犬暮らし

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ボルゾイは飼いやすい?特徴や賢さ、罹りやすい病気などを徹底解説

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今回はボルゾイの特徴、飼いやすさ、散歩の量や頻度、罹りやすい病気、月の食事代などについてまとめました。

ボルゾイの特徴とは?

犬の中においても、その美しさは別格。まるで貴族のような見た目をしたボルゾイ。その優雅な見た目の通り、ボルゾイはとても穏やかで優しい犬です。ボルゾイはロシアで産まれた犬種で、貴族に飼育されていたと言われています。控えめな性格で、子供や高齢者など、全ての人に優しくすることができます。
ただ、しつけは他の犬種に比べて難しいと言われています。
ボルゾイはやや頑固な性格もあるため、子犬の時期からしつけていく必要があります。
また、人が大好きで、ひとりの時間を好みません。そのため、長時間の留守番は苦手です。家族との時間が何よりも大切なため、一緒にいる時間を作ってあげる必要があります。

細くしなやかな体つきと、上品な見た目からは想像がつきにくいですが、かつては貴族に飼われ、ウサギや狼狩りにも使われていたボルゾイ。
足はとても長く、その長い足で時速50㎞にもなる足の速さも特徴です。
運動能力の高いこともあり、毎日適度な運動をする必要があります。
ボルゾイはアメリカを中心に人気があり、モデルやショードッグとしても活躍しています。

ボルゾイは、寒い季節にとても強いです。極寒のロシアでも、自分達の長いコートで身を暖めていました。しかし、その反対に夏には弱い傾向にあります。そのため、室温の調整や夏場は散歩の時間の調整が必要になってきます。
日本国内においては、一般社団法人ジャパンケネルクラブの犬種別登録件数は262頭、134犬種中、第42位となっています
参考:https://www.jkc.or.jp/archives/enrollment/24042

サイズ 大型犬
体高 66〜71cm
体重 27〜47kg
毛色 ブラック、ホワイト、ブリンドル、フォーン、ゴールド、グレー
原産地 ロシア
平均寿命 9〜14年
知能 あまり賢くない
吠え 吠えにくい

ボルゾイは飼いやすい?

体のサイズが大きく、運動も必要、しつけも少し難しいため飼いにくいでしょう。

必要な散歩量はどのくらい?

散歩は1日60分以上を2回程度必要とします。
毎日十分な散歩と、ドッグランなどで十分に走り回らせることが必要です。
子犬(成長期)の場合は激しい運動をすると発達中の関節を痛めてしまうことがありますので、距離や時間の調整、柔らかい芝生を歩かせるなど気を配る必要があります。
おおよそ12〜18ヶ月で体は成長が完了しますのでそれまでは愛犬の様子を見ながら適切な散歩量、強度を見極めましょう。
関節の病気に罹りやすい犬種なので愛犬に合わせて適切な距離を探しましょう。

賢いですか?

コロンビア大学の博士号を取得したスタンリー・コレン氏が発表した研究結果である犬の知能ランクによるとボルゾイは141犬種の中で137位とかなり低いとされています。
ただ、賢いという飼い主もいることから、ボルゾイは頑固なところがあるため、研究結果に影響しているのかもしれません。
詳しくは「賢い犬ランキング、総勢141犬種を紹介!犬の知能テスト方法も紹介します!」をご覧ください。

どんな性格?

優しく大人しい性格の子が多く、温厚な性格なので、子どもや他の犬とも仲良くできる子が多いです。
ただ、神経質で警戒心が強い一面も持ち合わせています。

しつけやすいですか?

頑固なところがあるのでしつけは難しいでしょう。

吠えやすい?吠えにくい?

基本的に大型犬は吠えにくい傾向にありますが、ボルゾイも穏やかな性格を持つことから吠えにくいです。

抜け毛は多い?少ない?

犬の被毛には以下の2種類あります。

  • 皮膚を守るための太くて硬い毛質のオーバーコート(上毛)
  • 体の皮膚に近い側にある綿毛のような体温調節を司るアンダーコート(下毛)

上記の二つを持つ犬をダブルコート、アンダーコートのない犬がシングルコートと呼ばれます。
犬の抜け毛は主にアンダーコートが抜けるためダブルコートの犬種は抜け毛が多い犬種になります。
ボルゾイはダブルコートの被毛を持つため、抜け毛が多い犬種です。
また、大型犬なので皮膚の面積が広く、被毛がないことも抜け毛の多さに関係しています。
換毛期の春(5〜7月)と秋(9〜11月)は抜け毛が増える傾向があります。

ブラッシングの頻度は?

