この度、WITHMEALから、ミツカンコラボ、おイヌさん向けのフレッシュ納豆「わん納豆」が発売されました。ドライ納豆ではありません、生きた納豆が冷凍で届きます。実際に利用した感想をまとめました。
目次
犬と納豆の相性とは?
私は、「最後の晩餐は納豆ご飯食べ放題」と思っているほど納豆が大好きです。私だけでなく、先代犬にも現在一緒に暮らしている2頭にも、たまに食べさせています。納豆ご飯への気持ちが前のめりになってしまった先代犬が、私の納豆ご飯の上に笑顔でお手をしてしまったことは、納豆にまつわるいい思い出です。
先代犬については、私がよく納豆を食べていたのでお裾分けといった程度。おまけに健康になれたらいいね、くらいのものでした。
犬にとっての納豆の健康効果とは?
現在一緒に暮らしている2頭は、某保護施設からやってきました。そのうちの1頭を引き取る際の申し送りの中に、「納豆食」のススメがあったことが、納豆に絶大な信頼を寄せるようになったきっかけになりました。その保護施設は納豆を日々の食事に取り入れており、代表は簡単に、低コストで続けられる「納豆によるデトックス」を強く勧めておられました。
例えば主原料は大豆なのでタンパク質が豊富です。植物性タンパク質は血中のコレステロール値を下げる働きをします。食物繊維は有害物質を体外に排出してくれます。そして納豆菌は腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果があります。納豆キナーゼという酵素には、血液をサラサラにする効果が期待できます。
これらデトックス効果のほか、納豆には魅力的な栄養素もたくさん含まれています。栄養豊富なあまり紹介しきれませんので、抜粋します。
ビタミン
- ビタミンE(抗酸化、血管の健康維持)
- ビタミンK(骨の健康維持、血液凝固)
ミネラル
- カリウム(筋肉、神経の機能の維持、ナトリウムの排出、血圧の調整)
- ナトリウム(細胞の浸透圧調整)
- リン(筋肉、神経の機能維持、骨や歯の健康維持、エネルギー貯蓄)
- カルシウム(骨の形成、筋肉、血液凝固、心筋を助ける)
- マグネシウム(タンパク質の合成、エネルギー産生、心の健康)
ミツカンコラボ「わん納豆」の実食レポート
さて、ここから、WITHMEAL販売、ミツカンコラボ「わん納豆」を紹介していきます。
商品はかわいい箱に入って、冷凍で届きます。
種類は2つ、国産小粒と国産ひきわりです。
パッケージは私たちがスーパーで購入するものとまったく変わりません。3つを帯でまとめてあります。
栄養成分について
成分は以下となっています。
「小粒納豆」の成分
- 保証栄養分析値
- 水分51.5%以下 / たんぱく質15.1%以上 / 脂質6.5%以上 / 灰分2.5%以下 / 粗繊維1.9%以下
- 補償栄養分析値(100g)
- ナトリウム1.1mg / リン285mg / カルシウム67.5mg / カリウム739mg / マグネシウム101mg / エネルギー205kcal
「ひきわり納豆」の成分
- 保証栄養分析値
- 水分55.0%以下 / たんぱく質14.7%以上 / 脂質6.4%以上 / 灰分2.0%以下 / 粗繊維0.8%以下
- 補償栄養分析値(100g)
- ナトリウム1.0mg / リン200mg / カルシウム36.6mg / カリウム530mg / マグネシウム58.8mg / エネルギー194kcal
小粒納豆とひきわり納豆は、栄養価が異なります。単純に粒を砕いて「はい、ひきわり!」というわけではなく、大豆を臼で挽き割って、皮を取り除いて、そこから加工が始まります。少なくとも皮を取り除いた分、また割った分納豆菌が取り付く面積が大きくなる分、栄養価が異なってきます。
※解凍が必要
冷凍保存のため、自然解凍が必要になります。
- 解凍方法
- 冷蔵庫で一晩、または室温(約20℃)で約1時間解凍してください。
- 保存方法
- -18℃以下で保管してください。解凍後は、3日間を目安としてお早めにご使用ください。
「小粒納豆」を実食
まずは小粒納豆から実食。
フィルムはありません。しっかり凍ってキラキラしています。納豆の香りはほぼしません。納豆というより、麹の香りです。
どんなにかき混ぜても粘りなし、ポロポロです。粒の手触りは少しベタつく程度です。解凍前に比べたら、少し香りが強くなった気はしますが、納豆臭はそれほどしてません。
まずは私から試食。
豆の甘みがすごいです。発酵のおかげでしょうか、それとも元々の豆の甘味でしょうか。納豆というよりは、昆布が入っていれば大豆をほくほく甘く煮た箸休めのおかずのようです。
さて、うちの子達にも食べてもらいましょう。納豆臭になれた子たちはどんな反応をするでしょう。
うちの子(小型犬6.5kg)
美味しそうに食べました。
いつもの納豆は粘りがあるので舌で掬い取るように食べますが、わん納豆は粘りはなくポロポロしているので食べづらそうではありました。口の端からこぼれてしまいました。ただ、粘りがないので食べこぼしの片付けが楽でした。
うちの子(中型犬13kg)
食べませんでした。
「ひきわり納豆」を実食
ひきわりは、ポロポロしていますので気をつけて開けましょう。
国産小粒と同様、かき混ぜても粘りなし、ひきわりなので、よりポロポロです。香りと味は、国産小粒とまったく変わりありません。
残念ながら、ひきわりは2頭とも食べませんでした。
残りは「鶏ハンバーグ納豆和え」にアレンジ
残った納豆は、栄養満点でもったいないので、後ほどアレンジしてご飯にトッピングしました。2頭ともしっかり食べました。(小型犬6.5kg:鶏ハンバーグの納豆和え、中型犬13kg:ちょこっと合い挽き肉の納豆和え)
まとめ
今回は、WITHMEALから、ミツカンコラボ、おイヌさん向けのフレッシュ納豆「わん納豆」を紹介しました。
生きた納豆菌、麹菌に豊富な栄養を摂取でき、くわえて食べこぼしても片付け簡単。納豆が苦手、臭いが嫌いなオーナーさんでも、愛犬に食べさせやすい納豆でした。
納豆はミネラルが豊富なので、過剰摂取は禁物です。また、腎臓機能が低下している子はミネラルの排出が難しい場合があります。不安があるときは、必ずかかりつけの獣医さんの許可、または適切なアドバイスを得てから与えるようにしましょう。