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ラフ・コリーは飼いやすい?特徴や賢さ、罹りやすい病気などを徹底解説

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今回はラフ・コリーの特徴、飼やすさ、散歩の量や頻度、罹りやすい病気、月の食事代などについてまとめました。

目次

ラフ・コリーの特徴とは?

ラフ・コリーはイギリスのスコットランドが原産と言われていますが、その祖先は紀元前500年ごろのローマが起源とされています。
当時、ローマ人によってイギリスに持ち込まれた犬が現在のラフ・コリーの元になったとされています。
18世紀ごろからは運動神経の高さ、知性と従順さから牧羊犬として活躍してきました。
広く知られるようになったのは19世紀の中頃、ヴィクトリア女王がスコットランドを訪れた際に、そのエレガントさに魅了されスコットランドのお城で飼育されるようになりました。
コリー犬はみなさんも名前を聞いたことがあるかもしれませんが「名犬ラッシー」というアニメに登場している犬のモデルになった犬種です。
そんなラフ・コリーですが、なかなか見かけることは少ないかもしれません。
ラフ・コリーの一般社団法人ジャパンケネルクラブの日本における犬種別登録件数は250頭程度で137犬種中、第44位となっています。
参考:https://www.jkc.or.jp/archives/enrollment/21072

「よく見かけるよ」という方は、もしかしたらよく似た犬種であるシェルティ(シェットランド・シープドッグ)と見間違いしてるかもしれません。
どのような違いがあるのか簡単に紹介します。

ラフ・コリーとシェルティの違いとは?

ラフ・コリーは大型犬、シェルティは小型〜中型犬

サイズが異なります。
ラフ・コリーは大型犬、シェルティは小型〜中型犬です。

  • ラフ・コリーは55〜66cm程度、体重22kg〜32kg程度
  • シェルティは体高33~41cm程度、体重7〜12kg程度
毛色の違い

国際畜犬連盟(FCI)という純血犬種のスタンダードを管轄している団体が認める毛色はそれぞれに違いがあります。

ラフ・コリーの毛色は全部で3種類
  • セーブル&ホワイト
  • トライカラー
  • ブルーマール
シェルティの毛色とは全部で5種類
  • セーブル&ホワイト
  • ブラック&ホワイト
  • ブルーマール
  • トライカラー
  • ブラック&タン
性格の違い

ラフ・コリーは大型犬らしい穏やかな気質を持っているため吠えにくいのが特徴です。
シェルティは警戒心と縄張り意識が強く吠えやすい傾向があります。
そのほかは似ていて、どちらも従順で、飼い主を喜ばせることが大好きで、とても賢いです。

サイズ 大型犬
体高 55〜66cm程度
体重 22kg〜32kg
毛色 セーブル&ホワイト・トライカラー・ブルーマール
原産地 スコットランド
平均寿命 12~14歳程度
知能 賢い
吠え 中程度

ラフ・コリーは飼いやすい?

サイズを除けば飼いやすい犬種です。

大型犬らしい落ち着き

コリー系の犬種は、牧羊犬として活躍してきた歴史があるため、吠えやすい傾向がありますが、ラフ・コリーに関しては大型犬らしい落ち着きがあり、比較的、吠えにくい犬種です。ただ、生後から1〜2歳までは活発で大変かもしれません。成長とともに次第に落ち着き、どっしりとした貫禄を持つ傾向があります。

温厚で社交的

ラフ・コリーはとても温厚で社交的な気質を持っています。
元々、群れで行動していた犬種ですので、家族と一緒にいることを好みます。
そのため、飼い主への愛情は深い傾向があります。
その温厚さから、知らない人や他の犬とも良好な関係を築ける子が多いです。

賢い犬種

人間の社会で活躍してきたため、賢い犬種です。
飼い主を喜ばせることが大好きなので、しつけはしやすい傾向があります。
さらに高い集中力と人間と一緒に何かをすることを好むためさまざまなことを覚えてくれるでしょう。
コロンビア大学の博士号を取得したスタンリー・コレン氏が発表した研究結果である犬の知能ランクでは141犬種の中で17位となっています。
詳しくは「賢い犬ランキング、総勢141犬種を紹介!犬の知能テスト方法も紹介します!」をご覧ください。

運動量はそこそこ必要

大型犬ということもあり、運動量はそこそこ必要です。

必要な運動量とは?

