犬暮らし

犬暮らし

『獣医師が回答』いい動物病院の見分け方とは?

執筆
  • 松本 千聖(獣医師)

    岐阜大学応用生物科学部獣医学課程を卒業後、3年ほど獣医師として動物愛護団体付属動物病院やペットショップ付属動物病院にて主に一次診療業務、ペット保険会社での保険金査定業務などに従事。現在は製薬関係の業務に携わりつつ、ペットの健康相談、動物関係のライティングに加えてペット用品並びに犬猫の健康記事に関する監修経験多数。なおプライベートでは個人で保護猫活動並びに保護猫達の健康管理実施中。

獣医師の松本 千聖さんに回答していただきました。

松本 千聖(獣医師)さんの回答

愛犬の予防接種や健康診断、病気の治療など飼い主さんにとって動物病院は欠かすことのできないとても大切な場所ですね。
しかし、中にはどのような動物病院に通院すれば良いのか迷ってしまうという方もいると思います。そのような場合は以下に記載する項目を確認して動物病院を選んでみてはいかがでしょうか。

  • 設備が充実しているか
  • 自宅からの距離
  • 診療時間や休診日が飼い主さんのスケジュールに合っているか
  • 飼い主さんと協力できる動物病院か
  • 院内が清潔に保たれているか

設備が充実しているか

習性として犬は体調不良を周囲から隠そうとする傾向が強いため、飼い主さんが何かしらの症状に気づいた際にはすぐに原因を突き止めて治療を行う必要があることが多いと考えられます。よって下記の基本的な設備が揃っている動物病院を選ぶほうが良いでしょう。
具体的には以下のような設備があるかどうかをホームページなどで確認しましょう。

自動血球計算装置・血液化学検査器・内分泌検査器・電解質検査器

赤血球や白血球などの血球の値や肝臓、腎臓などの各臓器の機能、甲状腺や副腎皮質などのホルモンの値、体内のナトリウム、カリウムなどの電解質の数値を測定

超音波診断装置

臓器や組織を画像化することで異常を検出

レントゲン

骨の状態や臓器の形態的異常などを診断

内視鏡

胃、十二指腸といった上部消化管の検査や異物の摘出などが可能な胃カメラ

動物専用の歯科用ユニット

歯石の除去や抜歯などを行う装置

自宅からの距離

体調不良の際の移動は犬にとって大きなストレスとなってしまいます。
よって自宅からの通院時間が長くても15分~20分未満となる場所にある方が良いでしょう。
なお、電車やバスなどの公共交通機関は騒音や振動などもストレス源となることから可能ならば自家用車、またはタクシーで行くことができるかどうかも確認することをおすすめします。

診療時間や休診日が飼い主さんのスケジュールに合っているか

愛犬が体調不良の際には仕事を休んででも通院するという方がほとんどだと思いますが、職種によってはなかなか急なお休みを取ることが難しい場合もあるでしょう。そのためにも飼い主さんの公休日が土日であるならば土日も開院している、平日が公休日ならば平日は週5日開院しているというように動物病院とスケジュールが合っているかも大切なポイントとなります。

飼い主さんと協力できる動物病院か

いくら設備が豊富で治療成績が良くても獣医師が飼い主さんの話を聞かずに治療方針を押し付けたり、高圧的な態度で接してきたりする状態は良い動物病院ということはできません。

話すことができない愛犬にとって飼い主さんはその代弁者であり、また自宅での投薬なども行うことから飼い主さんと獣医師が良いコミュニケーションを取れる関係であるかはとても大切なポイントとなります。

最近は院長一人が行っている個人病院に加えて獣医師が複数人勤務しているという動物病院も増えてきていることから、何でも相談することができる獣医師がいる病院を選ぶようにしましょう。

院内が清潔に保たれているか

これは動物病院に限っていうことではありませんが待合室や廊下、診察室、トイレなどのあらゆる場所が清潔に保たれているかも注意するポイントとなります。また、患者が集中してもきちんと座れるよう待合室に適切なスペースが確保されているかも大切です。

ドッグフードの評価一覧