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プチ・ブラバンソンは飼いやすい?特徴や賢さ、罹りやすい病気などを徹底解説

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今回はプチ・ブラバンソンの特徴、飼いやすさ、散歩の量や頻度、罹りやすい病気、月の食事代などについてまとめました。

プチ・ブラバンソンの特徴とは?

プチ・ブラバンソンはベルギー生まれの小型犬です。つぶらな瞳にへの字口がとても可愛らしく、ぺちゃんこの鼻に垂れた耳が特徴的です。

飼い主やその家族に対して非常に愛情深く、甘えん坊で、つい甘やかしてしまいたくなる可愛さがあります。しかし、その甘えたがりな性格から飼い主と離れることに強い寂しさや不安を感じてしまう子も多いです。普段から家を不在にしがちな方は、お留守番のトレーニングをしっかり行うように注意しましょう。

性格は明るく柔和で、賢く、飼い主に従順です。しかし一方で、きつく叱られたり自尊心を傷つけられたりすると不機嫌になってしまうことも。しつけの際には褒めて学ばせることが大切です。

そんなプチ・ブラバンソンの歴史についてご紹介しましょう。

プチ・ブラバンソンはブリュッセル・グリフォン種のひとつです。ブリュッセル・グリフォンは元々、19世紀に「スムージー」という犬種を繁殖させ、発展させたものと考えられています。

彼らは主に、ベルギーの家庭や厩舎でネズミ捕りに使役され活躍していました。そのため、グリフォンドキュリー(厩舎のグリフォン)というニックネームがつけられていたそうです。

猟犬として活躍していたブリュッセル・グリフォン(プチ・ブラバンソン)はその後、勇敢で人懐っこい性格やその愛らしい姿から様々な階級の人々に愛されるようになりました。その中にはアンリ2世やアンリエッタ・マリア王妃といったフランスの王族や、ベルギーのアストリッド王妃もいたと言います。

彼らに愛されたことがきっかけで人気を博したブリュッセル・グリフォンは、パグやルビー・イングリッシュ・トイ・スパニエルなどの犬種と交配が重ねられ、小型化された3種類のブリュッセル・グリフォンが誕生することとなりました。

この3種類のブリュッセル・グリフォンは被毛の違いによって種類分けされ、そのうちの1種類がプチ・ブラバンソンとされました。アメリカではこれら3種類の犬種はすべてブリュッセル・グリフォンという一つの犬種として扱われています。
そんなプチ・ブラバンソンの人気ですが、AKC(アメリカンケネルクラブ)によると多くの犬種の中でブリュッセル・グリフォンとして91位となっています。
参考:The Most Popular Dog Breeds of 2023

また、日本での頭数は少なく、一般社団法人ジャパンケネルクラブの犬種別登録件数は55頭、134犬種中、第74位となっています。
参考:
https://www.jkc.or.jp/archives/enrollment/24042

サイズ 小型
体高 22cm前後
体重 3.5~6kg
毛色 ブラック、レッド、ブラック&タン、グレーのマスク、フロスティングのあるマスク
原産地 ベルギー
平均寿命 14歳前後
知能 研究結果ではあまり賢くない(ただ、賢いと言われることが多い)
吠え 吠えやすい

プチ・ブラバンソンは飼いやすい?

吠え声がこもっていてあまり響かないプチ・ブラバンソンは、マンションなどの集合住宅にお住いの方にはおすすめの犬種です。また、子どもに対して攻撃的になることがないので、小さなお子様のいるご家庭でも安心して飼うことができます。

ただ、非常に甘えん坊な性格をしており、場合によっては飼い主と離れることに強い不安を感じてしまう子もいます。仕事などで家を留守にすることがある場合には、小さな頃から飼い主と離れる時間を毎日作り、慣れさせる必要があるでしょう。

必要な散歩量はどのくらい?

多くの運動量を必要としない犬種のため、一日2回、朝晩20分程度の散歩を目安にするとよいでしょう。おもちゃで遊ぶことも好きなので、お家で一緒におもちゃ遊びをしながら運動させるのもおすすめです。
子犬(成長期)の場合は激しい運動をすると発達中の関節を痛めてしまうことがありますので、距離や時間の調整、柔らかい芝生を歩かせるなど気を配る必要があります。
おおよそ12〜18ヶ月で体は成長が完了しますのでそれまでは愛犬の様子を見ながら適切な散歩量、強度を見極めましょう。

賢いですか?