毎日がおすすめです。
ブラッシングは被毛だけでなく、皮膚の血行促進効果もあるので、可能であれば毎日行うのがおすすめです。

ボルゾイが罹りやすい病気とは?

ボルゾイが罹りやすい病気には以下のようなものがあります。

胃拡張捻転

大型でよく見られ、命に関わる病気です。
これは胃の中にガスが溜まり、胃が過剰に膨らみ(胃拡張)、同時に捻れ(ねじれ)をおこす病気です。
それによって、胃が膨らむことにより周囲の血管は圧迫されるため、血流が遮断されます。
循環障害や急性ショック症状を引き起こします。
症状としては吐き気を催しますが、胃が捩れているため吐瀉物が出ない状態となります。
よだれを垂らしたり、苦しそうに呼吸をします。
呼吸困難や脈拍の低下などが見られ急速に悪化します。
数時間で死に至る場合もあり早急な処置が必要な病気です。
治療はまずは胃からガスを抜く必要があります。
口からチューブを入れる、もしくは腹部から胃に太い針を刺しガス抜きをします。
また、胃の捻れをととのえたり、予防として胃を体壁に固定する手術などが行われます。
予防法としては一度に大量の食事をさせない、早食いしないにする、高い台で食事をさせる、食後すぐの運動を控えることです。

股関節形成不全

主に遺伝性の疾患で、股関節を形成している骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と、大腿骨の噛み合わせが悪くなる病気です。
大型犬に多く、ボルゾイも例外ではありません。
症状としては・・・

  • 腰を左右に振りながら歩く
  • 足の動きが不自然
  • 散歩を嫌がる
  • 階段などの段差を嫌がる

・・・などがあります。
治療法は基本的には体重管理、抗炎症薬や鎮痛剤やサプリメントなどの投薬、レーザー療法などの保存療法を行います。
保存療法で改善が見られない場合は手術などの外科的治療となります。

肘関節形成不全

成長期に発症することが多く、体の成長速度や運動量の増加などによって、関節の設置面の不具合により痛みが発生します。
遺伝的な要因が高いとされています。
放っておくと変形性関節症(骨関節炎)などを発症することがあるので注意が必要です。
治療法は基本的には体重管理、抗炎症薬や鎮痛剤やサプリメントなどの投薬になります。
保存療法で改善が見られない場合は手術などの外科的治療となります。

ボルゾイのドッグフードの選び方とは?

ボルゾイのドッグフードの選び方をまとめました。

大型犬に多い悩みである関節に配慮した成分

ボルゾイはとても長い足と高速で走る身体能力を持っています。
そのため、体重のコントロールや関節のケアが必要です。
グルコサミンやコンドロイチンなどの関節に効果のある成分を含むドッグフードを選びましょう。
具体的には原材料に緑イ貝などが含まれるドッグフードがオススメです。

免疫力を高める食事

大型犬の死因になりやすいガンには免疫力の維持・向上が予防になるかもしれません。
具体的には以下のようなものがおすすめです。

腸内環境を整える

免疫機能の多くは腸に集まっています。
そのため、腸内環境を維持することで免疫力の向上が期待できます。
乳酸菌、オリゴ糖などが含まれるドッグフードがおすすめです。

血液を健康な状態に保つ

DHA、EPAを多く含む青魚は、免疫力アップや血液を健康に保つ効果が期待でき、がんの予防につながるとされています。

皮膚と被毛を健康に役立つ成分

必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6が適度に含まれるフードがおすすめです。
これらの必須脂肪酸は皮膚の水分保持を助けてくれます。
また、天然由来の亜鉛やビタミンEなどもおすすめです。
亜鉛は被毛を構成するタンパク質であるケラチンの生成を助けます。
美しい被毛を維持するために一役買ってくれます。
ビタミンEは強力な抗酸化作用があります。

