一般社団法人 ジャパンケネルクラブに登録されている犬種別犬籍登録頭数(2023年集計:2024年発表)を参考にランキング形式で紹介!犬種ごとの特徴なども掲載しておりますので、ワンちゃんを迎えようと考えている方は参考にしてみてください。
目次
第1位:プードル
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第1位は他の犬種を圧倒する人気を誇るプードルです。
なんと15年連続、第1位として君臨しています。
プードルはサイズによってトイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダートに分類されますが特に人気なのはトイ・プードルです。
プードルの登録頭数は80,631頭ですが、うち77,908頭がトイ・プードルとなっています。
街を歩けばトイ・プードルに会うといっていいほど、よく見かけますよね。
人気の理由はぬいぐるみのような可愛らしい見た目と、性格も明るく飼い主によく懐き、頭もいいのでしつけがしやしすいということにあります。
抜け毛が少ない
トイ・プードルの抜け毛の少なさはトップクラス。
シングルコートと言われる1種類の毛質のみなので換毛期での抜け毛が少ないです。
また、被毛がカールしているため絡まって落ちることがないのも抜け毛が少なく感じる理由です。
アレルギー体質のある方にもおすすめの犬種です。
必要とする運動量が少ない
トイ・プードルの場合は1日2回各15〜30分程度の散歩、もしくはお部屋の中で遊んであげても満足してくれることもあるためとても飼いやすい犬種です。
吠えにくい子が多い
全犬種の中で2番目に頭がいいということもあり、子犬の頃から社会に慣れさせ、トレーニングを積めば吠えにくい子に育ってくれるでしょう。
賢い犬種ランキングについてはこちらをご覧ください。
トイ・プードルのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 約23〜28cm |
体重 | 3kg前後 |
毛色 | ブラック・ホワイト・ブラウン・レッド・アプリコット・クリーム・シルバー・・・その他 |
原産地 | ドイツ、フランスなど |
平均寿命 | 15歳前後 |
知能 | 高い |
吠え | 少ない |
第2位:チワワ
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第2位は世界最小の犬と言われるチワワ。
大きな瞳と小さな見た目がとても可愛らしく、飼い主に対しては愛情深く、甘えるような瞳でとてもよく懐いてくれます。
チワワの登録頭数は48,865頭です。
街を歩けばトイ・プードルに会うといっていいほど、よく見かけますよね。
人気の理由はぬいぐるみのような可愛らしい見た目と、性格も明るく飼い主によく懐き、頭もいいのでしつけがしやしすいということにあります。
抜け毛は多い方
ロングコート、スムースコートの2種類が存在しますが、ロングコートのチワワは抜け毛が多いです。
ただ、スムースコートに関してもよく抜けます。
ただ、とても小さいため、体表の面積は狭く、大きく抜け毛が多い犬と比べると少なく感じるでしょう。
必要とする運動量が少ない
チワワの場合は1日1〜2回各15分程度の散歩で満足してくれます。
また、体が小さいこともあり、お部屋の中で遊んであげることもできるためとても飼いやすいでしょう。
吠える子が多い
小さいながらもとても勇敢で好奇心旺盛、プライドが高い子も多く少し吠えやすい傾向があります。
また、その声は甲高く響きます。
チワワのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 約15~23㎝ |
体重 | 1〜3kg前後 |
毛色 | ブラックタン・クリーム・ブラックホワイト・レッド・ホワイト・チョコタン・ブルータン |
原産地 | メキシコ |
平均寿命 | 15歳(一般的に13〜20歳前後で長寿な犬種) |
知能 | あまり賢くはない |
吠え | 吠えやすい |
第3位:ダックスフンド
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第3位は胴長短足な特徴的な体をもつダックスフンド。その見た目とは裏腹に狩猟犬として人の役に立ってきました。性格は人懐っこく甘えん坊、知らない人にも尻尾を振って擦り寄っていく愛らしさがあります。
日本での登録頭数は29,082頭となっています。
そんなダックスフンドは2007年にはトップの登録頭数を誇っていました。当時の飼育頭数は9万頭以上と、現在のトイ・プードルを凌ぐ人気を誇っていました。
抜け毛は多い方
