犬暮らし

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犬にエビを食べさせる場合は注意が必要!注意点を解説

プリプリとした食感が特徴のエビ。
エビフライやエビシューマイ、エビチリなど、幅広い料理に使われており、多くの人に親しまれています。
今回は、エビをワンちゃんに与える際のポイントや注意点について詳しく紹介します。

犬に「エビ」を食べさせても大丈夫?

答えは、「大丈夫」です。
ワンちゃんにエビを与えることができます。ただし、細菌や寄生虫が含まれている可能性があるので、生のエビは与えないようにしましょう。

その他にも、いくつか注意点がありますので、本記事でお話しします。

「エビ」に含まれる栄養・成分とは?

「タコ」に含まれる栄養と成分について、以下で詳しく説明します。

タンパク質

「エビ」には、100gあたり28.2gもの豊富なタンパク質が含まれています。
三大栄養素のひとつであるタンパク質は、筋肉や血液、皮膚など体のさまざまな組織を構成するうえで欠かせません。また、免疫機能や代謝、神経機能の維持にも重要な役割を果たしています。

ビタミン

「エビ」には、βカロテンやビタミンB群、ビタミンEなど豊富なビタミンが含まれています。

特に多く含まれるビタミンB12は、タンパク質の合成やアミノ酸の代謝に必要な栄養素です。さらに、赤血球の生成を助け、貧血予防にも役立ちます。強い抗酸化作用を持つビタミンEは、体内の脂質の酸化を防いでいます。

ミネラル

「エビ」には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅といったさまざまなミネラルが豊富に含まれています。

リンは、カルシウムやマグネシウムとともに骨や歯の成分として体内に存在し、骨や歯を強化する役割を担っています。

銅は血液の生成を助けるだけでなく、骨や血管を正常に保ち、脳の働きをサポートするなどの重要な役割を果たしています。

「エビ」を与えるメリット

ワンちゃんに「エビ」を与えるメリットは、以下のとおりです。

健康維持のための栄養源

「エビ」は、タンパク質が豊富で脂肪分が少ないため、ワンちゃんにとって貴重な栄養源になります。さらに「エビ」はタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルも豊富に含まれているため、健康維持に適した食材といえるでしょう。

また、「エビ」に含まれるアスタキサンチンやタウリンによって、健康の維持と老化防止の効果も期待できます。

「エビ」を与えるときの注意点

ワンちゃんに「エビ」を与えるときの注意点は、以下のとおりです。

生の「エビ」は与えない

生の「エビ」をワンちゃんに与えるのは避けましょう。加熱調理されていない「エビ」には細菌や寄生虫が含まれている可能性があり、食中毒を引き起こすリスクがあるからです。

また、生の「エビ」にはビタミンB1分解酵素であるチアミナーゼが含まれています。この酵素によって体内のビタミンB1が分解されてしまい、ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

「エビ」の甲殻類アレルギーに注意

「エビ」は甲殻類に属しており、甲殻類アレルギーを引き起こす可能性があります。「エビ」に含まれるトロポミオシンというタンパク質が主な原因とされており、アレルギーを発症すると体のかゆみや嘔吐、下痢などの症状が現れることがあります。

アレルギーの発症はワンちゃんによって個体差があるため、はじめて「エビ」を与える際は十分に注意しましょう。甲殻類アレルギーのあるワンちゃんには「エビ」を与えないでください。

「エビ」の頭、殻、しっぽは与えない

「エビ」の頭や殻、しっぽはワンちゃんに与えないようにしましょう。「エビ」の硬い殻は消化不良を引き起こす可能性があり、窒息や腸閉塞の原因にもなります。

また、乾燥エビは殻を取り除くのが難しいうえに、塩分を含む場合があります。心臓病や腎臓病などで塩分を控える必要があるワンちゃんには与えないように注意してください。

与えていいのはどのくらいの量ですか?

「エビ」をワンちゃんに与える際は、適切な量を守ることが大切です。
中型エビの目安として、超小型犬は1/2匹程度、小型犬は1匹程度、中型犬は2匹程度、大型犬は3匹程度にしましょう。

「エビ」はワンちゃんにとって消化しにくい食材です。そのため、「エビ」を食べ過ぎると消化不良を起こしやすく、嘔吐や下痢の原因になる可能性があるので与える量に気をつけてあげてください。

「エビ」のおすすめの調理法

ワンちゃんに「エビ」を与える際は、茹でる、蒸す、焼くといった調理法を選びましょう。油脂や調味料、スパイスは使用せず、味付けはしないようにしましょう。
また、「エビ」を調理する前には必ず、頭や殻、しっぽを取り除くことが大切です。調理後は、ワンちゃんが食べやすい大きさにカットして与えてあげてください。

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