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ELMOの安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載

執筆

人工着色料や人口保存料も不使用

ELMO

おすすめ度
(3.3)
原材料 成分 食いつきや形状 コスパ その他の評価
3 3 4.5 3 3
商品名 おすすめ度 価格(1kg) ショップ
ELMO エルモ 「リッチインチキン・成犬用」
3.3 1,551
(Amazon調べ 2023.10.19)
ELMO エルモ 「リッチインチキン・幼犬用」
3.3 1,696
(Amazon調べ 2023.10.19)
ELMO エルモ 「ラムライス&ポテト・成犬用」
3.3 1,782
(Amazon調べ 2023.10.19)
ELMO エルモ 「サーモンライス・成犬用」
3.3 1,782
(Amazon調べ 2023.10.19)
ELMO エルモ 「サーモンライス(ライト)・成犬用」
3.1 1,980
(Amazon調べ 2023.10.19)

ELMOプロフェッショナーレは、「高品質素材」と「動物栄養学研究」に基づいて生産されているイタリア原産のプレミアムフードです。原材料は地元イタリアを主として、すべてヨーロッパの原材料を使用しています。すべてと言いつつ「一部商品を除く」とありますので、おもにヨーロッパ産と言ったところでしょう。
ELMOプロフェッショナーレは、パピー向けからシニア向け、目的やアレルギーなどの体質に合わせて、選べる8種類を用意しています。

今回はその中から、「ELMO リッチインチキン 成犬用」を検証します。

原材料からみた安全性などを評価

「ELMO リッチインチキン 成犬用」の原材料は以下の通りです。

鶏肉、米、トウモロコシ、鶏脂、ビートパルプ、ビール酵母、コーングルテンミール、タンパク加水分解物、サーモン、サーモンオイル、ミネラル類、マンナンオリゴ糖
(MOS)、キシロオリゴ糖(xOS)、ユッカシジゲラ、スピルリナ原末、加水分解甲殻類(グルコサミン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン源)
自然保存料:トコフェロールとローズマリー抽出物成分、自然風味料:自然栗エキス 20mg/kg

シンプルな配合になっていますので、フード選びにあたってあまり考え込む必要がなさそうです。原材料は主にイタリア、ヨーロッパ産を使用しています。

チキンファースト

第一種原料は鶏肉ですが、生肉を使用しているのか、乾燥肉を使用しているのか不明です。サイトでは原材料についての詳しい案内は見つけられませんでしたが、ブランドPR動画を見る限りでは鶏は放し飼いにされています。
単一タンパク質源にこだわっているとのことで、こちらのフードはチキンファーストとなっています。あらかじめ摂取するタンパク質の種類を絞り込むことで、愛犬のアレルギー症状を観察しながらフード選びができる利点があります。しかし、サーモンが配合されていても「単一タンパク質源」になるでしょうか。

穀類使用

アレルギーを引き起こしがちな小麦は使用していませんが、米、とうもろこし、コールグルテンミールといったイネ科の穀類が使用されています。コーングルテンミールはトウモロコシからコーンスターチ(でんぷん)を製造する際に発生する副産物です。主に飼料として使われています。この後筆者は試食に戸惑う響きです。若干、カサ増し感もあります。

ビートパルプ使用

甜菜糖を搾ったあとの副産物です。食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれる効果があります。ビートパルプの使用については賛否が分かれますが、筆者はとくに気にしません。ただ、穀類も多く使用しているので、やはりカサ増し感が否めません。

オリゴ糖配合

整腸作用が期待できます。

人工保存料、人工着色料不使用

トコフェロール、ローズマリー抽出成分を保存料として配合しています。開封して2週間からひと月程度で食べ切ることを推奨しています。

オメガ脂肪酸

サーモンからオメガ脂肪酸を摂取できます。皮膚や毛、心臓血管を健康維持を助けます。

スピルリナ、ユッカシジゲラ

スピルリナはサプリメントなどでよく目にするスーパーフードです。タンパク質、ビタミン、ミネラルその他豊富に含まれています。使用原材料が少ない印象のフードなので、栄養強化になります。
ユッカシジゲラについては筆者は聞いたことがありませんでしたので、調べてみました。観葉植物のユッカの仲間のようです。主にサポニンを含み、血管の健康や高血圧、肥満防止に効果があるようです。抗炎症作用もあるようなので、シニア期の関節症状にもよさそうです。

グルコサミン、コンドロイチン

シニア期の関節症状に備えて摂取したい成分です。

タンパク質加水分解物

添加物のような危険な響きですが、タンパク質を分解してアレルギーを予防する上でメリットのある食品です。

また、その他のラインナップに補足を入れます。
本商品、リッチ イン チキン(高齢犬用)、ダック&ポテト以外にはニンニクが含まれます。
ニンニクは、犬にとって有害で、食べさせてはいけないものとして知っている方もいらっしゃると思います。ただ、ドッグフードに含まれるニンニクは微量となりますので命や健康を害すような量は含まれていません。

ニンニク自体には免疫力強化などの効果があるとされています。
また、海外の論文では研究を通して、血糖値を低下させる可能性を示唆しています。
https://link.springer.com/article/10.1007/s00580-011-1381-6

