下の通りです。

ラム生肉、ドライフィッシュ、えんどう豆、ラムレバー、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、ミネラル類(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、ビネガー、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン

動物性タンパク質に利用されている材料は、ラム生肉、ラムレバー、ドライフィッシュのみです。最も多く配合されているラム肉は、高品質の仔羊の肉であり、脂肪燃焼効果が期待できるLカルニチンやビタミンB1、B2、Eを多く含んでいます。
原材料の肉類は厳格な疫病管理と、トレーサビリティ(原材料〜生産〜流通が追跡)が行われているため、その品質も高いレベルを誇っています。

また、穀物類が使用されていない、いわゆるグレインフリーのドッグフードとなっています。
穀物類と聞くと食物アレルギーを連想するかもしませんが、犬におけるアレルギーの原因物質はトップが牛肉、続いて乳製品、鶏肉、4番目に穀物類である小麦となっています。そのため、過度に心配する必要はなく、逆に多少は含まれていた方が腸内環境を整えたりするのに役立ったりするものです。
ただ、このキアオラはその辺りも考慮してえんどう豆を代用として使っています。えんどう豆は不溶性食物繊維で、お腹に入ると水分を吸収して腸内で膨らみ、蠕動運動を促進する働きがあります。整腸作用があるということですね。

また、キアオラのドッグフードは植物性原料が少ないシンプルな原材料構成になっていて、これは消化の良さに直結してきます。
肉食である犬の食生・消化に合わせたドッグフードになっています。

そのほかの、気になる成分としてはミネラル類の硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガンではないでしょうか。
これらのミネラルは、さまざまな体の機能を正常に維持するために使用されています。
それらの役割を簡単に説明します。

硫酸亜鉛
細胞の複製、タンパク質の代謝、皮膚や粘膜の健康に関与しています。
硫酸鉄
血液に大切な鉄の補給を目的として配合されています。
硫酸銅
適度な量は血中の赤血球を作るために必要です。人の粉ミルクにも含まれており、安全な成分です。
硫酸マンガン
多くの酵素の活性に必要な、必須ミネラルのマンガンと硫酸を結合させたものです。

原材料には、懸念のあるもの、危険性のあるものは一切使われていない犬の食性を最大限に考えたドッグフードであると考えられます。

成分表から見た安全性などを評価

次に成分表について分析していきます。

タンパク質 29.0%以上
脂質 17.0%以上
粗繊維 4.0% 以下
灰分 10.0% 以下
水分 10.0% 以下
カロリー 約365kcal/100g

タンパク質は成犬の約60%を占め、脂質とバランスよく摂取することで健康な筋肉・内臓・皮膚・爪、美しい被毛を維持する重要な成分です。
ペットフードの栄養基準を決めている世界的な団体「AAFCO(全米飼料検査官協会)」は、成犬の場合は18%以上、子犬は22%以上のタンパク質を含むことを推奨しています。その値を大きく上回っているので、十分にタンパク質が取れることがわかります。ただ、動物性原料を使用した高タンパクフードはリン、カルシウムなどのミネラル分が高くなりやすい傾向があります。腎臓や肝臓を患っている愛犬は注意が必要です。特にキアオラにはミネラル分の記載がないため不安がある方は見送った方がいいかもしれませんね。

脂質の適正含有量は12〜18%と言われているため、本商品の脂質は適正量です。
また、公式HPの成分表には記載されていませんでしたが、鶏脂、全粒亜麻仁によって必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(以下オメガ3)、オメガ6脂肪酸(以下オメガ6)を配合していることが記されています。
オメガ3とオメガ6は被毛や筋肉だけでなく、免疫機能や繁殖・発育機能にも関わっており、これらの脂質とタンパク質がバランスよく配合されていることにより、若々しく健康な状態の維持が期待できます。

一般的な繊維含有量は2〜4%のため、本商品は適正範囲内です。
適度な量の繊維は腸内環境を整え、健康の維持の手助けになります。

形状と食いつきについて

キアオラのドッグフードは、直径10mm前後の円形で、厚み4mm前後の薄いフードです。

サイズは安定していませんが、これは犬の消化・食性を考え、植物性原材料を可能な限り少なくし、粒の成形に影響するデンプン原料を少なくしたことが要因だと考えられます。
ただ、これは愛犬の食いつきには直結しないと考えられます。

また、硬さについてですが、硬くはありますがその薄さのおかげで指で割ることもできます。
筆者が一粒食べてみたところ、サクッと歯が入るので小型犬でも食べられると思います。

