犬暮らし

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ドーベルマンは飼いやすい?特徴や賢さ、罹りやすい病気などを徹底解説

今回はドーベルマンの特徴、飼やすさ、散歩の量や頻度、罹りやすい病気、月の食事代などについてまとめました。

目次

ドーベルマンの特徴とは?

19世紀後半にドイツのブリーダー、フリードリッヒ・ドーベルマンという方によって護衛犬として改良されたというドーベルマン。
野犬の捕獲、警備などで活躍していました。
その優秀さは世界中で認められていて、日本を含め世界各国で警察犬として活躍しています。
日本でも稀に見かける凛々しい姿ですが、一般社団法人ジャパンケネルクラブの日本における犬種別登録件数は400頭程度で137犬種中、第19位となっています。
参考:https://www.jkc.or.jp/archives/enrollment/21072

ドーベルマンのピンと立った耳のヒミツ

ドーベルマンの耳はピンと立っている立ち耳と短い尻尾のイメージがありますが、これは断耳と断尾をしているからです。
耳と尻尾を切除して人工的によく皆さんが想像するようなドーベルマンの姿を作り出しています。
断耳と断尾は元々、猟犬としてとして働くドーベルマンが耳を怪我しないようにすることが目的で行われました。
ただ、現代の一般家庭でのドーベルマンは愛玩動物としての役割が主なもので断耳と断尾ともに、不必要なことです。
ドーベルマンの原産国であるドイツやヨーロッパ諸国では、断耳・断尾は禁止されています。
現代の愛玩動物に対して行われている断耳と断尾はファッション性の側面が主なものです。
日本では禁止されているわけではありませんが、動物愛護管理法の観点から見ても不必要に動物を傷つける行為であり、動物の虐待にあたると考えられる方も多いようです。
自然な耳のドーベルマンは以下のようにラブラドールに似た姿になります。

断耳を行わない場合は垂れ耳になることが多いので耳の中の湿気や細菌の増殖などにつながることもあるかもしれませんが、ラブラドール・レトリバーも同様です。
ドーベルマンを迎えたいと考えていらっしゃる方は、愛犬に負担をかけてまで、断耳と断尾が本当に必要なことなのかを一度考えましょう。

サイズ 大型犬
体高 60~70cm程度
体重 27~42kg程度
毛色 ブラック・ブラウン・ブラウン・イザベラなど
原産地 ドイツ
寿命 12~15歳程度
知能 とても賢い
吠え 吠えやすい

ドーベルマンは飼いやすい?

サイズが大きく、さらに筋肉量も多いため、たくさんの散歩量が必要で飼いづらいと感じる人が多いでしょう。

「怖い犬」というのは間違い

ドーベルマンは怖い、噛み付く、危険などと考えていらっしゃる方も多いと思いますが、知能の高く、信頼関係を結べば飼い主に従順でしつけしやすいです。また、その体格とは裏腹に気が小さい子が多いです。攻撃性もなく、フレンドリーでマイペースで優しい子が多いです。

吠えやすい

臆病で気弱な性格と、番犬の気質があるので知らない人や犬に対しては吠えたりする傾向があります。
また、物音にも過敏な傾向があります。
ただ、子犬の頃から散歩やドッグランなどに連れて行き、社会に慣らせることでこれらは抑制することができます。

とても賢く、従順でしつけやすい

ドーベルマンはとても賢い犬種で、従順さも持ち合わせており、状況の把握と判断力もあります。
それが警察犬、軍用犬としても世界で活躍している理由です。
また、番犬としての資質は最高峰でさまざまな異常を検知することができます。
コロンビア大学の博士号を取得したスタンリー・コレン氏が発表した研究結果である犬の知能ランクによるとドーベルマンは141犬種の中で5位となっています。
詳しくは「賢い犬ランキング、総勢141犬種を紹介!犬の知能テスト方法も紹介します!」をご覧ください。

抜け毛はかなり多い

犬の被毛には以下の2種類あります。

  • 皮膚を守るための太くて硬い毛質のオーバーコート(上毛)
  • 体の皮膚に近い側にある綿毛のような体温調節を司るアンダーコート(下毛)

上記の二つを持つ犬をダブルコート、アンダーコートのない犬がシングルコートと呼ばれます。
犬の抜け毛は主にアンダーコートが抜けるためダブルコートの犬種は抜け毛が多い犬になります。
ドーベルマンはシングルコートで抜け毛が少ない犬種ではあるのですが、短毛種(被毛が短い)のため、被毛が抜けるまでのサイクルが短くよく抜けます。
換毛期はありませんので1年を通して抜け毛が多いといった感じです。

ブラッシングの頻度とは?

