犬暮らし

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犬にタコを食べさせる場合は注意が必要!注意点を解説

独特の食感が楽しめる人気の食材であるタコ。
タコ焼きや煮物、刺身といったさまざまな料理で親しまれており、スーパーでも手軽に手に入るので日常の食卓でよく使われます。そんなタコはワンちゃんに与えても大丈夫でしょうか。
今回は、ワンちゃんにタコを与えてもよいのか?また与える際の注意点について詳しく紹介していきます。

犬に「タコ」を食べさせても大丈夫?

答えは、「大丈夫」です。
タコは、加熱さえすればワンちゃんに与えても問題ありません。ただし、生のタコを与えると、寄生虫や細菌によって体調不良を招く恐れがあるため注意が必要です。

その他にも、いくつか注意点がありますので、本記事でお話しします。

「タコ」に含まれる栄養・成分とは?

「タコ」に含まれる栄養と成分について、以下で詳しく説明します。

タンパク質

「タコ」には、100gあたり21.7gもの豊富なタンパク質が含まれています。タンパク質は、筋肉や皮膚などの体の構成要素となるだけでなく、ホルモンや酵素の材料としても重要な役割を果たします。

ビタミン

「タコ」には、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEなどさまざまなビタミンが含まれています。
特にビタミンB12は、神経の機能を正常に保つとともに、赤血球の生成を助ける重要な栄養素で、ワンちゃんの老化防止や貧血予防に役立ちます。
また、ビタミンEには優れた抗酸化作用があり、活性酸素から細胞を守ることで肌の健康維持に効果が期待できます。

ミネラル

「タコ」には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅など、豊富なミネラルが含まれています。
鉄は血液中で酸素を運ぶ役割を担い、貧血予防に欠かせない栄養素です。銅は赤血球の形成を助け、鉄とともに貧血予防に効果を発揮します。また、亜鉛は酵素やホルモンの合成、免疫機能の調整、代謝など体のさまざまな働きをサポートします。

「タコ」を与えるメリット

ワンちゃんに「タコ」を与えるメリットは、以下のとおりです。

健康維持のための栄養源

低カロリーで高タンパク質な「タコ」は、ビタミンやミネラルなどの栄養素をバランスよく含んでいる優れた食材です。そのため、ワンちゃんの健康維持に役立ちます。
「タコ」に含まれるアミノ酸の一種であるタウリンは、ワンちゃんの健康をサポートする重要な役割を果たします。

皮膚や被毛を健やかに保つ効果

「タコ」に含まれるオメガ3脂肪酸は、ワンちゃんの被毛を美しく保ち、皮膚の健康を保つ効果があります。
また、ビタミンEの強力な抗酸化作用によって、皮膚の老化を防ぎ、健やかな皮膚を保つ効果を期待できます。

「タコ」を与えるときの注意点

ワンちゃんに「タコ」を与えるときの注意点は、以下のとおりです。

生の「タコ」は絶対に与えない

生の「タコ」は絶対に与えないでください。生の「タコ」には、ワンちゃんにとって有害な細菌や寄生虫が含まれている可能性があるからです。

また、生の「タコ」にはチアミナーゼという酵素が含まれており、この酵素はビタミンB1を分解する働きがあります。そのため、生の「タコ」を大量に摂取すると、ビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあります。

「タコ」の料理は与えない

「タコ」を使用した料理は与えないでください。調味料や添加物が含まれている場合に、ワンちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
にんにくや玉ねぎなど、ワンちゃんにとって有害な食材が含まれている料理は絶対に与えないようにしましょう。さらに「タコ」の揚げ物は油分が多く、体に負担をかけるので注意が必要です。

与えていいのはどのくらいの量ですか?

「タコ」をワンちゃんに与える際は、少量にとどめましょう。「タコ」には天然の塩分が含まれており、過剰に与えると塩分中毒を引き起こす恐れがあるからです。高タンパク質なので、消化不良を引き起こす可能性もあります。

さらに、一部のワンちゃんは「タコ」にアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。そのため、はじめて与える際は少量にとどめ、体調に異変がないかを注意深く観察するようにしましょう。

「タコ」のおすすめの調理法

茹でた「タコ」を細かく刻むか、フードプロセッサーでペースト状にするとよいでしょう。食べ物を丸呑みする習性のあるワンちゃんに、弾力のある「タコ」を大きな塊で与えると、窒息や消化不良を引き起こす可能性があるためです。特に、吸盤部分は噛み切りにくいので、必ず細かくカットしてください。

まとめ

「タコ」は良質なタンパク質や脂肪酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含む栄養価の高い食材です。ワンちゃんのフードへのトッピングやおやつとして、与えてみてはいかがでしょうか。

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