表面には、骨をすり潰したものをミネラルの補充のために加えていて、骨粉が表面に出ている事がありますが、これも、食いつきには影響しません。
匂いは香ばしく犬の食欲をそそるような香りです。

このフードの注意点は、香料や保存料、着色料を使用していないため、賞味期限が短いことです。
また、長期間保存すると品質が低下したり、臭いが変化し、食いつきが悪くなる事が考えられるので開封後は1ヶ月程度で食べ切れるようにしましょう。

コストパフォーマンス

金額は以下の通りです。

  • 400g/1,800円(4,500円/1kg)
  • 800g/2,950円(3,687.5円/1kg)
  • 2.5kg/7,600円(3,040円/1kg)
  • 4.5kg/13,000円(2,880円/1kg)
  • 9.5kg/22,000円(2,315.7円/1kg)

最安でも1kgあたり2,300円以上かかります。どの容量を購入するかにもよりますが、割高な方だと言えるでしょう。
しかし、原材料のほとんどが高品質なラム肉であることから、値段に見合った商品であると考えられます。
まずは少量でのお試しをお勧めします。
公式に一ヶ月程度で消費することが推奨されているので、多すぎる量の購入に注意してください。

その他の評価

その他の評価や気になる点についてまとめました。
本品で使用しているラム肉は1年を通じて自然放牧で育てられた仔羊であり、ビタミンが豊富で高品質です。
また、本商品の酸化を防ぐための抗酸化物質は、天然由来のものに限られており、免疫力を保つ手助けをしています。
これらの内容と原材料、成分はAAFCO規定の分析試験により評価されており、その結果、幼犬、成長期の犬、妊娠犬、授乳犬の健康維持に適している、総合栄養食であることが証明されています。

クチコミについて

当ページの下部にある口コミ投稿、ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
当サイトへいただいたフードへの口コミはできるだけそのまま記載するようにしています。

良いクチコミ

  1. 他と比較して高いが、チワワの毛艶が良くなった。便が小さくなり、以前より臭くなくなった。
  2. 涙やけに効果あり。ビーフよりもラム&レバーの方が涙やけには良さそう。顔まわりを湿らせていた涙が今では全く出ない。
  3. 食いつきが良い。値段は高いが、綺麗な被毛のために再度購入予定。
  4. 3年間食べさせているが、臭いがいいのか全く飽きてない様子。

悪いクチコミ

  1. 鮮度が悪かった。発送元のミスだと思う。
  2. 色々なフードを試したが合わなかった。
  3. 灰分が多めなので尿結石が心配
クチコミからの評価

良いクチコミでは毛艶が良くなった、涙やけが治った、便が良くなった、高齢犬でも食いつきがいい、などが挙げられます。
特に注目したいのが、多数見受けられた「高いけれどまた購入します」というコメントでした。それだけ購入者達が値段に見合った効果を実感しているとわかりますね。

悪いクチコミでは新鮮でなかった、というものがありましたが、これは具体性がなかったため判断使用がありません。
配送元のミスとあるので、フードが割れていたといったことかと思いますので、このフードの評価には関係がありません。

また、「灰分が多めなので尿結石が心配」とのクチコミがありましたが、概ね一般的フードの適正値の範囲内です。
高タンパク質なドッグフードは基本的に灰分が高くなりやすい傾向があります。
成分表のところで少し書きましたが腎臓や肝臓を患っている愛犬は注意が必要です。
これはリンが多く含まれやすくなるためで、腎臓や肝臓を患っている愛犬の場合はこれをうまく排出できないことがあります。
これにより腎臓や肝臓に負担がかかるため、キアオラのような高タンパクなフードは合いません。
腎臓サポート系のドッグフードにすることが必要となります。

まとめ

原材料、成分、口コミ全てから評価すると、少し高いけれど買ってみる価値がある商品である事がわかりますね。
割高ではありますが、まずは一ヶ月ほどはお試し購入なさって、おうちの子に合うようであればぜひ続けていただきたいです。
他にもアレルギーに特化したカンガルーや、嗜好性に特化したビーフ&レバーなどがあります。
この際におうちの子に合う商品を探してみてはいかがでしょうか?

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    商品名 おすすめ度 価格(1kg) ショップ
    キアオラ「ラム&レバー」
    4.1 3,344
    (Amazon調べ 2023.08.10)
    キアオラ「ラム&サーモン」
    4.1 3,177
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    キアオラ「ビーフ&レバー」
    4.1 3,344
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    キアオラ「カンガルー」
    4.1 4,092
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