アレルギーケアに新奇タンパク質&グレインフリー

新奇タンパク質は愛犬が今までに食べたことがないタンパク質のことで免疫の過剰反応によるアレルギー反応がでづらいといった特徴があります。具体的な食材としては鹿肉、ラム肉、魚、カンガルー、ウサギなどです。

価格も大事

40キロくらいのボルゾイになってくると月に必要なドッグフードは15kgほどになります。
そのため、価格のことも考慮する必要もあります。
大容量のパッケージを扱っているドッグフードだと内容のいいものを低価格で購入できるのでおすすめです。

サイズは中粒〜がおすすめ

ボルゾイはマズル(鼻)が長いので食べるのが比較的、上手です。
まずは中粒〜大粒サイズを与えてみましょう。
愛犬の様子を見ながら最適なサイズを見極めましょう。

ボルゾイにオススメのドッグフードとは?

ボルゾイの罹りやすい病気などを参考にドッグフードを選びました。

ACANA

プレミアムペットフードの定番、アカナです。
その中でもおすすめは、「パシフィカドッグ」「クラシック・レッドミートレシピ」です。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
アカナ(ACANA) 「パシフィカドッグ」
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アカナ「クラシック・レッドミートレシピ」
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筋肉量の多いボルゾイに最適な高タンパク質

良質な動物性タンパク質がパシフィカドッグは70%以上(タンパク質35%以上)、クラシック・レッドミートレシピは50%以上(タンパク質29%以上)使用されています。
走力がとても高いボルゾイの筋力維持に最適なタンパク質量です。

低アレルギー原材料

「パシフィカドッグ」は魚、「クラシック・レッドミートレシピ」はラム肉が第一主原料のドッグフードです。
いずれも低アレルゲンな原材料です。

クラシック・レッドミートレシピのメリット

「クラシック・レッドミートレシピ」に含まれるラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。
ボルゾイの皮膚の健康を保つのに最適です。

パシフィカドッグ

「パシフィカドッグ」は天然ニシン、イワシ、カレイ、シルバーヘイク、メバルなどの魚肉が使用されていてグレインフリー(穀物不使用)。
必須脂肪酸であるオメガ3が豊富なため、美しい被毛と皮膚の健康維持を役立ってくれます。

Nutro ナチュラルチョイス ラム&玄米 13.5kg

ニュートロは自然素材、栄養バランス、品質、美味しさにこだわっている、2026年に100周年を迎える大手ドッグフードメーカーです。
豊富なラインナップの中でもおすすめはラム&玄米です。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
ナチュラルチョイス「ラム&玄米・ 中型~大型・成犬用」
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低価格&大容量パッケージ

ナチュラルチョイスは2kg、4kg、7.5kg、13.5kgと豊富なパッケージが用意されています。
amazonの場合だと2kgのパッケージは1,500円/kgを超えてしまいますが、13.5kgのパッケージになってくると1,100円/kgほどまで価格が下がってきます。フードの内容もよく、コスパ抜群のドッグフードです。

低アレルギー原材料

Nutro ナチュラルチョイス ラム&玄米は、第一主原料にアレルゲンになりづらい、ラム肉を使用しています。
玄米やオートミールなどがバランスよく含まれていて、消化吸収に配慮されています。

皮膚の健康維持

ラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。
また原材料の亜麻仁はオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)とオメガ6脂肪酸をバランスよく含むため、ボルゾイの健康な皮膚の維持と美しい被毛を作り出すことに適しています。

関節のケアにグルコサミンとコンドロイチン

関節軟骨を強化するグルコサミン・コンドロイチンが含まれています。
関節の悩みの多い大型犬には最適です。

ボルゾイの1ヶ月の食事代は?

ボルゾイの1ヶ月の食事代は30,400円程度が目安です。
以下の条件で想定しました。

ドッグフードの価格 = 2,000円/1kg
ドッグフードのカロリー = 350kcal
犬の体重 = 40kg(標準体型)
犬の年齢 = 5歳(避妊・去勢済み)

1日に必要なカロリーは1781kcal、1日に必要なドッグフードは509g(月15.2kg)です。
必要なドッグフードの量は自動計算で簡単に確認できます。

※上記はあくまで参考値になり、ドッグフードの価格、おやつ、トッピングなどで変動します。

ドッグフードの評価一覧