プチ・ブラバンソンは一般的に賢いと評価されています。
しかしながら、こういった研究結果もあります。
ブリュッセル・グリフォンの短毛種であるプチ・ブラバンソンは、コロンビア大学の博士号を取得したスタンリー・コレン氏が発表した研究結果である犬の知能ランクによると、141犬種の中で112位となっています。(ブリュッセル・グリフォンとして)
スタンリー・コレン氏の研究は服従度も含まれるため、プチ・ブランソンは頑固なところがありますので命令を理解した上で従わなかったということも考えられます。
詳しくは「賢い犬ランキング、総勢141犬種を紹介!犬の知能テスト方法も紹介します!」をご覧ください。

どんな性格?

幼犬のプチ・ブラバンソンはやんちゃで遊び好きな性格の子が多いですが、成犬になるにつれて落ち着き、穏やかさを持ち始めます。また、飼い主への愛情がとても深く、甘えん坊な性格の子が多いです。

しつけやすいですか?

賢く判断力もあるプチ・ブラバンソンですが、頑固な一面もあるため、しつけには根気が要る場合もあります。幼い頃から飼い主との上下関係をはっきりさせ、しっかりとしたしつけをおこなうことが大切です。
ただ、ナイーブな子が多いため、叱って言うことを聞かせるようなトレーニングは向いていません。あまり厳しくしすぎず、褒めながらトレーニングするようにしましょう。

吠えやすい?吠えにくい?

プチ・ブラバンソンは吠えにくい犬種です。そのため、マンションなどの集合住宅でも非常に飼いやすいと言えます。吠え声はこもっていて低く、響きにくいのが特徴です。

抜け毛は多い?少ない?

犬の被毛には以下の2種類あります。

  • 皮膚を守るための太くて硬い毛質のオーバーコート(上毛)
  • 体の皮膚に近い側にある綿毛のような体温調節を司るアンダーコート(下毛)

上記の二つを持つ犬をダブルコート、アンダーコートのない犬がシングルコートと呼ばれます。
犬の抜け毛は主にアンダーコートが抜けるためダブルコートの犬種は抜け毛が多い犬種になります。
プチ・ブラバンソンはシングルコートの小型犬です。そのため、抜け毛は少なくお手入れも比較的簡単と言えるでしょう。

ブラッシングの頻度は?

プチ・ブラバンソンは短毛のため、ブラッシングも簡単に済みます。2〜3日に一回、軽くブラッシングするか濡れタオルで拭いてあげてください。ブラッシングの際はスリッカーブラシを使うと皮膚を傷める危険性があるため、ラバーブラシを使うことをおすすめします。

プチ・ブラバンソンが罹りやすい病気とは?

プチ・ブラバンソンが罹りやすい病気には以下のようなものがあります。

短頭種閉塞性気道症候群

短頭種(頭が短い犬種)が罹りやすい病気です。
プチ・ブラバンソン以外にもパグ、ペキニーズなども罹りやすいです。
短頭種の犬は人間の都合で交配によって誕生したと言われています。
短頭種は鼻の穴が狭かったり、口が細長い、鼻から喉にかけて距離が短いなどの構造的な問題を抱えています。
短頭種閉塞性気道症候群は若い年齢から発症しやすく、加齢による筋肉の衰えなどで弛み、気道が狭くなるため成長と共に進み、重症化しやすい病気でもあります。
オランダではこのような短頭犬種を守るため、繁殖を規制する法律が定められました。
症状としては・・・

  • 安静時のグーグー、ブーブーなどの呼吸音
  • ヒューヒューといった呼吸音
  • 口を開けた速い呼吸(パンティング)

などです。
これらは慢性的な症状になりやすく、呼吸がしづらいという苦しい状況が続くため生活の質が下がります。
また、呼吸困難を起こすこともあり、命に関わる病気です。
治療法は鼻の穴や気道を広げたりと、外科手術が基本になります。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼、通称パテラと言います。
小型犬に多い病気で、膝の皿が外れてしまう(脱臼)病気です。
原因は主に遺伝によるものですが、外傷が原因になる場合もあります。
症状としては・・・

  • 足を気にしている様子
  • 歩き方に違和感がある
  • 後ろ足が上がらない
  • スキップするように歩く

といったものがあります。
また、パキッと音が鳴ったり、目視で変形している様子が見られることもあります。
この病気はグレードによって分かれています。

グレード I

手で膝を伸ばすと外れるが、手を離すと元の位置に戻る。
基本的に無症状の状態が多い。

グレード II

膝を曲げたり、伸ばしたりすると外れる、また、手で戻してあげないと元の位置に戻りません。
スキップしたり、足を気にしたりなど症状が出てきます。

グレード III

継続的に脱臼していて、手で戻すことができるが、手を離すと自然に外れる。
グレードIIIより先は歩行時に継続的に姿勢などに異常が出てきます。

グレード IV

継続的に脱臼していて、手で戻すこともできない

治療法は投薬や体重管理、外科手術になります。

プチ・ブラバンソンのドッグフードの選び方とは?

