犬をはじめて迎え入れる際にはさまざまなドッグ用品の準備が必要です。
はじめに、犬の安全な落ち着ける場所を確保するためにはケージ、または犬用ベッドが必要になります。
日常飼育においては、ごはんや水の補給も欠かせません。
そのためにはごはんと水のボウル、また、犬種に合わせたドッグフードなどが必要になります。
外出時には、リード、首輪、およびハーネスは必須です。
特に、日々のお散歩では首輪、リード、また、迷子になった時のためのIDタグなどの安全対策も必要となります。
本記事では犬をはじめて迎え入れる際に必要なドッグ用品をリスト化、また、おすすめの商品などを紹介します。
目次
チェックリスト
犬をはじめて迎え入れる際に必要なドッグ用品を12個のリストアップしました。
クリック or タップするとチェックを入れることができます。
リードと首輪選び
リード、首輪選びの重要点を解説します。
首輪選び
小型犬には細めのものが適していますが、大型犬には太くて強度のあるものを選ぶことが大切です。
また、首輪が犬の首にしっかりフィットしながらも、窮屈になりすぎないものを選びましょう。
引っ張りが強すぎる犬は首や呼吸器に負担がかかりやすいのでハーネスをおすすめします。
ただ、ハーネスは一見抜けにくく見えてもスポッと抜けてしまうことがあるので注意が必要です。
首輪同様に調整ができるものも多くあります。
材質はナイロンやレザーなどの耐久性のある素材を選び、肌に優しいものを選ぶことでかぶれなどを防ぐことができます。
これがオススメ!
引っ張りが強い子にオススメ
ハーネスはこれがオススメ
リード選び
犬のサイズに、それぞれに合ったリードの太さや強度を選びましょう。
また、大型犬や引っ張りが強い子は、頑丈なものを選びましょう。
以下はリードの種類です。
フラットリード | 一般的なリードです。 近所の散歩や街中での散歩におすすめです。 |
フレキシブルリード(伸縮タイプ) | 持ち手部分にスイッチがついていて伸縮可能なリードです。 公園や開けた場所などで犬を自由に動かせる場所での散歩に適しています。 |
マルチファンクションリード | 多機能タイプのリードです。 ハンズフリーで肩やウエストにかけたりすることができるもの、二頭の犬につけたりすることができます。 |
おすすめはコレ
ごはん用の給水用ボウルの選び方
サイズ・深さは犬のサイズに合わせて選びましょう、
また、パグやフレンチブルドッグなどの鼻の短い犬種は浅いボウルの方が食事を取りやすいです。
安定性があり、抗菌性のあるものを選びましょう。
早食い癖を防止できるボウルもおすすめです。
また、材質によってメリットやデメリットがあります。
以下は材質ごとの特徴です。
ステンレス製 | 錆びない、耐久性が高い、抗菌性が高い |
セラミック製 | 重くてずれにくい、割れやすい |
プラスチック製 | 軽く、扱いやすいが、噛むとすぐに傷がつくことがある。 また、犬によってはアレルギー反応を起こすことも |
陶器製 | 重くてずれにくい、金属アレルギーがあっても使える。割れやすい |
コレがおすすめ
ケージの選び方
ケージの広さは以下を基準にしましょう。
高さ | 犬が立っても頭や尾が触れないこと。 |
横幅と奥行き | 犬が無理なく回転できること。 犬が横になっても十分な余裕がある。 |
安定性 | ケージが簡単に倒れたり、移動したりしないようなものはNGです。 滑り止めの機能がついているものを選ぶと良いです。 |
その他 | ケージの底には取り外し可能なトレイが付いていると、清掃がしやすくなります。 |
おすすめはコレ
犬用ベッドの選び方
犬用ベッドは愛犬が快適に過ごすために大切なアイテムです。
サイズや好みなどを観察しながら適切なものを選びましょう。
以下が犬用ベッド選びのポイントです。
サイズ感 | 愛犬が背伸びしても、丸まって寝ても落ちてしまはないように、余裕のあるものにしましょう。 ただ、広過ぎると落ち着くことができませんので程よいサイズ感のものを選びましょう |
素材 | 犬は体温調整が苦手なので夏は通気性の良い素材、冬は保温性のあるものがいいです。 また、カバーが取り外して洗濯できるものを選びましょう。 |
また、上記以外にも噛み癖がある場合は丈夫なもの、丸くなって寝る場合はドーナツ型、まっすぐ伸びて寝る場合はマット型など、愛犬の癖を見極めて買うと安心です。
おすすめはコレ
犬用ブラシ
犬用ブラシは犬の被毛、皮膚トラブルを予防し、健康を維持するために非常に重要です。
以下はブラシの種類と特徴です。
スリッカーブラシ | 細かいピンがたくさん付いているブラシです。 短毛種〜中毛種〜長毛種、ワイヤー種など種類問わず使用できます。 |
ピンブラシ | ピンの先端が丸くなっているブラシです。 毛量が少ない犬種、特に長毛種な犬に適しています。 |
ラバーブラシ | ゴムでできていますので洗いやすいのが特徴です。 抜け毛の多い短毛種におすすめです。 皮膚などにも優しくマッサージ効果もあります。 |
グローブブラシ | 手袋タイプのブラシです。 ブラシの素材はラバータイプになっています。 体を撫でたり、マッサージしながらブラッシングできるので愛犬とのコミュニケーションをとることもできます。 |
愛犬の被毛のタイプを見ながら適切に選びましょう。
