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フレンチ・ブルドッグは飼いやすい?特徴や賢さ、罹りやすい病気などを徹底解説

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今回はフレンチ・ブルドッグの特徴、飼いやすさ、散歩の量や頻度、罹りやすい病気、月の食事代などについてまとめました。

フレンチ・ブルドッグの特徴とは?

大きな頭と大きな耳、ぺちゃんこの鼻、ブサイクながらも可愛らしい = ブサカワな犬種です。
口が広く、マズルが短いこともあり、口角が上がった時は笑顔のような表情を見せてくれます。

そんなブサカワなルックスとは対照的に体は筋肉質です。
短い尻尾はほとんど動かすことがありません。
そのため、少し感情が読み取りづらい犬でもあります。

フレンチ・ブルドッグはイギリスで生まれ、ブルドッグの小型種として交配されました。
後にフランスに持ち込まれ、そこで「フレンチ」という名前が付けられ、フレンチ・ブルドッグとして親しまれてきました。
祖先は古代ローマ(紀元前8世紀ごろ)のモロシア犬という説があります。
モロシア犬は軍用犬や闘犬として活躍しました。
ブルドッグはそのような血筋を持っているとされながらも穏やかで愛情深い性格です。
街でもよく見かけるフレンチ・ブルドッグですが吠えているところ姿を見たことがないという人も多いのではないでしょうか。
フレンチ・ブルドッグの飼い主さんのお話しを聞いてもやはり吠えないとおっしゃることが多いです。
愛嬌のある見た目と、穏やかで吠えづらいこともあり日本での人気も高く広く飼われています。
一般社団法人ジャパンケネルクラブの日本における犬種別登録件数は1.2万頭近くで137犬種中、第6位となっており、その人気の高さがわかります。
参考:https://www.jkc.or.jp/archives/enrollment/21072

サイズ 小型犬
体高 24〜35cm程度
体重 8〜14kg前後
毛色 クリーム・ブリンドル・フォーン・パイド
原産地 イギリス
寿命 10~14歳程度
知能 あまり賢くはない
吠え 吠えづらい

フレンチ・ブルドッグは飼いやすい?

飼いやすいです。
初めて犬を迎える人にもおすすめです。

吠えづらい

個体差にもよりますが、温厚で穏やかなため、吠えづらい犬種です。
子犬の時にしっかりとしつけをしていけば無駄吠えをほとんどしない子に育ちます。

人懐っこく、社交的

人のことが大好きで人懐っこく、また、他の犬に対しても社交的です。
その分、寂しがりな一面もあるため時間をかけて、かまってあげてください。

コンパクトなサイズと穏やかな気質で都心でも飼いやすい

都心でも飼いやすいサイズで、尚且つ吠えづらいということもあり一人暮らしのマンションなどでも飼いやすいでしょう。

抜け毛は意外に多い

抜け毛が少ないと言われるフレンチ・ブルドッグですが、ダブルコート(しっかりした毛と、細く柔らかい毛の二重構造)で意外にもよく抜けます。
ただ、多くの犬種の中でも少ない方でしょう。
1年の中でも換毛期の春(5〜7月)と秋(9〜11月)は抜け毛が増えます。

ブラッシングの頻度とは?

可能であれば毎日、最低でも週3回ほどは行いましょう。

必要な運動量は少し多い

のんびりしているように見えて遊ぶことが大好きな犬種です。
1回20〜30分程度を1日2回、距離にすると2〜4kmが理想です。

寿命は短い

寿命は10〜14年と短いです。
短頭種(頭が短い犬種)ゆえに呼吸器の病気に罹りやすいことがあります。
元々、短頭種は自然に存在した犬種ではなく人間の都合で交配を繰り返すことで今の形になりました。
可愛らしい見た目を得た代わりに、呼吸器に構造上の問題を抱えています。
フレンチ・ブルドッグは特に短頭種閉塞性気道症候群という病気にかかりやすく、早めに治療を始めることが寿命をのばすポイントになります。
短頭種閉塞性気道症候群については以下に詳細を書きます。

フレンチ・ブルドッグが罹りやすい病気とは?