プチ・ブラバンソンのドッグフードの選び方をまとめました。

関節ケア

活発な子が多い傾向があるため、ドッグランなどでは走り回る子も多いでしょう。
運動量の多いワンちゃんには関節の健康維持のためにグルコサミンやコンドロイチンなどの関節に効果のある成分を含むドッグフードを選びましょう。
具体的には原材料に緑イ貝などが含まれるドッグフードがオススメです。
また、関節症の原因になる肥満についても考えなければなりません。

良質なタンパク質

活発なプチ・ブラバンソンは運動量が多くなることもあります。良質なタンパク質で筋肉量の維持が期待できます。

健康な皮膚を保つ成分

必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6が適度に含まれるフードがおすすめです。
これらの必須脂肪酸は皮膚の水分保持を助けてくれます。
また、天然由来の亜鉛やビタミンEなどもおすすめです。

亜鉛は被毛を構成するタンパク質であるケラチンの生成を助けます。
美しい被毛を維持するために一役買ってくれます。

アレルギーケアに新奇タンパク質&グレインフリー

新奇タンパク質は愛犬が今までに食べたことがないタンパク質のことで免疫の過剰反応によるアレルギー反応がでづらいといった特徴があります。具体的な食材としては鹿肉、ラム肉、魚、カンガルー、ウサギなどです。

サイズは小粒がおすすめ

マズル(鼻)が短いワンちゃんは食べるのが上手くない子が多いため、小粒サイズにしましょう。
愛犬の好みもありますので様子を見ながら最適なサイズを見極めましょう。

プチ・ブラバンソンにオススメのドッグフードとは?

プチ・ブラバンソンの罹りやすい病気などを参考にドッグフードを選びました。

HAPPY DOG ミニ ピエモンテ(栗、ダック&シーフィッシュ)

ハッピードッグとは、ペット先進国であるドイツで1965年から3世代続くドックフード会社です。この会社は創設者の動物への愛情と配慮がたくさん詰まっています。

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高タンパク・低脂質

高タンパク低脂肪な鴨肉をメインに使用しています。
鴨肉はチキンなどに比べるとアレルギーの原因にもなりにくくおすすめの原材料です。
また、動物性原材料として魚が含まれますが同じくアレルギーになりづらい原材料です。

関節をサポートする成分

長期にわたり関節の健康や動きをサポートするための、天然のグルコサミンとコンドロイチンが豊富な緑イ貝が含まれています。

サイズは少し大きすぎるかも・・・

小型犬用ですが粒が少し大きいです。
こちらより詳しくご覧ください。

アカナ(ACANA)

アカナはカナダ発のプレミアムペットフード製造メーカーです。
肉食に近い、犬の食性に合わせて動物性原材料を多く使用した高品質なペットフードを提供しています。

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穀物不使用でアレルゲン対策+低GI

米、トウモロコシ、小麦などの穀物類を使用しないグレインフリーになっています。
穀物類の代用でよく使われるジャガイモなども使用しておらず、代わりに豆類を使用しています。
低GIで血糖値の上昇が緩やかで、体重コントロールにも貢献してくれます。

低アレルギーな原材料:パシフィカドッグ

フードを構成する原材料は、サバ、ニシン、メバル、ヘイク、カレイなどの魚だけで70%以上を占めます。
質の高いタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが含まれます。
オメガ3必須脂肪酸が多く含まれるため皮膚の健康維持、美しい被毛を保つために最適なフードです。

Nutro ナチュラルチョイス ラム&玄米

ニュートロは自然素材、栄養バランス、品質、美味しさにこだわっている、2026年に100周年を迎える大手ドッグフードメーカーです。

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低アレルギー原材料

第一主原料にアレルゲンになりづらい、ラム肉を使用していますので食物アレルギー対策にも最適です。

皮膚の健康維持に配慮

ラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。

プチ・ブラバンソンの1ヶ月の食事代は?

プチ・ブラバンソンの1ヶ月の食事代は8,400円程度が目安です。
以下の条件で想定しました。

ドッグフードの価格 = 2,000円/1kg
ドッグフードのカロリー = 350kcal
犬の体重 = 5kg(標準体型)
犬の年齢 = 5歳(避妊・去勢済み)

1日に必要なカロリーは482kcal、1日に必要なドッグフードは138g(月4.2kg)です。
必要なドッグフードの量は自動計算で簡単に確認できます。

※上記はあくまで参考値になり、ドッグフードの価格、おやつ、トッピングなどで変動します。

ドッグフードの評価一覧