今回はコーイケルホンディエの特徴、飼いやすさ、散歩の量や頻度、罹りやすい病気、月の食事代などについてまとめました。
目次
コーイケルホンディエの特徴とは?
コーイケルホンディエは、とてもフレンドリーで気立てが良く、運動能力も抜群の魅力的な犬種です。活発で社交的でユーモアに溢れる性格は、小さい子供からお年寄りまで全ての人と仲良くすることができるでしょう。人間のことが大好きで、非常に行儀の良い犬種です。そして、とても静かな犬種のためアパートなどで飼うことも可能です。また、神経質ではなく、攻撃的な性格でもないため、飼い主との信頼関係を築きやすいです。とても温厚で、他の犬種とも仲良くすることができます。とても穏やかな性格なため、番犬としては全くの不向きですが、その温厚な性格は私たちを癒してくれることでしょう。
オランダ産の犬種ですが、日本ではまだまだ数が少なくとても希少な犬種です。
元々は、カモの狩猟犬として活躍しており、そのふさふさした尻尾を使い、カモをおびき寄せていたと言われています。「コーイケルホンディエ」は、「コーヘン」というカモを捕まえる方法からとっているそうです。
人懐っこく友好的で、多頭飼いにも向いています。
ただ、狩猟犬として活躍していたこともあり、多くの運動量が必要なため、毎日の散歩は欠かさず行いましょう。
とても賢く、教えたことがすぐに理解することができます。その反面、間違ったしつけを行えば悪い方向に向かってしまう恐れもあるため、しっかりとしたしつけが必要です。
しっかりとしたしつけを行なうことができれば、優雅なその見た目と、温厚で優しい性格のコーイケルホンディエは、優秀なパートナーとなることでしょう。
日本国内においては、一般社団法人ジャパンケネルクラブの犬種別登録件数は112頭、134犬種中、第61位となっています
参考:https://www.jkc.or.jp/archives/enrollment/24042
サイズ | 小型〜中型犬 |
体高 | 40cm |
体重 | 9〜13kg |
毛色 | レッド &ホワイト |
原産地 | オランダ |
平均寿命 | 12~15歳 |
知能 | 賢い |
吠え | 吠えにくい |
コーイケルホンディエは飼いやすい?
とてもフレンドリーで、賢いため飼いやすい犬種です。
ただ、小柄ですが多くの運動量が必要なので注意が必要です。
必要な散歩量はどのくらい?
散歩の時間は2回に分けて各回40〜60分程度が必要です。
また、水で遊ぶことが好きな子が多いので川遊びなどをさせると満足することが多いです。
子犬(成長期)の場合は激しい運動をすると発達中の関節を痛めてしまうことがありますので、距離や時間の調整、柔らかい芝生を歩かせるなど気を配る必要があります。
おおよそ12〜18ヶ月で体は成長が完了しますのでそれまでは愛犬の様子を見ながら適切な散歩量、強度を見極めましょう。
賢いですか?
コーイケルホンディエがアメリカのケネルクラブで正式に登録されたのは2018年で賢さに関しての研究結果がありません。
ただ、賢いと言われることが多いようで、しつけもしやすいと評判です。
詳しくは「賢い犬ランキング、総勢141犬種を紹介!犬の知能テスト方法も紹介します!」をご覧ください。
どんな性格?
とても穏やかで見知らぬ人にも擦り寄っていく人懐っこさがあります。
小さい子供からお年寄りまで全ての人と仲良くすることができるでしょう。
また、神経質ではなく、攻撃的な性格でもないため、飼い主との信頼関係を築きやすいです。
とても温厚で、他の犬種とも仲良くすることができます。
しつけやすいですか?
穏やかで、賢いとされるため、しつけやすいと感じることが多いでしょう。
吠えやすい?吠えにくい?
吠えにくいです。
見知らぬ人や犬にもフレンドリーに接することが多いです。
抜け毛は多い?少ない?
