獣医師の松本 千聖さんに回答していただきました。
松本 千聖(獣医師)さんの回答
まずは愛犬に優しく声をかけつつ傷の状態を確認し、可能ならば清潔な水で傷口を洗うことをおすすめします。
というのも犬の口内には多くの雑菌が存在しているため、洗うことで少しでも感染の可能性を減らすことができるからです。
洗い終わった後は清潔な布で患部を抑えて止血するとともに急いで動物病院を受診するようにしてください。なお、この場合は緊急事態に近い状態のため、かかりつけの病院が遠ければ周囲の動物病院にて消毒や抗生物質の投与、傷の深さの確認などの処置を行ってもらう方が安心です。
お散歩中やドッグランなどで愛犬が他の犬に噛まれてしまった場合、多くの飼い主さんはパニックになってしまうと思いますが、冷静に対応しましょう。
また、愛犬の状態を確認しつつ並行して噛んだ犬の飼い主さんの連絡先は必ず入手するようにしておきましょう。傷の治療費の請求や噛んだ側の犬の予防接種歴の確認などの対応に必要となってきます。
また、犬が「人」を噛んだ場合は「咬傷事故」となり狂犬病予防法によって噛んだ側の飼い主さんは保健所への咬傷事故の届出が義務付けられています。
今回のように噛まれたのが「犬」の場合も念のため保健所への連絡を忘れずに行うことを相手の飼い主さんに伝えることが望ましいと考えられます。