おすすめはコレ
犬用シャンプーの選び方
犬用シャンプーは皮膚や被毛の健康や快適さを保つために必要なグッズです。
人間用と犬用のシャンプーでは成分が異なりますので注意が必要です。
そもそも犬と人間の肌は
また、人と犬の肌は以下の違いたくさんあります。
pHバランス | 人間は弱酸性、犬は中性からややアルカリ性 |
皮膚の厚み | 人間は厚いが、犬の皮膚は薄い |
汗腺(汗をかく機能) | 人間は全身に汗腺があり、足の裏の一部のみ |
皮脂の匂い | 人間の匂いとは別に犬特有の匂いがある |
毛の生え方 | 人間はほとんどが一つの毛穴から1本、犬は一つの毛穴から複数本が多い |
皮膚の再生速度 | 人間よりも犬の方が早く治癒も早い |
皮膚トラブルの頻度 | 人間より犬の方が皮膚トラブルが起きやすい |
上記を考慮しながら犬用シャンプーを選びましょう。
シャンプー選びのポイントは以下です。
- 適切なpHバランス
- 炎症を抑える機能
- 優しい洗浄力
- 天然成分・無添加
- 不快に感じない香り
おすすめはコレ
犬の爪切りの選び方
犬の爪が伸び過ぎると不自然な姿勢や歩行につながり関節などに不具合が生じます。
爪割れや巻き爪になると怪我や感染症を引き起こすこともあります。
また、人間と生活するうえではスキンシップで人間が怪我をしたり、家具や床を傷つける原因になることもあります。
犬の爪切りは上記のように大変重要ではありますが、犬の爪には血管(生きた部分)があり、これを切ってしまうと犬は大きな痛みを感じるため、注意が必要です。
また、犬の爪切りは以下の種類があります。
ニッパータイプ | 特に人気があるタイプで初めての方でも比較的、使いやすい爪切りです。 持ちやすく、力も入りやすいです。 |
ギロチン式 | 円形の穴から刃が出てきて爪をカットするタイプです。 プロのトリマーなどが使うことが多く切れ味がいいです。 |
ハサミ式 | 持ちやすいですが切れ味があまり良くありません。 |
電動式(研磨式) | 電動の爪やすりで、少しずる研磨できることと、爪切りのパチンという音が出ないためこの音が苦手な犬には最適です。 |
犬は爪切りを嫌がる子が多いので素早く切れるものを選ぶといいです。
ポイントとしては・・・
- よく切れる
- 深く切りすぎないストッパー付き
- 音が静かなもの
- 握りやすい
といったものがおすすめです。
おすすめはコレ
トイレシートの選び方
犬のサイズはもちろんですが特に吸水力や防臭機能が大切です。
その他、取り替えのしやすさや価格なども日々、必要になるため継続できるものを選ぶ必要があります。
以下に重要なポイントをまとめます。
吸水性 | しっかりと尿を吸水すること。 また、吸水力が長持ちするタイプがいいです。 吸水力が低いと足濡れが出てしまい、部屋の中の汚れにつながります。 |
サイズ | 犬のサイズに合わせて選びましょう。 サイズが小型犬、中型犬、大型犬などで商品は分かれているので愛犬のサイズからシートサイズを選びましょう。 |
防臭機能 | 室内で使うものなので防臭機能があるものを選びましょう。 |
オススメはコレ
IDタグ
犬用のIDタグは愛犬が迷子になってしまった際に連絡をもらったり、位置情報が取得できるものは愛犬の居場所を知ることができます。
以下は犬用IDタグ選びのポイントです。
- 耐久性のある真ちゅうやステンレスタグが一般的
- 文字が消えづらい刻印式
- 愛犬が不快にならないサイズ感
- 位置情報がわかるタイプもオススメ
オススメはコレ
春から夏にかけて必要なノミ・ダニ対策
ノミは主に春から秋にかけて、約20〜30度で活発になり発生しやすくなります。
マダニも同じく春から秋にかけて活発化します。
この期間は特にノミ・ダニ対策が必要になります。
ノミ・ダニの感染経路とは?
感染経路は主に犬の散歩コース、ドッグランなど地面や草むらから寄生されることが主です。
マダニに関しては草むらなどに入った際に寄生されます。
また、人の服や靴などに卵が付着したりして、家の中で繁殖してしまうケースもあります。
ノミ・ダニの予防剤
犬のノミやダニは重篤な感染症やアレルギーを引き起こすことがあります。
また、一緒に生活する人間にも影響を与えることがあります。
予防剤には以下のようなものがあります。
スポットタイプ | 愛犬の皮膚に直接垂らすもので、一度使用すると数週間程度効果が期待できます。 ただ、皮膚疾患がある場合は使用できない場合もあります。 |
チュアブル(錠剤)タイプ | 口から与えるタイプの予防薬で、一回の摂取で効果が長く続くものが多いです。 シャンプーなどの影響を受けつけにくいですが原材料にアレルギーがないか確認をしましょう。 |
首輪タイプ | 犬の首に装着するものです。 効果は長く続くものが多く数ヶ月程度有効です。 ただ殺虫成分が染み込んでおり、アレルギーなどを起こす場合もあるので首輪タイプを使用している場合は愛犬の体調管理を怠らないようにしましょう。 |
おすすめはコレ
まとめ
犬を迎え入れる前にしっかりと準備をしておくことは愛犬と人間双方にとって非常に重要です。
事前に準備しておくことで愛犬も新しい環境に順応しやすく、また、急なトラブルにも対応できます。
愛犬との共同生活をより良いものにするために計画的に準備を進めましょう。