犬の被毛には以下の2種類あります。
- 皮膚を守るための太くて硬い毛質のオーバーコート(上毛)
- 体の皮膚に近い側にある綿毛のような体温調節を司るアンダーコート(下毛)
上記の二つを持つ犬をダブルコート、アンダーコートのない犬がシングルコートと呼ばれます。
犬の抜け毛は主にアンダーコートが抜けるためダブルコートの犬種は抜け毛が多い犬種になります。
コーイケルホンディエはアンダーコートを持つダブルコートなので抜け毛が多い犬種です。
抜け毛は1年を通してありますが換毛期の春(5〜7月)と秋(9〜11月)は特に抜けます。
ブラッシングの頻度は?
毎日がおすすめです。
ブラッシングは美しい被毛の維持だけでなく、皮膚の血行促進効果もあります。
コーイケルホンディエが罹りやすい病気とは?
コーイケルホンディエが罹りやすい病気には以下のようなものがあります。
耳の感染症
コーイケルホンディエの特徴でもある垂れ耳は湿気や汚れが溜まりやすく、細菌が繁殖しやすい環境が整っています。
そのため、外耳炎などを多く発症してしまいます。
症状としては・・・・
- 首を振る
- 耳を足で掻く
- 匂いがきつい
- 耳垢が溜まっている
- 皮膚の赤みや炎症
・・・などです。
予防法としてはとにかく耳を清潔に保つことです。
シャンプーや水遊びをさせたあとは必ず耳が乾いているかを確認しましょう。
また、定期的な耳の掃除や炎症などがないかを確認しましょう。
動物病院での治療は点耳薬、洗浄などが主になります。
ひどい場合は抗菌薬の投薬などですが、再発しやすい病気なので日頃から清潔に保つことが必要です。
股関節形成不全
主に遺伝性の疾患で、股関節を形成している骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と、大腿骨の噛み合わせが悪くなる病気です。
大型犬に多い病気ですが、コーイケルホンディエにも見られる病気です。
症状としては・・・
- 腰を左右に振りながら歩く
- 足の動きが不自然
- 散歩を嫌がる
- 階段などの段差を嫌がる
・・・などがあります。
治療法は基本的には体重管理、抗炎症薬や鎮痛剤やサプリメントなどの投薬、レーザー療法などの保存療法を行います。
保存療法で改善が見られない場合は手術などの外科的治療となります。
フォン・ヴィレブランド病
先天性の血液の病気で遺伝的な要因によって発症します。
血液に含まれるフォン・ヴィレブランド因子の作られる量が少ないことや、壊れてしまっていることで血がかたまらず、怪我をすると出血が止まらなくなる病気です。
基本的には軽度であれば無症状ですが怪我をした際には出血は止まりずらいです。
さらに重度の場合には、失血や貧血によって死亡するケースもあります。
治療法は、出血が止まらない場合は投薬によってフォン・ヴィレブランド因子を補い止血します。
日々の生活で怪我をしないように過ごす必要があります。
コーイケルホンディエのドッグフードの選び方とは?
コーイケルホンディエのドッグフードの選び方をまとめました。
良質なタンパク質
コーイケルホンディエは運動能力が高く、運動量も多くなりがちです。
この運動能力の維持には良質なタンパク質が含まれるドッグフードがおすすめです。
タンパク質は筋肉だけでなく臓器、皮膚、髪の毛などを作る重要な栄養素のひとつです。
皮膚を強く保つ
皮膚を強くと持つことができる必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6が適度に含まれるフードがおすすめです。
これらの必須脂肪酸は皮膚の水分保持を助けてくれます。皮膚の水分保持を適切に行えるようにすることでバリア機能の効果が期待できます。
また、天然由来の亜鉛やビタミンEなどもおすすめです。
亜鉛は被毛を構成するタンパク質であるケラチンの生成を助けます。
美しい被毛を維持するために一役買ってくれます。
ビタミンEは強力な抗酸化作用があります。
腸内環境を整えて免疫機能の強化
免疫機能は体調を整えたり、ウイルスから体を守ったり、体の損傷を正常に戻す役割があります。
その免疫機能の多くは腸に集まっています。
そのため、腸内環境を維持することで免疫力の向上が期待できます。
乳酸菌、オリゴ糖などが含まれるドッグフードがおすすめです。
アレルギーケアに新奇タンパク質&グレインフリー
新奇タンパク質は愛犬が今までに食べたことがないタンパク質のことで免疫の過剰反応によるアレルギー反応がでづらいといった特徴があります。具体的な食材としては鹿肉、ラム肉、魚、カンガルー、ウサギなどです。
サイズは小粒〜がおすすめ
まずは小粒サイズからはじめるのがおすすめです。
愛犬の好みもありますので様子を見ながら最適なサイズを見極めましょう。
コーイケルホンディエにオススメのドッグフードとは?
