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犬はキュウリを食べても大丈夫!注意点を解説

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夏が旬のキュウリですが、栄養がないと言われることが多いですが、それもそのはず、キュウリに含まれる水分は約95%、ほとんどが水分で構成されています。そんなキュウリですが、ワンちゃんに与えることのメリットも存在します。今回はキュウリをワンちゃんに食べさせてもいいのか?また、注意点などについて詳しく紹介していきます。

犬にキュウリを食べさせても大丈夫?

答えは「大丈夫」です。
ただ、水分が多いので一度に食べ過ぎると下痢を起こす場合もあります。
その他にも注意点がありますので本記事にて解説します。

キュウリに含まれる栄養・成分とは?

※左右にスライドできます。
食材名エネルギー水分タンパク質脂質炭水化物灰分食塩ナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムリン亜鉛コレステロール
きゅうり/生13kcal95.4g1g0.1g3g0.5g-1mg200mg26mg15mg36mg0.2mg-
※上記は100gあたりの成分となります。※参考:文部科学省食品成分データベース

豊富な水分

キュウリは全体の大部分である約95%を水分が占めています。夏の暑さで元気がない時には水分摂取と体温調節をサポートしてくれます。
また、糖質は100g中に1.9gしか含まれません。他の野菜と比べても糖質が低く、カロリーもとても低いです。そのため、ワンちゃんがキュウリを大好きであれば太りにくいおやつとして活躍してくれます。

ビタミンK

ビタミンKは骨に存在するカルシウム結合蛋白質は活性化させカルシウムの骨への沈着を促進し、骨の強化をする作用があります。

カリウム

カリウムには細胞内液の浸透圧を一定に保つ役割があります。そのほかにも神経伝達、筋肉収縮など体の生命維持に必要な機能をサポートしてくれます。また、余分なナトリウムや水分を排泄し調整してくれる効果があります。

ビタミンC

100g中のキュウリにビタミンCが14mg含まれています。
みかんは35mgと言われるので、キュウリを構成する成分の、ほとんどが水分ということを考えると意外に多く含まれているのです。
ビタミンCは抗酸化作用が高く、免疫力の強化や健康な皮膚を作る役割
を持ちます。

βカロテン

キュウリは淡色野菜と言われる断面の色が薄い野菜です。キャベツ、レタス、茄子などが同じ淡色野菜です。キュウリは淡色野菜の中でβカロテンの含有量がトップクラスで、茄子の約3倍も含まれます。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や被毛、目の粘膜などを健康に保つ効果があります。

キュウリを与えることのメリット

キュウリをワンちゃんに与えることでのメリットは以下です。

夏バテにおすすめの食材

ワンちゃんも夏の暑さによって、食欲がなくなったりすることもあります。
キュウリを構成する成分の95%は水分。キュウリを食べることで水分摂取することができるため、夏の食材としては最適と言えるでしょう。

手軽に作れる、太りにくいオヤツ

キュウリはとてもカロリーが低いので太りにくい、おやつとして最適です。
また、加熱する必要などもなく、スライス・カットして与えるだけなので手軽で美味しく、健康的なおやつです。

ビタミンCで免疫力強化と皮膚の健康維持

暑さが苦手なワンちゃんですが、ビタミンCは免疫力強化と皮膚の健康維持をはじめ夏バテにも効果があります。
ビタミンCには疲労を引き起こす原因の活性酵素を抑える効果があります。
さらに、被毛に覆われていますが夏の強い紫外線は皮膚へとダメージを蓄積させます。
ビタミンCは紫外線からの皮膚へのダメージを抑える働きがあります。

キュウリを与えるときの注意点

スライス、もしくは一口サイズにカット

スライス、もしくは一口サイズ(2cm角)にカットして与えましょう。
キュウリの皮にはビタミンやβカロテンなどの栄養が多く含まれますので皮ごとスライスしましょう。
この際、しっかりと表面を洗っておきましょう。

漬物などの調味料が含まれるものは与えない

人間用に調味料を加えられた漬物などは塩分やワンちゃんが食べられないものも含まれる場合があるので与えないようにしましょう。

大量に与えると下痢をする

水分量がとても多いので食べ過ぎると下痢をしたり体を冷やし過ぎたりします。過度に与えないようにしましょう。

与えていいのはどのくらいの量ですか?

おやつは全体の総摂取カロリーの10%程度が適切とされていますが、とてもカロリーが低く水分量がかなり高いので総摂取カロリーの10%もあげてしまうと水分の摂りすぎで下痢したり、体を冷やしたりします。
収穫時の平均的なキュウリの大きさは長さ20cm、直径5cm程度として以下を参考にしてください。

小型犬 1/8程度
中型犬 1/4程度
大型犬 1/2程度

キュウリのおすすめの調理法

皮ごとスライス、生で与えるのがいいでしょう。また、プレーンヨーグルトも添えてあげると、より美味しく食べてくれるでしょう。

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