ダックスフンドはダブルコートと言われる太くしっかりした毛と、細く柔らかい毛の二重構造になっていて、抜け毛が多い犬種です。一年を通して抜けますが換毛期の春(5〜7月)と秋(9〜11月)は大量に抜けます。
必要とする運動量は意外にも多い
狩猟犬として活躍していた犬種なのでミニチュアなどの体が小さいダックスフンドでもしっかりと運動を必要とする場合が多いです。愛犬のサイズにより異なりますが散歩は1日30分を2回程度は必要になるでしょう。
吠える子が多い
狩猟犬として活躍していたこともあり吠えやすい傾向があります。
子犬の時にしっかりと時間をかけて、正いしつけを行う必要があります。
ダックスフンドのデータ
サイズ | 小型犬 |
サイズ基準 |
|
体重 | 2〜3kg前後 |
毛色 | ソリッドカラー・2色・ダップル・ブリンドルなど |
原産地 | ドイツ |
寿命 | 12~16歳程度 |
知能 | 中程度 |
吠え | 吠えやすい |
第4位:ポメラニアン
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第4位はふわふわの毛と大きい瞳、小さい顔が可愛らしいポメラニアン。
ドイツのポメラニア地方という場所で小型化され、18世紀にはイギリス王家に持ち込まれ、さらに小型化が進みました。
現在では世界中の犬好きに愛される犬種となりました。
日本での登録頭数は20,578頭となっています。
体はとても小さく体重は2~3㎏程度ですが、牧羊犬であるジャーマンスピッツを祖先に持つとされていて勇猛果敢で自分より大きい犬に立ち向かっていく一面も。
飼い主にはとても懐きますが、警戒心が高い傾向があります。
抜け毛は多い方
ポメラニアンはダブルコートと言われる太くしっかりした毛と、細く柔らかい毛の二重構造になっていて、主に細く柔らかい毛が多く抜けます。一年を通して抜けますが換毛期の春(5〜7月)と秋(9〜11月)は大量に抜けます。
必要な運動量は少ない
運動量は少なく、1回15〜20分程度を目安に2回程度で充分です。
また、体が小さいこともあり部屋で遊んであげることで満足する子も多いです。
吠える子が多い
警戒心が高いことに加え、牧羊犬を祖先に持つため、吠えやすい傾向があります。
ポメラニアンのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 約20㎝ |
体重 | 2〜3kg前後 |
毛色 | ブラック・ホワイト・レッド・ブラウン・チョコレート・オレンジ・ブルーなど |
原産地 | ドイツ |
寿命 | 12~15歳程度 |
知能 | 賢い |
吠え | 少し吠えやすい |
第5位:ミニチュア・シュナウザー
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第5位はミニチュア・シュナウザー。
ミニチュア・シュナウザーはネズミなどの害虫駆除を目的として交配され、農場犬として長く活躍してきました。
祖先にアーフェン・ピンシャーとスタンダード・シュナウザーを持ちます。
ドイツ語でシュナウザーは小さいヒゲという意味があり、名前の由来になっています。
人懐っこく、愛らしい見た目から愛玩動物として世界中で広く飼われるようになりました。
また、活発で好奇心が強く遊びや運動が大好きな子が多いです。
日本での登録頭数は14,199頭となっています。
抜け毛は多い方
ミニチュア・シュナウザーの被毛は抜け毛が多いとされるダブルコート(二重構造)ですが、その中ではとても抜け毛が少ないとされる犬種です。
必要な運動量は少ない
運動量は少なく、1回15〜20分程度を目安に2回程度で充分です。
また、体が小さいこともあり部屋で遊んであげることで満足する子も多いです。
吠える子が多い
ネズミなどの害獣駆除を目的として誕生した犬種のため、番犬としての本能が強く、吠えやすい傾向があります。
ミニチュア・シュナウザーのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 約30~35㎝ |
体重 | 6〜7kg |
毛色 | ブラック・ソルト&ペッパー・ブラック&シルバー |
原産地 | ドイツ |
寿命 | 12~16歳程度 |
知能 | 賢い |
吠え | 吠えやすい |
第6位:フレンチ・ブルドッグ
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第6位は大きな頭と大きな耳、ぺちゃんこの鼻、ブサイクながらも可愛らしいフレンチ・ブルドッグ。
穏やかな性格で、口が広く、笑ったような表情で愛嬌のあるワンちゃんです。
そんなフレンチ・ブルドッグはイギリスで生まれ、ブルドッグの小型種として交配されました。