フレンチ・ブルドッグが罹りやすい病気には以下のようなものがあります。

短頭種閉塞性気道症候群

短頭種(頭が短い犬種)が罹りやすい病気です。
フレンチブル・ドッグ以外にもパグ、ペキニーズなども罹りやすいです。
短頭種の犬は人間の都合で交配によって誕生したと言われています。
短頭種は鼻の穴が狭かったり、口が細長い、鼻から喉にかけて距離が短いなどの構造的な問題を抱えています。
短頭種閉塞性気道症候群は若い年齢から発症しやすく、加齢による筋肉の衰えなどで弛み、気道が狭くなるため成長と共に進み、重症化しやすい病気でもあります。
オランダではこのような短頭犬種を守るため、繁殖を規制する法律が定められました。
症状としては・・・

  • 安静時のグーグー、ブーブーなどの呼吸音
  • ヒューヒューといった呼吸音
  • 口を開けた速い呼吸(パンティング)

などです。
これらは慢性的な症状になりやすく、呼吸がしづらいという苦しい状況が続くため生活の質が下がります。
また、呼吸困難を起こすこともあり、命に関わる病気です。
治療法は鼻の穴や気道を広げたりと、外科手術が基本になります。
フレンチ・ブルドッグ自体が呼吸が早かったりすることもあるため、うちの犬はこれが当たり前だといって、気づくのが遅れることもありますので注意が必要です。
子犬の時から愛犬の呼吸音や頻度などをよく観察しておき、変化や異常に気づけるように心がけましょう。

皮膚炎

筋肉質で逞しく見える外見とは裏腹に皮膚がすごく弱い犬種です。
フレンチ・ブルドッグの皮膚は皮脂腺の分泌が活発で脂質肌になりがちです。
また、シワの溝に皮脂や汚れが溜まりやすく細菌の増殖を促してしまいます。
皮膚炎の症状としては・・・・

  • 身体を痒がる
  • 皮膚が赤みを帯びる
  • 毛が薄くまだらになる

・・・などです。
予防法としては、まずはスキンケアとして体のシワを濡れたタオルで伸ばしながら拭くなどして清潔さを保ちましょう。
また、乾燥しているように見える場合は人間用のベビーローションなどを塗ると肌のバリア機能を保つことができます。
その他には食物アレルギーとアトピー性皮膚炎(花粉やダニなど)に気をつけることです。
治療法はステロイドなどによる痒みの軽減が主になってきます。

股関節形成不全

主に遺伝性の疾患で、股関節を形成している骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と、大腿骨の噛み合わせが悪くなる病気です。
大型犬に多いとされていますが、フレンチ・ブルドッグにもよく見られます。
症状としては・・・

  • 腰を左右に振りながら歩く
  • 足の動きが不自然
  • 散歩を嫌がる
  • 階段などの段差を嫌がる

・・・などがあります。
治療法は基本的には体重管理、抗炎症薬や鎮痛剤やサプリメントなどの投薬、レーザー療法などの保存療法を行います。
保存療法で改善が見られない場合は手術などの外科的治療となります。

フレンチ・ブルドッグのドッグフードの選び方とは?

フレンチ・ブルドッグのドッグフードの選び方をまとめました。

皮膚を強く保つ

必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6が適度に含まれるフードがおすすめです。
これらの必須脂肪酸は皮膚の水分保持を助けてくれます。フレンチブル・ドッグは被毛が短いため肌への刺激が直で伝わりやすいので皮膚の水分保持を適切に行えるようにすることでバリア機能の効果が期待できます。
また、天然由来の亜鉛やビタミンEなどもおすすめです。
亜鉛は被毛を構成するタンパク質であるケラチンの生成を助けます。
美しい被毛を維持するために一役買ってくれます。
ビタミンEは強力な抗酸化作用があります。

アレルギー対策のドッグフード

健康な皮膚を保つためにもアレルギー対策は必須です。

新奇タンパク質

最近では穀物不使用のドッグフードが人気でアレルギー対策になると言われていますが、穀物類よりも肉類の方が多くアレルギーの原因になりやすいです。
それはアレルギーはタンパク質への過剰反応によるためです。
新奇タンパク質は愛犬が今までに食べたことがないタンパク質のことで免疫の過剰反応によるアレルギー反応がでづらいといった特徴があります。
具体的な食材としては鹿肉、ラム肉、魚、カンガルー、ウサギなどです。
アレルギーを起こさないことで、皮膚の健康、美しい皮毛の維持につながります。