抜け毛の多い犬種ではありますが、短毛種なので週1〜2回程度で大丈夫です。

とても多い運動量

ドーベルマンは大型犬ですのでかなりの運動量が必要です。
活発で好奇心旺盛、運動神経もいいため、1日2回各1時間以上の散歩が推奨です。
散歩するだけでなくドッグランで走らせたりと運動欲求を満たしてあげるようにしましょう。
ただ、子犬(成長期)の場合は激しい運動をすると発達中の関節を痛めてしまうことがありますので、距離や時間の調整、柔らかい芝生を歩かせるなど気を配る必要があります。
おおよそ12〜18ヶ月で体は成長が完了しますのでそれまでは愛犬の様子を見ながら適切な散歩量、強度を見極めましょう。

ドーベルマンが罹りやすい病気とは?

ドーベルマンが罹りやすい病気には以下のようなものがあります。

フォン・ヴィレブランド病

先天性の血液の病気で遺伝的な要因によって発症します。
血液に含まれるフォン・ヴィレブランド因子の作られる量が少ないことや、壊れてしまっていることで血がかたまらず、怪我をすると出血が止まらなくなる病気です。
ドーベルマンの半数以上はフォン・ヴィレブランド病の遺伝因子を持っています。
基本的には軽度であれば無症状ですが怪我をした際には出血は止まりずらいです。
さらに重度の場合には、失血や貧血によって死亡するケースもあります。
治療法は、出血が止まらない場合は投薬によってフォン・ヴィレブランド因子を補い止血します。
日々の生活で怪我をしないように過ごす必要があります。

進行性網膜萎縮

ドーベルマンは多くの目の病気にかかりやすい犬種です。
その中でも進行性網膜萎縮と言われる病気に罹りやすい傾向があります。
失明につながる遺伝性の目の病気です。
網膜は目に映った風景を視神経から脳に伝達する役割を担っています。
進行性網膜萎縮、この網膜が萎縮していく病気です。
初期症状として暗い場所での視力低下が現れます。
夕方〜夜間の散歩で鼻でさ探るように歩いたり、ものにぶつかったり、段差につまずいたりといった異変があります。
症状が進行すると日中でも見えづらくなります。
失明まで至ると白内障を発症します。
この病気はゆっくり進行する傾向がありますが、犬によっては早く進行する場合もあります。
予防法、治療法ともにありませんが命に関わる病気ではありません。
犬は臭覚、聴覚が発達していますので段々と環境に慣らせていくことができます。
目がしっかり見える段階から部屋の環境を整え、それ以降はできるだけ配置を変えない、触る前には優しく声をかける、静かな生活を心がける、ぶつかりそうになったら声をかけるなどの配慮をすることで愛犬も安心して暮らせます。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは短足犬種に多く見られ、ペキニーズも例外ではありません。
背骨は椎骨と言われる小さな骨で構成されています。
椎骨の中心にある穴に脊髄という脳から続く神経が通っています。
各椎骨の間、椎骨の直下にある椎間板はクッションの役割を果たしています。
椎間板ヘルニアは椎間板が変形して神経を圧迫することを指します。

初期症状とは?

初期症状では以下のような症状が見られます。

  • 歩きたがらない
  • 散歩に行きたがらない
  • 腰を丸めて歩く
進行すると?

神経麻痺が出てくるため・・・

  • ふらついて歩けない
  • 足を引き摺るように歩く
  • 粗相をしてします(排便や排尿障害)
  • 立ち上がることができなくなる
  • 半身不随

といった症状が出てきます。
治療法は軽度であれば投薬、重度であれば椎間板除去するための外科手術になります。

予防法とは?
腰に負担をかけない

椅子やソファからのジャンプ、階段の登り降りなどの腰に負担がかかる行為をさせないことです。

体重コントロール

肥満が原因になることも多いため、肥満にならないように食事内容は注意しましょう。

ガン(悪性腫瘍)

ドーベルマンなどの大型犬は小型犬と比べるとガンの罹患率が高いとされています。
人間同様にさまざまなガンに罹る可能性があります。
日頃からの老化、食生活、ストレス、運動をしっかりしていくことで予防になります。
特に運動不足から来る肥満はストレスや筋力低下による老化にもつながりますので注意が必要です。
治療法は抗がん剤、手術などの外科治療、放射線治療になります。

ドーベルマンのドッグフードの選び方とは?

ドーベルマンのドッグフードの選び方をまとめました。

筋肉量の高いドーベルマンに合わせた栄養素

肉食に近い雑食である犬に合わせた動物性原材料の使用率の高いことに加え、穀物などの犬が不得意とする原材料を使用していないドッグフードがおすすめです。

大型犬に多い悩みである関節に配慮した成分

グルコサミンやコンドロイチンなどの関節に効果のある成分を含むドッグフードを選びましょう。
具体的には原材料に緑イ貝などが含まれるドッグフードがオススメです。

免疫力を高める食事

大型犬の死因になりやすいガンには免疫力の維持・向上が予防になるかもしれません。
具体的な食材として以下です。

腸内環境を整える

免疫機能の多くは腸に集まっています。
そのため、腸内環境を維持することで免疫力の向上が期待できます。
乳酸菌、オリゴ糖などが含まれるドッグフードがおすすめです。

血液を健康な状態に保つ

DHA、EPAを多く含む青魚は、免疫力アップや血液を健康に保つ効果が期待でき、がんの予防につながるとされています。

皮膚と被毛を健康に役立つ成分

必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6が適度に含まれるフードがおすすめです。
これらの必須脂肪酸は皮膚の水分保持を助けてくれます。
また、天然由来の亜鉛やビタミンEなどもおすすめです。
亜鉛は被毛を構成するタンパク質であるケラチンの生成を助けます。
美しい被毛を維持するために一役買ってくれます。
ビタミンEは強力な抗酸化作用があります。