ラフ・コリーは1日2回各25〜40分程度の散歩が最適です。
また、知能が高いためボールなどを使った動きのある運動や、いつもとは違う散歩コース、花などのいつもとは違う香りを感じられるコースなどを選択すると満足度が高まります。
他の飼い主、他の犬とのコミュニケーションも刺激を与えてくれるため散歩の質を高めることができます。
ただ、子犬(成長期)の場合は激しい運動をすると発達中の関節を痛めてしまうことがありますので、距離や時間の調整、柔らかい芝生を歩かせるなど気を配る必要があります。
おおよそ12〜18ヶ月で体は成長が完了しますのでそれまでは愛犬の様子を見ながら適切な散歩量、強度を見極めましょう。

抜け毛はとても多い

犬の被毛には以下の2種類あります。

  • 皮膚を守るための太くて硬い毛質のオーバーコート(上毛)
  • 体の皮膚に近い側にある綿毛のような体温調節を司るアンダーコート(下毛)

上記の二つを持つ犬をダブルコート、アンダーコートのない犬がシングルコートと呼ばれます。
犬の抜け毛は主にアンダーコートが抜けるためダブルコートの犬種は抜け毛が多い犬になります。
ラフ・コリーは分厚いアンダーコートを持つダブルコートのため抜け毛が多い犬種です。
さらに体格が大きいため体表の面積が広く、よく抜けます。
1年を通して抜けますが換毛期の春(5〜7月)と秋(9〜11月)は特に抜けます。

ブラッシングの頻度は?

基本的には毎日必要です。
換毛期の春(5〜7月)と秋(9〜11月)は特にこまめに行いましょう。

ラフ・コリーが罹りやすい病気とは?

ラフ・コリーが罹りやすい病気には以下のようなものがあります。

股関節形成不全

主に遺伝性の疾患で、股関節を形成している骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と、大腿骨の噛み合わせが悪くなる病気です。
大型犬に多いとされ、ラフ・コリーにも多く発症するとされています。
症状としては・・・

  • 腰を左右に振りながら歩く
  • 足の動きが不自然
  • 散歩を嫌がる
  • 階段などの段差を嫌がる

・・・などがあります。
治療法は基本的には体重管理、抗炎症薬や鎮痛剤やサプリメントなどの投薬、レーザー療法などの保存療法を行います。
保存療法で改善が見られない場合は手術などの外科的治療となります。

コリー眼異常(コリーアイ)

遺伝性の疾患で、その名前の通りコリー系の犬種に多く発症します。
ラフ・コリーもコリー系の犬種のため、例外なく発症することが多い病気です。
眼球の底を包み込む膜に異常が発生する病気です。
軽度であれば日常生活に支障はありませんが、重度の場合だと失明する場合があります。
症状は・・・

  • 家具などにぶつかる
  • 水や食事のボウルを見つけるのが難しい
  • 目の濁り
  • 眼球が小さくなる
  • 外見的に目が窪む

などです。
治療法はありません。

皮膚筋炎

皮膚筋炎は遺伝性の免疫疾患の一つで皮膚や筋肉に炎症を起こす病気です。
ラフ・コリーをはじめ、コリー系の犬種のため、発症することが多い病気です。
原因はわかっておらず、免疫機能の異常な反応が疑われています。
生後から6ヶ月ごろまでの早い段階で発症し、脱毛、皮膚の赤みなどの症状が現れます。
重いケースだと潰瘍や皮膚びらんになってしまうこともあります。
主に皮膚が薄い血管が少ない箇所に出やすく、目や、口、耳などに発生する傾向があります。
主な治療法はステロイドなどの投薬になります。

進行性網膜萎縮

失明につながる遺伝性の目の病気です。
網膜は目に映った風景を視神経から脳に伝達する役割を担っています。
進行性網膜萎縮、この網膜が萎縮していく病気です。
初期症状として暗い場所での視力低下が現れます。
夕方〜夜間の散歩で鼻でさ探るように歩いたり、ものにぶつかったり、段差につまずいたりといった異変があります。
症状が進行すると日中でも見えづらくなります。
失明まで至ると白内障を発症します。
この病気はゆっくり進行する傾向がありますが、犬によっては早く進行する場合もあります。
予防法、治療法ともにありませんが命に関わる病気ではありません。
犬は臭覚、聴覚が発達していますので段々と環境に慣らせていくことができます。
目がしっかり見える段階から部屋の環境を整え、それ以降はできるだけ配置を変えない、触る前には優しく声をかける、静かな生活を心がける、ぶつかりそうになったら声をかけるなどの配慮をすることで愛犬も安心して暮らせます。

ラフ・コリーのドッグフードの選び方とは?

