犬暮らし

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『獣医師が回答』犬の鼻がいつもより濡れています。大丈夫でしょうか?

執筆
  • 松本 千聖(獣医師)

    岐阜大学応用生物科学部獣医学課程を卒業後、3年ほど獣医師として動物愛護団体付属動物病院やペットショップ付属動物病院にて主に一次診療業務、ペット保険会社での保険金査定業務などに従事。現在は製薬関係の業務に携わりつつ、ペットの健康相談、動物関係のライティングに加えてペット用品並びに犬猫の健康記事に関する監修経験多数。なおプライベートでは個人で保護猫活動並びに保護猫達の健康管理実施中。

獣医師の松本 千聖さんに回答していただきました。

松本 千聖(獣医師)さんの回答

ツヤツヤと濡れている鼻は犬の可愛いチャームポイントの1つでもありますが、いつもより濡れているということは鼻水が出ている可能性があります。
そもそも犬の鼻は眼に存在する「涙腺(るいせん)」とよばれる器官並びに鼻の奥側にある「外側(がいそく)鼻(び)腺(せん)」と呼ばれる器官にて、それぞれ生成された分泌液が鼻の表面にある溝である「鼻(び)鏡(きょう)」にたまることで濡れているといわれています。
よっていつもより鼻が濡れているということは分泌液以外の液体が存在しているということになり、鼻水を一番に挙げることができます。
鼻水が出る犬の疾患としてはケンネルコフなどの感染症や鼻腔内腫瘍、または歯周病など様々な可能性があるため、迷わずに動物病院を受診するようにしましょう。

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