価格も大事

30キロくらいのドーベルマンになってくると月に必要なドッグフードは12kgほどになります。
そのため、価格のことも考慮する必要もあります。
大容量のパッケージを扱っているドッグフードだと内容のいいものを低価格で購入できるのでおすすめです。

サイズは中粒〜がおすすめ

まずは中粒サイズを与えてみましょう。
愛犬の様子を見ながら最適なサイズを見極めましょう。

ドーベルマンにオススメのドッグフードとは?

ドーベルマンの罹りやすい病気などを参考にドッグフードを選びました。

ACANA

プレミアムペットフードの定番、アカナです。
その中でもおすすめは、「パシフィカドッグ」「クラシック・レッドミートレシピ」です。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
アカナ(ACANA) 「パシフィカドッグ」
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アカナ「クラシック・レッドミートレシピ」
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筋肉量の多いドーベルマンに最適な高タンパク質

良質な動物性タンパク質がパシフィカドッグは70%以上(タンパク質35%以上)、クラシック・レッドミートレシピは50%以上(タンパク質29%以上)使用されています。
ドーベルマンの筋力維持に最適なタンパク質量です。

低アレルギー原材料

「パシフィカドッグ」は魚、「クラシック・レッドミートレシピ」はラム肉が第一主原料のドッグフードです。
いずれも低アレルゲンな原材料です。

クラシック・レッドミートレシピのメリット

「クラシック・レッドミートレシピ」に含まれるラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。
ドーベルマンの皮膚の健康を保つのに最適です。

パシフィカドッグ

「パシフィカドッグ」は天然ニシン、イワシ、カレイ、シルバーヘイク、メバルなどの魚肉が使用されていてグレインフリー(穀物不使用)。
必須脂肪酸であるオメガ3が豊富なため、美しい被毛と皮膚の健康維持を役立ってくれます。

Nutro ナチュラルチョイス ラム&玄米 13.5kg

ニュートロは自然素材、栄養バランス、品質、美味しさにこだわっている、2026年に100周年を迎える大手ドッグフードメーカーです。
豊富なラインナップの中でもおすすめはラム&玄米です。

商品名おすすめ度価格(1kg)ショップ
ナチュラルチョイス「ラム&玄米・ 中型~大型・成犬用」
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低価格&大容量パッケージ

ナチュラルチョイスは2kg、4kg、7.5kg、13.5kgと豊富なパッケージが用意されています。
amazonの場合だと2kgのパッケージは1,500円/kgを超えてしまいますが、13.5kgのパッケージになってくると1,100円/kgほどまで価格が下がってきます。フードの内容もよく、コスパ抜群のドッグフードです。

低アレルギー原材料

Nutro ナチュラルチョイス ラム&玄米は、第一主原料にアレルゲンになりづらい、ラム肉を使用しています。
玄米やオートミールなどがバランスよく含まれていて、消化吸収に配慮されています。

皮膚の健康維持

ラム肉はビタミンB12、亜鉛などが含まれます。
ビタミンB12には細胞分裂を促進し、肌の新陳代謝を改善する働きがあります。
亜鉛はタンパク質の合成に関わり不足すると皮膚炎などのトラブルが起きやすくなります。
また原材料の亜麻仁はオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)とオメガ6脂肪酸をバランスよく含むため、ドーベルマンの健康な皮膚の維持と美しい被毛を作り出すことに適しています。

関節のケアにグルコサミンとコンドロイチン

関節軟骨を強化するグルコサミン・コンドロイチンが含まれています。
関節の悩みの多いドーベルマンには最適です。

ドーベルマンの1ヶ月の食事代は?

ドーベルマンの1ヶ月の食事代は24,600円程度が目安です。
以下の条件で想定しました。

ドッグフードの価格 = 2,000円/1kg
ドッグフードのカロリー = 350kcal
犬の体重 = 30kg(標準体型)
犬の年齢 = 5歳(避妊・去勢済み)

1日に必要なカロリーは1436kcal、1日に必要なドッグフードは410g(月12.3kg)です。
必要なドッグフードの量は自動計算で簡単に確認できます。

※上記はあくまで参考値になり、ドッグフードの価格、おやつ、トッピングなどで変動します。

ドッグフードの評価一覧