ラフ・コリーのドッグフードの選び方をまとめました。

関節の炎症に効果のある成分

大型犬は関節の悩みを抱えることが多くあるため関節の健康維持に効果のあるもグルコサミンやコンドロイチンなどを含むドッグフードがおすすめです。
具体的には原材料に緑イ貝などが含まれるドッグフードがオススメです。

アレルギーケアに新奇タンパク質&グレインフリー

新奇タンパク質は愛犬が今までに食べたことがないタンパク質のことで免疫の過剰反応によるアレルギー反応がでづらいといった特徴があります。具体的な食材としては鹿肉、ラム肉、魚、カンガルー、ウサギなどです。

エレガントな被毛と健康な皮膚を保つための成分

必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6が適度に含まれるフードがおすすめです。
これらの必須脂肪酸は皮膚の水分保持を助けてくれます。
また、天然由来の亜鉛やビタミンEなどもおすすめです。
亜鉛は被毛を構成するタンパク質であるケラチンの生成を助けます。
ビタミンEは強力な抗酸化作用があります。

サイズは中粒がおすすめ

ラフ・コリーのマズル(鼻)は長いので食べるのが上手な子が多いです。
まずは中粒サイズから始めてみることをおすすめします。

ラフ・コリーにオススメのドッグフードとは?

ラフ・コリーの罹りやすい病気などを参考にドッグフードを選びました。

ACANA

プレミアムペットフードの定番、アカナです。
その中でもおすすめは、「パシフィカドッグ」「クラシック・レッドミートレシピ」です。

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筋肉量の維持に良質なタンパク質

良質な動物性タンパク質がパシフィカドッグは70%以上(タンパク質35%以上)、クラシック・レッドミートレシピは50%以上(タンパク質29%以上)使用されています。
ラフ・コリーの筋力維持に最適なタンパク質量です。

低アレルギー原材料

「パシフィカドッグ」は魚、「クラシック・レッドミートレシピ」はラム肉が第一主原料のドッグフードです。
いずれも低アレルゲンな原材料です。

クラシック・レッドミートレシピのメリット

「クラシック・レッドミートレシピ」に含まれるラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。
ラフ・コリーの皮膚の健康を保つのに最適です。

パシフィカドッグ

「パシフィカドッグ」は天然ニシン、イワシ、カレイ、シルバーヘイク、メバルなどの魚肉が使用されていてグレインフリー(穀物不使用)。
必須脂肪酸であるオメガ3が豊富なため、美しい被毛と皮膚の健康維持を役立ってくれます。

POCHI ザ・ドッグフード ベーシック ワイルドサーモン

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POCHI ザ・ドッグフードはプレミアムドッグフード専門店POCHI企画のオールライフステージ総合栄養食です。

充分なタンパク質量

タンパク質は30%以上含まれていて、運動量が多くなりやすいラフ・コリーには最適です。

関節ケアに緑イ貝

緑イ貝は、関節症状を持つ子向けのサプリメントによく使用されている成分で、運動量の多いラフ・コリーには最適です。

グレイン・グルテンフリー

グレイン・グルテンフリーでアレルギーに配慮されています。
食物繊維はアルファルファや、えんどう豆、スイートポテトなどから補えます。

美しい被毛のためのオメガ3必須脂肪酸

サーモン油でオメガ3脂肪であるDHA・EPAがしっかり含まれています。
オメガ6脂肪酸はヒマワリ油で補われています。

ブラバンソンヌ

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ブラバンソンヌはベルギーフランダース地方で製造されているプレミアムドッグフードです。

関節のケアにグルコサミンとコンドロイチン

関節軟骨を強化するグルコサミン・コンドロイチンが含まれています。
大型犬であるラフ・コリーには最適です。

グレイン・グルテンフリー

グレイン・グルテンフリーでアレルギーに配慮されています。
穀物類の代用としてサツマイモを使用しています。
食物繊維、ビタミン類、ミネラルなどの豊富な栄養素も摂取できます。

良質な必須脂肪酸

亜麻仁とサーモン油からとれる脂質はオメガ3脂肪であるDHA・EPAがしっかり含まれています。
これらは健康な皮膚の維持と美しい被毛を作り出すことに適しています。

ラフ・コリーの1ヶ月の食事代は?

ラフ・コリーの1ヶ月の食事代は22,000円程度が目安です。
以下の条件の場合で想定しました。

ドッグフードの価格 = 2,000円/1kg
ドッグフードのカロリー = 350kcal
犬の体重 = 25kg(標準体型)
犬の年齢 = 5歳(避妊・去勢済み)

1日に必要なカロリーは1,252kcal、1日に必要なドッグフードは358g(月10kg)です。
必要なドッグフードの量は自動計算で簡単に確認できます。

※上記はあくまで参考値になり、ドッグフードの価格、おやつ、トッピングなどで変動します。

ドッグフードの評価一覧