犬暮らし

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犬はみかんを食べても大丈夫!注意点を解説

柑橘系の果物の中でも食べやすく、味も甘いものが多いみかん。
好きな人は多いのではないでしょうか。
手軽に食べられてビタミンCもたくさん取れるので、自分の愛犬にみかんを食べさせていいのか考えるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はみかんを与えていいのか?など注意点などを踏まえ説明していきたいと思います。

犬にみかんを食べさせても大丈夫?

答えは「大丈夫」です。
ただし、オススメはしません。
みかんは犬にとっては酸度が高く、消化器官に負担をかける場合があるので、大量に与えるものではありません。
また、与える場合は、皮とタネを取り除いてあげましょう。
その他にも注意点がありますので本記事にて解説します。

みかんに含まれる栄養・成分は?

※左右にスライドできます。
食材名エネルギー水分タンパク質脂質炭水化物灰分食塩ナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムリン亜鉛コレステロール
温州みかん/早生/生49kcal87.2g0.5g0.1g11.9g0.3g-1mg130mg17mg11mg12mg0.1mg-
温州みかん/普通/生49kcal86.9g0.7g0.1g12g0.3g-1mg150mg21mg11mg15mg0.1mg-
※上記は100gあたりの成分となります。※参考:文部科学省食品成分データベース

ビタミン群

ビタミンCを筆頭にビタミンA、ビタミンE、ビタミンB1などを豊富に含みます。
ビタミンCには抗酸化作用のほか、免疫機能を高める働きがあります。

そのほかにも食物繊維やミネラルを豊富に含みます。
ただ、糖質も多く含むため与えすぎには注意が必要です。

みかんを与えることのメリット

みかんは約87%もの水分を含むため、水分補給には適していると言えるでしょう。
ただ、ワンちゃんは柑橘系の果物を好まない場合が多いです。
豊富なビタミン群を含むこともあり栄養価もとても高いですが、あくまでオヤツに分類される食材で、糖質も多いのでオヤツ、ご褒美としての役割を果たせない場合は、与えるメリットはありません。
また、犬にとっては酸度が高く、消化器官に負担をかける場合があるので、進んで与えるものではありません。

ミカンを与えるときの注意点

与える際はみかんの皮を剥いて、少量ずつ与える

皮はツヤを出すためにワックスやオイルが塗ってある場合が多くあります。それらのワックスもオイルも人にも犬にも害ですから、皮を与えないようにしましょう。
次にみかんの種も与えてはいけません。なぜならみかんの種にはシアン化物が含まれています。

シアン化物について少し詳しく話します。
シアン化物とは摂取すると中毒症状を引き起こす可能性のある毒物です。
シアン化物にさらされた動物は唾液を分泌し、呼吸困難、筋肉の震え、運動失調、排尿、下痢に急速に進行し、その後、立つことができなくなり、発作を起こします。
みかんの種1粒程度では問題ないと思いますが、複数個摂取したりすると危険があるので可能な限り取り除くようにしましょう。

与える量は少量で留めておく

犬の胃腸は酸性なので、酸性のみかんを分解するのが難しいです。そのため、消化器に異常をきたす可能性があります。
また、人間が食べても甘いと感じるみかんは、糖分を多く含むため、肥満や歯の病気などの問題を引き起こす場合もあります。
特に糖尿病の犬には与えてはいけません。
他にも柑橘類のアレルギーを持っている場合もありますから、興味を持つようでしたら、ほんの少し与える程度にしましょう。

与えていいのはどのくらいの量ですか?

ワンちゃんのおやつの適正量は1日の総摂取カロリーに対して10%程度が推奨されています。
ただ、糖質が高いことに加え、酸度が高いということもあり大量に与えるものではありません。

愛犬の体重が5kg 1/2個程度
愛犬の体重が10kg程度 2個程度まで
愛犬の体重が20kg程度 3個程度まで

本記事内で記載したように、あまりワンちゃんにオススメの食材ではありませんので愛犬が喜ばない限りは与える必要はありません。

みかんの与え方

注意点でもお伝えしましたが、まず皮を剥くこと、種をとることは必須です。
これは皮に含まれているかもしれないワックスやオイルの成分を摂取しないようにするためと、種に含まれる毒物で中毒症状を引き起こさないようにするためです。

次に、皮を剥いたみかんを丸ごと与えるのもやめましょう。
房を分けて少しずつ与えることが大切です。
ワンちゃんによってはあまり噛まずに飲み込む場合が多くその場合、消化器官に食材が詰まって窒息してしまう可能性があります。

いかがだったでしょうか?
みかんは本来犬が食べるものではないため、与えるメリットはありません。
しかし、味を好む子がいる場合は、与えかたと量をよく守った上で与えるようにしましょう。

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