後にフランスに持ち込まれ、そこで「フレンチ」という名前が付けられ、フレンチ・ブルドッグとして親しまれてきました。
日本での登録頭数は11,218頭となっています。
抜け毛は多い方
短毛で抜け毛が少なそうに見えますが実は抜け毛が多い犬種です。
必要な運動量は意外に多い
のんびりしているように見えて遊ぶことが大好きな犬種です。
1回20〜30分程度を1日2回、距離にすると2〜4kmが理想です。
吠えにくい子が多い
人のことが大好きで人懐っこく、また、他の犬に対しても社交的です。
その分、寂しがりな一面もあるため時間をかけて、かまってあげてください。
フレンチ・ブルドッグのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 24〜35cm程度 |
体重 | 8〜14kg前後 |
毛色 | クリーム・ブリンドル・フォーン・パイド |
原産地 | イギリス |
寿命 | 10~14歳程度 |
知能 | あまり賢くはない |
吠え | 吠えづらい |
第7位:マルチーズ
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第7位は真っ白でふわふわな毛と、まん丸の大きな目が可愛らしいマルチーズ。
毛色は純白(ピュアホワイト)のみ。その美しい絹のような毛は、シルキーコートとも呼ばれます。
19世紀にイギリスのビクトリア女王がマルチーズを飼っていたことで、人気になりました。
抱き犬として愛されていたことから、甘えん坊な性格です。
他の小型犬に比べ、マルチーズは温厚で落ち着いている子が多いとも言われています。
日本での登録頭数は9,649頭となっています。
抜け毛は多い方
ふわふわ、もふもふの外見からは想像がつきませんが抜け毛が少ない犬種です。
抜け毛の少ない理由はマルチーズの被毛はシングルコートという皮膚を守るための太くて硬い毛質のオーバーコートの被毛のみです。
被毛の密度が低く、基本的に毛が抜けやすいとされる換毛期がないことにあります。
必要な運動量は意外に多い
のんびりしているように見えて遊ぶことが大好きな犬種です。
1回20〜30分程度を1日2回、距離にすると2〜4kmが理想です。
吠えやすい傾向がある
警戒心の強さからくるものと、甘えん坊の気質からくるかまって欲しいという要求吠えが多い傾向があります。
マルチーズのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 25cm程度 |
体重 | 2〜3kg前後 |
毛色 | ホワイト |
原産地 | マルタ共和国 |
寿命 | 11~14歳程度 |
知能 | あまり賢くはない |
吠え | 吠えやすい |
第8位:ヨークシャー・テリア
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第8位は地面にも届くような長く艶やかな光沢のある被毛をもつヨークシャー・テリア。
ヨークシャー・テリアは、イギリスのヨークシャー地方でネズミ退治のために品種改良されて誕生した犬種です。ネズミ退治を行う猟犬ということもあり、警戒心が高く、頑固で気が強いところがあります。
ただ、飼い主への愛情は深いため、良いパートナーになってくれるでしょう。
日本での登録頭数は8,295頭となっています。
抜け毛は意外にも少ない
長く豪華な被毛からは想像がつきませんが、抜け毛が少ない犬種です。
抜け毛の少ない理由はヨークシャー・テリアの被毛はシングルコートという皮膚を守るための太くて硬い毛質のオーバーコートの被毛のみです。
また、被毛の密度が低く、基本的に毛が抜けやすいとされる換毛期がないこと、さらに長毛種と言われる被毛が長く育ちやすい犬種のため、毛周期(被毛が生えて、抜ける、また生えるまで)が長いため特に抜け毛が少ないのです。
あまり多くの運動量を必要としない
あまり多くの運動量を必要としません。
1回15分程度を2回、距離にすると1〜2kmが理想です。
吠えやすい傾向がある
警戒心の高さや飼い主への愛情が深いこともあり、自分や飼い主を守るためによく吠えます。
また、頑固で気が強いというところも吠える原因です。
ヨークシャー・テリアのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 25cm程度 |
体重 | 2〜3kg前後 |
毛色 | ダークスチールブルー・タン |
原産地 | イギリス |
寿命 | 11~15歳程度 |
知能 | 賢い |
吠え | 吠えやすい |
第9位:シー・ズー
- 飼いやすさ
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第9位は絹のような長く柔らかい被毛と大きな瞳が特徴のシー・ズー。