グレイン・グルテンフリー

穀物は肉や乳製品に比べてアレルギー反応の起こりにくい食材ですが、アレルギーのリスクがあるため配慮されたドッグフードを選ぶといいでしょう。

筋肉質な体型を維持するタンパク質と低脂質なフード

筋肉な体型を維持するために良質な動物性タンパク質が多く含まれるドッグフードがおすすめです。
また、肥満になりやすいところもあるので低脂肪のドッグフードはさらにおすすめです。

サイズは小粒がおすすめ

まずは小型犬用の小粒サイズにしましょう。
特に、フレンチ・ブルドッグのマズル(鼻)は短いので小粒の方が口に入れやすいです。
ただ、愛犬の好みもありますので様子を見ながら最適なサイズを見極めましょう。

フレンチ・ブルドッグにオススメのドッグフードとは?

フレンチ・ブルドッグの罹りやすい病気などを参考にドッグフードを選びました。

HAPPY DOG ミニ ピエモンテ(栗、ダック&シーフィッシュ)

ハッピードッグとは、ペット先進国であるドイツで1965年から3世代続くドックフード会社です。この会社は創設者の動物への愛情と配慮がたくさん詰まっています。

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高タンパク・低脂質

高タンパク低脂肪な鴨肉をメインに使用しています。
鴨肉はチキンなどに比べるとアレルギーの原因にもなりにくくおすすめの原材料です。
また、動物性原材料として魚が含まれますが同じくアレルギーになりづらい原材料です。

関節をサポートする成分

長期にわたり関節の健康や動きをサポートするための、天然のグルコサミンとコンドロイチンが豊富な緑イ貝が含まれています。

サイズは少し大きすぎるかも・・・

小型犬用ですが粒が少し大きいです。
こちらより詳しくご覧ください。

アカナ(ACANA)

アカナはカナダ発のプレミアムペットフード製造メーカーです。
肉食に近い、犬の食性に合わせて動物性原材料を多く使用した高品質なペットフードを提供しています。

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穀物不使用でアレルゲン対策+低GI

米、トウモロコシ、小麦などの穀物類を使用しないグレインフリーになっています。
穀物類の代用でよく使われるジャガイモなども使用しておらず、代わりに豆類を使用しています。
低GIで血糖値の上昇が緩やかで、体重コントロールにも貢献してくれます。

低アレルギーな原材料:パシフィカドッグ

フードを構成する原材料は、サバ、ニシン、メバル、ヘイク、カレイなどの魚だけで70%以上を占めます。
質の高いタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが含まれます。
オメガ3必須脂肪酸が多く含まれるため皮膚の健康維持、美しい被毛を保つために最適なフードです。

Nutro ナチュラルチョイス ラム&玄米

ニュートロは自然素材、栄養バランス、品質、美味しさにこだわっている、2026年に100周年を迎える大手ドッグフードメーカーです。

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低アレルギー原材料

第一主原料にアレルゲンになりづらい、ラム肉を使用していますのでフレンチブル・ドッグのアレルギー対策に一役かってくれます

皮膚の健康維持に配慮

ラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。

フレンチ・ブルドッグの1ヶ月の食事代は?

フレンチ・ブルドッグの1ヶ月の食事代は10,800円程度が目安です。
以下の条件の場合で想定しました。

ドッグフードの価格 = 2,000円/1kg
ドッグフードのカロリー = 350kcal
犬の体重 = 7kg(標準体型)
犬の年齢 = 5歳(避妊・去勢済み)

1日に必要なカロリーは630kcal、1日に必要なドッグフードは180g(月5.4kg)です。
必要なドッグフードの量は自動計算で簡単に確認できます。

※上記はあくまで参考値になり、ドッグフードの価格、おやつ、トッピングなどで変動します。

ドッグフードの評価一覧