ただ、あくまで、ドッグフードに含まれるニンニクについてのことですので、手作りフードではニンニクを与えないようにしましょう。

成分表から見た安全性などを評価

「ELMO リッチインチキン 成犬用」の成分値は以下の通りです。

粗タンパク質 26%以上
粗脂肪 14%以上
粗繊維 2.5%以下
粗灰分 6%以下
水分 8%以下
カルシウム 1.2%以上
リン 0.8%以上
オメガ6(必須脂肪酸) 3.8%以上
オメガ3(必須脂肪酸) 0.7%以上
代謝エネルギー 405kcal/100g

タンパク質が26%以上ということで、筆者がドッグフードを選ぶ際に参考にするAAFCO全米飼料検査官協会(The Association of American Feed Control Officials)の推奨値18%以上(成犬)〜22.5%以上(幼犬)をクリアしており、十分なタンパク質が含まれています。
動物性タンパク質はチキンとサーモンから、植物性タンパク質は主にコーングルテンミールからと言ったところでしょうか。各配合量が不明なため、割合を知ることはできません。

脂質は14%以上で、同協会の基準値5.5%以上(成犬)〜8.5%以上(幼犬)をクリアしています。一般的なフードと大差はありません。(筆者が日常的に使用しているフード比:アカナプレイリーポートリー17%。シュプレモ成犬用チキン15%以上)脂質については上限値10%以下を推奨する専門家もおられますので、年齢や体質、運動量などと相談しましょう。

粗繊維は2.5%以下で、他社フードより若干少なめです。穀類やビートパルプを使用している割には抑えられています。

100gあたりのカロリーは405kcal/100gで若干高めです。(筆者が日常使用しているアカナ(349kcal/100g)と比べるとカロリーは約15%アップです。
カロリーが一般的なフードと比べても高いこと、また、原材料表記の2番目に米の記載の記載があるため、筆者宅では少し敬遠してしまいます。

形状と食いつきについて

約7mmx6mm、厚みは約6mm、俵型です。

自然風味料に自然栗エキスとありますが、塩麹に似た甘い香りがします。
試食してみました。
薄味で、パッケージを開けた時のような強い塩麹臭に比べるとインパクトはありません。
悪くはありません。
なんとなく後味が、チップスター塩味の後味に似ているような。

食感は、水分10%のフードに比べると、8%のこのフードはカリッと乾燥している感じがあります。
柔らかくはないので、筆者の愛犬(小型犬)のように歯に問題を持つ子は、若干咀嚼が難しいかもしれません。

筆者の愛犬(中型13kg)

最近では混ぜ物が必要な子ですが、単品で、しかもモリモリ完食しました。

筆者の愛犬(小型6.5kg)

歯が悪いため、硬かったのか2、3粒食べて、諦めました。

コストパフォーマンス

「ELMO リッチインチキン 成犬用」はAmazonにて3kgバッグが4,700円で購入できます。(2023年10月時点)筆者の愛犬(中型犬13kg)が1ヶ月続ける場合、4.2kg必要で約6,600円となり、お財布にはたいへんやさしい価格となっています。

しかし、原材料が一部不明瞭な点、穀類を多く使用している点、それらでカロリーを補っても愛犬の健康にメリットがない点などを考慮すると、「良いものを手の届く価格で」目線でのコストパフォーマンスの良さは感じられません。

その他の評価

気になる点としては筆者宅で使用しているフードに比べてカロリーが高めということ、また、穀物類である米が多く使われていることです。
カロリーが高くなるということは、当然1日の摂取量は減りコストも安くなります。
ただ、愛犬にどんな食材を摂取させて栄養を満たしたいか、しっかり考えることが必要だと再認識しました。

 

クチコミについて

当ページの下部にある口コミ投稿、ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
当サイトへいただいたフードへの口コミはできるだけそのまま記載するようにしています。

良いクチコミ

  1. この値段でこの品質はとても嬉しいです。食いつきにムラがある子ですが、食べてくれています。
  2. 今のところ、一番食いつきがいいフードです。以前はよく食べ残しがありましたが、フードを変えてからは、残さず完食しています。
  3. ビタミンとミネラルがたくさん配合されていて、うちの子にはとても良い商品で気に入っています。
  4. トッピングなしでも食べてくれます。

悪いクチコミ

  1. 残さず食べてくれるが、涙やけと毛艶が気になる。
  2. パッケージの口が狭いため、フードを取り出しにくい。
クチコミからの評価

食いつきと価格については高評価で、他フードで食べ残しや食べムラに問題があった子でも、ELMOに変えることで改善されたという口コミがいくつか見られました。食べないという口コミは見られず、嗜好性が高いフードのようです。
フードの栄養価が高いことで他フードとの併用など、カロリー調整の工夫が必要な場合もあるようです。

まとめ

今回は「ELMO リッチインチキン 成犬用」を検証しました。原材料が一部不明瞭な点、穀類を多く使用している点が筆者的には気になり、今回は厳しい評価となりました。
ただ、口コミでは大変評価は高く、食いつきも良好のようです。
内容も大切ではありますが、まずはご飯を食べることが大切です。愛犬がおいしいと思えるご飯を探してあげましょう。

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    商品名 おすすめ度 価格(1kg) ショップ
    ELMO エルモ 「リッチインチキン・成犬用」
    3.3 1,551
    (Amazon調べ 2023.10.19)
    ELMO エルモ 「リッチインチキン・幼犬用」
    3.3 1,696
    (Amazon調べ 2023.10.19)
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    3.3 1,782
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    3.1 1,980
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