シー・ズーは中国原産の犬種で、その起源は7世紀頃まで遡ります。
祖先はチベットのラサ・アプソと言われ、顔を小さくするために中国原産のペキニーズと交配させたことで現在のシー・ズーになったとされています。
中国では皇帝への贈り物として捧げられ、愛玩動物として愛されてきました。その歴史からか甘えん坊で人懐っこい子が傾向があります。
日本での登録頭数は7,957頭となっています。
抜け毛は意外にも少ない
シー・ズーの被毛は抜け毛が多いとされるダブルコート(二重構造)になっていますが、同じダブルコートの中では抜け毛が少ない犬種とされています。それは被毛が長く育つ長毛種(被毛が長い)のため、毛周期(被毛が生えて、抜ける、また生えるまでの期間)が長く抜け毛が少ないためです。
あまり多くの運動量を必要としない
あまり多くの運動量を必要としません。
1日2回各15〜30分程度で満足してくれることが多いです。
吠えやすい、吠えにくい、どちらも良く言われる
その祖先であるラサ・アプソ、ペキニーズは愛玩動物として飼われていた歴史が長く本来は吠えにくい犬種の血を引いています。ただ、今まで出会ったシー・ズーは吠える子が多かったような・・・。シー・ズーの声は少し低い傾向にあるため、チワワなどの甲高い声で吠える犬より、うるさいとは感じないかもしれません。
シー・ズーのデータ
サイズ | 小型犬 |
体高 | 23〜27cm程度 |
体重 | 5〜7kg前後 |
毛色 | ホワイト、ブラックが多い |
原産地 | 中国 |
寿命 | 11~14歳程度 |
知能 | あまり賢くはない |
吠え | 吠えにくい〜普通 |
第10位:ゴールデン・レトリバー
- 飼いやすさ
(大型犬の場合)
- 吠えやすさ
- グルーミングの手間
- 必要な運動量
- しつけ・トレーニング
- 賢さ・従順度
- 性格・気質
第10位はここにきて初の大型犬、温厚で人懐こく賢いゴールデン・レトリバー。
ゴールデン・レトリバーはスコットランドの銃猟犬として活躍していたとされています。
日本での登録頭数は7,899頭となっています。
そんな、ゴールデン・レトリバーはアメリカでの人気は特に高く、全犬種中でもトップクラスの飼育頭数を誇り、多くのゴールデン・レトリバーが人間と共に生活しています。
とても知能が高く従順なため、盲導犬、救助犬、ドッグスポーツなどで活躍しています。
コロンビア大学の博士号を取得したスタンリー・コレン氏が発表した研究結果である犬の知能ランクによるとゴールデン・レトリバーは141犬種の中で4位となっています。
詳しくは「賢い犬ランキング、総勢141犬種を紹介!犬の知能テスト方法も紹介します!」をご覧ください。
抜け毛はかなり多い
ゴールデン・レトリバーの被毛はダブルコート(二重構造)のためとても抜け毛が多いです。
さらに体格も大きいこともあり、よく抜けます。
多くの運動量が必要
成犬は1日2回各30〜60分程度の散歩が最適です。
また、とても賢いことから単調な散歩ではなく、草や木など様々な匂いを感じることができる環境やドッグランなどで他の犬や人とコミュニケーションを取れる場を選ぶといいでしょう。
とても吠えにくい
大型犬は元々、吠えにくい犬が多いですが、その中でもゴールデン・レトリバーは特に吠えにくい犬種とされています。性格がとても温厚なためです。人間が大好き、、人間を喜ばせることに熱心な性格で、子供や、他の犬に対しても温厚であることが多く、仲良くすることができます。
ゴールデン・レトリバーのデータ
サイズ | 大型犬 |
体高 | 50〜60cm程度 |
体重 | 25〜35kg程度 |
毛色 | ダークゴールド・クリーム・ライトゴールド・ゴールデン |
原産地 | イギリス |
寿命 | 10〜12歳程度 |
知能 | とても賢い |
吠え | 吠えにくい |
第11位以降のランキング
第11位:柴犬
第11位は日本原産、丸っこい輪郭に狐のような目、三角立った耳で愛らしい外見の柴犬。
最近ではかなり小さい豆柴と呼ばれるサイズの柴犬も存在します。
性格は独立心が高く、頑固な面を持ちながらも、飼い主や家族には愛情深く、忠誠心が高いです。
少し、警戒心が高く、初めて会う人や動物には臆病になったり、攻撃的になることもあります。
日本原産のため、日本の気候に順応できる犬種です。日本での登録頭数は6,159頭となっています。
第12位:ビション・フリーゼ
第12位は小さな体に真っ白なカールした美しい被毛、丸く大きな目、プードルにもよく似たビション・フリーゼ。
プードルは非常に人懐っこいですが、ビション・フリーゼはプードルと比べると少し頑固なところがあり人に興味を持ちにくいことがあります。