コーイケルホンディエにオススメのドッグフードを選びました。
HAPPY DOG ミニ ピエモンテ(栗、ダック&シーフィッシュ)
ハッピードッグとは、ペット先進国であるドイツで1965年から3世代続くドックフード会社です。この会社は創設者の動物への愛情と配慮がたくさん詰まっています。
商品名 | おすすめ度 | 価格(1kg) | ショップ |
---|---|---|---|
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高タンパク・低脂質
高タンパク低脂肪な鴨肉をメインに使用しています。
鴨肉はチキンなどに比べるとアレルギーの原因にもなりにくくおすすめの原材料です。
また、動物性原材料として魚が含まれますが同じくアレルギーになりづらい原材料です。
関節をサポートする成分
長期にわたり関節の健康や動きをサポートするための、天然のグルコサミンとコンドロイチンが豊富な緑イ貝が含まれています。
サイズは少し大きすぎるかも・・・
小型犬用ですが粒が少し大きいです。
こちらより詳しくご覧ください。
アカナ(ACANA)
アカナはカナダ発のプレミアムペットフード製造メーカーです。
肉食に近い、犬の食性に合わせて動物性原材料を多く使用した高品質なペットフードを提供しています。
商品名 | おすすめ度 | 価格(1kg) | ショップ |
---|---|---|---|
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穀物不使用でアレルゲン対策+低GI
米、トウモロコシ、小麦などの穀物類を使用しないグレインフリーになっています。
穀物類の代用でよく使われるジャガイモなども使用しておらず、代わりに豆類を使用しています。
低GIで血糖値の上昇が緩やかで、体重コントロールにも貢献してくれます。
低アレルギーな原材料:パシフィカドッグ
フードを構成する原材料は、サバ、ニシン、メバル、ヘイク、カレイなどの魚だけで70%以上を占めます。
質の高いタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが含まれます。
オメガ3必須脂肪酸が多く含まれるため皮膚の健康維持、美しい被毛を保つために最適なフードです。
Nutro ナチュラルチョイス ラム&玄米
ニュートロは自然素材、栄養バランス、品質、美味しさにこだわっている、2026年に100周年を迎える大手ドッグフードメーカーです。
低アレルギー原材料
第一主原料にアレルゲンになりづらい、ラム肉を使用していますのでパグのアレルギー対策にも最適です。
皮膚の健康維持に配慮
ラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。
コーイケルホンディエの1ヶ月の食事代は?
コーイケルホンディエの1ヶ月の食事代は6,400円程度が目安です。
以下の条件で想定しました。
ドッグフードの価格 = 2,000円/1kg ドッグフードのカロリー = 350kcal 犬の体重 = 10kg(標準体型) 犬の年齢 = 5歳(避妊・去勢済み) |
1日に必要なカロリーは767kcal、1日に必要なドッグフードは219g(月6.5kg)です。
必要なドッグフードの量は自動計算で簡単に確認できます。
※上記はあくまで参考値になり、ドッグフードの価格、おやつ、トッピングなどで変動します。