また、プードルは全犬種の中でも第二位のIQを持っていますが、ビション・フリーゼは中程度とされています。日本での登録頭数は5,788頭となっています。
第13位:パグ
第13位は鼻ぺちゃで顔のしわが多い、癖になる顔立ちのパグ。
顔が良く似たフレンチブルドッグとの違いは、フレンチブルドッグは立ち耳なのに対し、パグは垂れ耳です。
パグの歴史は長く紀元前400年までに遡ります。
古代中国の王室などで愛玩動物として愛されてきました。
日本での登録頭数は5,197頭となっています。
第14位:ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
第14位は胴長短足で笑顔が可愛らしいウェルシュ・コーギー。
ウェルシュ・コーギーはイギリス原産の犬種で1,000年以上も前から牧羊犬として飼育されていました。
牧羊犬としての性質があり、体は小さくても、力は中型犬、嚙む力は大型犬に匹敵するとも言われています。
その性格は明るく、奔放で遊び好き。
人間が大好きで行動を共にすることを好むため、寂しい思いをさせると問題行動に出てしまう場合もあります。日本での登録頭数は4,441頭となっています。
第15位:ラブラドール・レトリーバー
第15位はとても賢く人の社会で広く活躍するラブラドール・レトリバー。
原産地はカナダのニューファンドランド島で1800年代にイギリスに持ち込まれ、銃猟犬として活躍してきました。アメリカではゴールデン・レトリバーと並んで人気が高く、全犬種中でもトップクラスの飼育頭数を誇ります。
日本での登録頭数は4,284頭となっています。
第16位:パピヨン
第16位は小さく華奢な体ながらも高い運動能力と知能を誇るパピヨン。
パピヨンは15世紀ごろにはマリー・アントワネットをはじめとする王侯貴族の間で愛玩動物として愛されてきました。
その華やかな見た目と可愛らしさ、賢く人懐っこい性格からも日本では高い人気があります。日本での登録頭数は3,734頭となっています。
第17位:ボーダー・コリー
第17位は多くの犬種の中でもナンバーワンの知能を誇るボーダー・コリー。
高い運動能力と作業能力の高さを持ち、かつては牧羊犬として人の役に立ち、現在はドッグスポーツの世界でも多く活躍しています。とても高い知能とは裏腹にとても飼いにくい犬種として知られています。
その理由は高過ぎる知能、運動量の多さ、お世話に手間がかかると言ったものです。
残念ながら育児放棄が多い犬種で、迎え入れる前に最後まで面倒をみる覚悟が必要な犬種です。
日本における犬種別登録件数は3,476頭となっています。
第18位:ジャック・ラッセル・テリア
第18位はブチな柄が特徴的な小型犬、ジャック・ラッセル・テリア。
現代では愛玩動物として家庭で飼われることが多いジャック・ラッセル・テリアですが19世紀中頃にイギリスのデヴォン州(デヴォンシャー)でキツネを狩る猟犬として活躍していました。巣穴にも入り込める低い背に、キツネを巣穴から引っ張り出すための長く筋肉質な体型はキツネ狩りに特化しています。
日本における犬種別登録件数は3,256頭となっています。
第19位:ペキニーズ
第19位は古くから記録に残っている、ペキニーズ。
8世紀ごろの中国皇室の愛玩動物として飼育されていました。
ぺちゃんこの顔に長いたてがみを持つためライオン・ドッグとも呼ばれています。
シー・ズーの祖先にあたる犬種と言われています。
日本における犬種別登録件数は3,199頭となっています。
第20位:イタリアン・グレイハウンド
第20位は小柄で、お世話の手間がかかりにくい、吠えにくいと言ったとても飼いやすい犬種とされるイタリアン・グレイハウンド。
その歴史は古く、現在のトルコやギリシャに位置する2000年以上前の古代遺跡から出土した装飾品には小型のグレイハウンドが描かれていたり、骨やミイラなどが発見されています。
中世には南ヨーロッパに渡り、イタリアの貴族にとても人気があったことから、イタリアン・グレイハウンドという名前が付けられました。
やがてヨーロッパ全土に広がり、愛玩動物として広く飼われるようになり、小型化がなされ、現在のイタリアン・グレイハウンドになりました。
日本でも2003年ごろから飼育頭数が増え、現在では見かけることも多くなりました。
日本における犬種別登録件数は2,987頭となっています。
まとめ
以上、「日本で人気の犬種とは?2024年発表、最新JKC犬種別犬籍登録頭数ランキング」でした。
ワンちゃんそれぞれに特徴があります。
犬を迎えようと考えている方は是非、当サイトの犬図鑑を参考にしてみてください。
飼いたい犬と飼える犬は異なりますので、自分に生活や性格に合ったワンちゃんと巡り会えるといいですね。